田中友香里

リーディングセッションや、寝ているときに見る夢を使ったセラピーをしています。その人… もっとみる

田中友香里

リーディングセッションや、寝ているときに見る夢を使ったセラピーをしています。その人のもつ可能性や魅力は、時間にも物事の善し悪しにも捕らわれることのない素晴らしいものです。その人らしい呼吸と歩幅で螺旋階段を上れるよう、道案内をしています。https://ohialehua.net

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象徴解釈は心をやわらかくします。つまり感情体を育てます。 心をやわらかくするサロンは、占星術、タロットカード、夢を探求し心を育む参加型のサロンです。 主に夢解釈に取り組み、参加メンバーそれぞれが、自分自身で夢を解釈できるよう、知性による理解ではない本当の理解を促します。

  • 基本プラン

    ¥3,000 / 月
  • リーディング込みプラン

    ¥10,000 / 月

マガジン

  • スピリチュアル

  • タロット解説

    毎日インスタグラムでタロットカードからのメッセージを掲載しています。ここではその解説を書いていきます。タロットカード勉強中の方、私の講座を受講中の方の参考になればと思います。 https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot

  • 毎日の星物語

    ひとつひとつの星の運行には、それぞれ物語があって、その星と星の関係性で日々のテーマは変わり、私たちは壮大な宇宙の理のもとで個々の物語を紡いでいます。 どんなテーマで1日が流れているのか、少しずつお伝えしていきます。

  • ホロスコープ解説

    毎日のホロスコープの解説を書いていきます。天体やサイン、アスペクトなど、丁寧に説明されている書籍はたくさんありますので、ここではホロスコープの全体性を通して理解していただけるといいな、と考えています。

最近の記事

解体と再構築

変化とは解体と再構築です。この解体というのは、これまでの自分が崩れるということなので、信じていたものがことごとく当てにならなくなりますが、そうなっても尚、信じていたもの、自分だと思っていた自分に戻ろうとすると、痛みを感じることになります。変化のときは不安定なものですが、心許ないどころではなく、外にも出れなくなることもあるかもしれません。私はそうでした。塔から飛び出す衝撃や、自分が自分でなくなることは、体験してみなければわからないものです。 はじめの大きな衝撃を乗り越えると

    • 遊戯療法の中の数字

      プレイセラピー(遊戯療法)という、遊びを通した心理療法があります。いろいろなおもちゃが用意された部屋で、クライエントの遊びに、セラピストは静かに見守ったり参加したり、「このゾウたちは何をしているの?」と質問して、隠された思いを表出するように促したりして、ただ理解する人がそばにいることで治療が進みます。 プレイセラピーの論文が出てきたので読んでみたら、「3という秩序形成以前のカオスを意味するイメージから1が分離し、2で示される二項対立的な新しい秩序が形成されていく過程」という

      • ハクとツイン

        私が千と千尋の神隠しのハクが好きだったのは、自分が何者であるかを知るヒントがそこにあったからです。人が恋愛をするのは、ツインのような片割れを求めているからで、何者かになろうとしているからだと思ってはいたけれど、ツインのような片割れは今ここに同時に存在できるものとは限らないとわかったし、「やっぱりそうだよね」とハクを通して腑に落ちました。 またハクは川であり神であったことを、千尋と出会うことで思い出すわけで、そこにひどく感動しました。「何者であるか」は思い出すものだと。ツイン

        • 外へ出るようにシステム化されている

          解放されて自由になったものは、自分の意志で扱うことができるようになります。外に出ることができたなら、中に入ることはもちろん、出入りが自由になります。外があることを知らず、外が見えず、内がすべてなうちは、内から出るという自由がありません。自分がどこにいて何に支配され支えられているかは、なかなか気づけないものです。「誰でも恒星が故郷だ」と知った瞬間に、家に扉が出現する場合もありますが、家の中で本を読んでいるだけで、扉も窓もお飾りで機能しない場合もあるでしょう。 内を知り尽くすこと

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        • はじめにお読みください

          このサロンは、夢を体験し、夢を理解し、進化するための場所です。 夢を通して自分自身を自覚し、能動的に生き、人間の本来性を取り戻すことを目的とします。 それはつまり…

        • 3の創造性(2023年10月4日)

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        • 月明かりで自由になる虫(2023年10月3日)

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        • やり切ると吐き出される(2023年10月2日)

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          本音と建前

          夢を解釈したとき、「そんなこと感じてないし思ってない」となるのは、本音と建前みたいに自分自身の気持ちに気がついていない、自覚がないと考えられますが、自分で自分の夢の意味を考え続けることで、この「そんなこと感じてないし思ってない」について無視することになるかもしれません。都合よく解釈するというのかな。そんなつもりはなくても、気がついていないものは、まったく見えないものです。 そういうとき普遍性というのは非常に大切なものになりますが、そもそも夢が個人性の高いものなら、自分自身に

          サインの本質的性質

          山羊座は、この世界での立脚点を見出すことをテーマにしています。社会の中に自分の立つ場所を自分で作り出し、それは決まって天と地を繋ぐ道となっている、というのが山羊座のテーマです。今、冥王星は山羊座の29度にあり、私の牡羊座29度の太陽と90度を形成していますが、火にとっての土は自由を奪い閉じ込めるものなので、私は窮屈な思いをしているのかと言えば、そんなことはありません。 ヘリオセントリックチャートにおけるサインを考えるとき、山羊座は社会性というより、社会の中での自分らしいバ

