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カップクイーン(2020年4月6日)

今日は小アルカナのカップクイーン。

カップは水の元素で、感情や気、エーテル体を表します。
水に水が混ざって区別がつかなくなるような、結びつく性質があります。
場を共有することで、思いを同じにしていくことや雰囲気を作り出すのは水の性質です。

人物カードのクイーンは、キングの意志を受け取る器として、果てしなさと豊かさを持ちます。

つまりカップのクイーンは、果てしない受容性を持ちます。
またクイーンの意識状態は、日常の意識状態とは違い高次なものです。
カップのクイーンは、高次な感情を維持し巫女のように高次な意志を受容します。

今日のサビアンシンボルは、牡羊座17度「しかめつらした二人の独身女性」です。
16度で天秤座の影響に浸食され、牡羊座は自意識が弱まります。
他人や環境の声を聞くためには、個人の力は弱めなければなりませんが、個人を押し出す気力がなくなることは、牡羊座にとっては死活問題です。

やる気が出せない元気のない牡羊座は、17度で内省傾向が強まります。
しかめつらした二人の独身女性は、環境や他人に対して否定的な感情を増幅させているかもしれません。
あるいは受容性が受容性と反響し、カップのクイーンのように果てしなく感情や気に潜りこむことで、能動性が生まれるかもしれません。

牡羊座17度とカップのクイーンは、果てしない受容性を表し、同質のものを増幅させていきます。
巫女の感情が重いのならば、高次の意志を受け取れないように、重い感情は重い感情を引き寄せるでしょう。

17度の内面の対話が、カップのクイーンのように満ちたものであるなら、18度以降の牡羊座らしさの復活もスムーズにいきそうです。

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