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6恋人(2020年4月5日)

今日は大アルカナの6恋人。

恋人のカードは、生命の樹ではティファレトとビナーを繋ぎます。
自己の中心であるティファレトに、世界を生み出す母であるビナーの力が降り注ぎます。あらゆるものがビナーから生まれ、私たちはビナーの中で生きています。

個人に与えられる運命は、母が子に与えるようにビナーとティファレトに関係します。
ビナーにより可能性を与えられ、ティファレトは個人の運命を生きることになります。

恋人のカードは、導かれるように進むべき道を見いだします。
ぴったりとくるパートナーや仕事、環境を見つけます。

今日のサビアンシンボルは、牡羊座16度「日の入りに踊っている妖精ブラウニー」です。

どのサインも16度で反対側にあるサインの影響が入ってきます。
自意識の牡羊座には、社交的な天秤座が侵入します。

天秤座の影響により、牡羊座は他人の意見や環境の影響を取り入れようとします。
自意識が弱まり、つまりはやる気や意欲が消えることによって、他人や環境の声を聞くことができます。

と言っても、人はその人の世界を越えることはありません。
自我が弱まれば、6恋人のカードのように、その人に相応しい環境が与えられます。
こんな人と結婚したい!あの人じゃなきゃダメだ!と思っているうちはうまくいかず、ふいにどうでもよくなって力が抜けたときに、相応しい人に巡り会うようなものです。

意地をはって積極的に勝ち取ろうとする姿勢は、個人の限界を越えようとしているようで、実は個人の価値観や精神性を守ろうとするものです。
誰にも譲れない思いがあるというのは、依存やこだわりにすぎないこともあるでしょう。

牡羊座16度では、天秤座の他を積極的に受け入れる姿勢の影響により、個人の意地が消えます。
それによって、恋人のカードのように運命に導かれ、相応しい環境に入ることができるのでしょう。

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