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ペンタクルス8(2020年4月2日)

今日は小アルカナのペンタクルス8。

ペンタクルスは土の元素で、火と風と水の元素を内包し、総合的にまとめます。
8の数字は圧縮や蓄積を表します。

ペンタクルス8の場合、土の元素に貯められるものは、経験による知識や技術であり、つまりは記憶です。
水晶に記録されたものを理解できるのは、その水晶に同調し映像化できる人に限られます。

ペンタクルス8が蓄える知識や技術、記憶は、読める人には読め、もしかしたら蓄える本人ですらその意味を理解できるのは数年後かもしれません。

今日のサビアンシンボルは、牡羊座13度「成功しなかった爆弾の爆破」です。
とてもよいアイデアが浮かび、それを実現させようとしても、なんだか不発弾のように思った通りに花開きません。
時代がついてくるのを待てなかったのか、単に諦めが早すぎるのか。

ペンタクルスの8で、水晶に書き込まれたデータを解凍するように、牡羊座13度の不発弾は誰がどのタイミングで爆破させるかわかりません。
諦めて放置したものは、他の誰かによって花開くかもしれません。
手放さなければ、相応しい時に最適な形になるのかもしれません。

ペンタクルス8は、伝統技術が相応しい人にだけ伝えられるように、洗練された知識や技術を真に理解できる人は限られ、誰にでも理解されることを望んではいません。
牡羊座もまた、環境に馴染めず理解者はまだいないことを、ここで知ることになります。

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