          サインの本質的性質

          人間になる

          今日友だちと話していて、「周りの人が私のことを良いとか悪いとか色々言っているのはわかるのだけど、本当にまったく聞こえなくて、なんにも感じなかったんだよねー」と私の夢の内容を話したら、友だちが「獣みたいやなー、動物は気にしないやん」と。動物ってそうだよね、ということではなく、なるほどなーと思いました。 11力のカードでは2を表す獣を対象化しようとしますが、この獣を飼い慣らせない限り、人の目が気になるということです。肉体を持った私である獣と自己同一化していると、周囲の評価を頼り

          過去の再考

          未来からの流れを汲むことで、過去を再考することになります。再生かな。意味がなくなって捨てるだけになっていたものが、土に還すと再び芽を出し、馴染み深いものをもう一度救い上げると別のところに行きつき、今が変わっていきます。過去も変わっていきます。未来からの流れをぶつけない限り、これは不可能なことかもしれません。 未来からの流れを過去からの流れと同じ比率で扱うことは、エーテル体と肉体、夢と物質的現実を等しく扱うことにも似ています。

          取り外すことで回収する

          立方体の頂点をすべて自分のものにするというのは、欠けているところを回収することではありますが、欠けていることで、大抵の場合、自分のものではないものがくっついています。なので回収することは、取り外していくことだとも言えるわけです。 肉体を持ったときに影が生じ、部分しか見えず、見えないものばかりになります。それが警戒心や自信のなさに繋がるわけですが、幼い頃には、父と母が欠けたところを守るように補います。父と母あるいは環境から与えられるものによって自分が構築され維持されます。です

          取り外すことで回収する

          時間が所有を生む

          過去世も来世も今世も、自分だけのものに見えますが、自分だけが所有できるものではありません。唯一肉体を持っているときだけ、自分の人生だと言うことができます。この所有という発想が、人生を重苦しいものにしているし、掴んだら離さない、離しづらくなるという状態を生み出します。 時間の流れに乗っていると、過去からの蓄積が今を作ると思い込むので、一度はじめたことは止めづらくもなります。昨日もやって今日もやったことが、明日も明後日もとなっていくと自動化されます。そこに意図や目的がなくてもで

          時間が所有を生む

          服を脱いでから寝る

          地上から天上へと存在の根拠が移るとき、移るというより元々そうだったことを思い出し、認識が変わり、自我が移行し、自分という存在が変わろうとするとき、孤独感や絶望を味わうかもしれません。それはまだ地上に捕まっている自分が、地上には何もないことを心底実感するからで、まだここに希望があるかもしれないと掴んで離さないものがあるからです。 ちょっとでも地上に捕まっている部分があると、地上から離れない、輪廻から出ない理由になり、三途の川で奪衣婆に身ぐるみはがされるとき抵抗し、痛い思いをし

          服を脱いでから寝る

          創造する側の生き方

          いわさきちひろが「大人になることは、他人を愛することができるようになること」と言い、100万回生きたねこが、他人を愛することで死ぬことができたように、愛を知ることは輪廻から抜け出すことに繋がります。愛を知り愛になるとは、立方体の8つの頂点を自分のものにし、中心を取ることではじめて可能になります。欠けのない状態、何かに押しつけず、余計なものがくっついていない状態ではじめて愛を知ることができます。 自分に自信がないとか自己肯定感が低い、あるいは傲慢であり偏見に満ちているというのは

          創造する側の生き方

          陰陽化していないものの美しさ

          この次元から統合を繰り返した先にある、私たちが辿り着ける限界にある統合、一なるものもまた、その上の次元からすると陰陽化しています。限界点に辿り着きそこで得たものは、この世界の言葉で表すことができないもので、色も形も音もないのに絶対的な美しさを感じ、強烈な力を感じるものです。感じるというよりダイレクトに体験します。陰陽化しているものは容易に言葉にすることができますが、陰陽化していないものは言葉にすることができません。それが故にこの世のものとは思えないほどの美しい詩文が生まれ、キ

          陰陽化していないものの美しさ

          背骨とセンタリング

          肉体を持つ自分の軸、物質肉体の軸は背骨にありますが、本質的自己の軸は肉体に依存していない、物質肉体的には何もないところにあります。背骨の掃除が大切なのは、肉体が持つ癖こだわりが背骨に書き込まれていて、着込んだアカシックレコードが折りたたまれて筒を成しているからです。そして「両親や環境から与えられた設定」という手掛かりから、過去世や来世にもたどり着くことができ、様々な設定が「両親のせい」というわけではなく、巧妙に編み込まれた今世の物語になっていることがわかります。 私の両親の

          背骨とセンタリング

          全部出しちゃえばいい

          身体にあらわれる症状は、表情や姿勢はもちろんのこと、心の反映、エーテル体の反映なわけですが、急性の症状に関して、たとえば熱が出たり嘔吐や下痢をしているとき、「全部出しちゃえばいい」という言葉をよく使います。急性のものに関しては、ちょっと溜まったものが噴出して、言わば小出しにしている状態ですが、慢性のものは、エーテル体と肉体の慢性化したズレが表面化している状態で、これもまた「全部出しちゃえばいい」となります。 溜まったものというのは、外からもらった悪いものでもなければ、自家製

          全部出しちゃえばいい

          物語に没入すること

          漫画や本、ドラマでも映画でも、没頭してなり切って物語の中に入ることで、実際に体験せずとも、あらゆる感情を体験することができます。感情体験とは、肉体を持った自分が実際に行動したものだけに限りません。物語に入り込んだことも夢の体験も、すべてが実体験です。 経験したことがなければわからないという実証主義では、ごく限られたもの、ごく一部しか理解できないことになります。ましてや他者の環境や感情を理解することなど、まったく持って不可能です。まったく同じ体験をすることが不可能なのだから。

          物語に没入すること