育児で「早くしなさい!」を封印してみた
子供が生まれてから何回、この言葉を使ったのでしょうか?
早くしなさい!
使う時は、
・お出かけしようとしているのに、子供が急に遊び出す。
・お風呂上がりに、いつまでも裸で開放感を味わっている。
・お手伝いをやってとお願いしたのに、なかったことになっている。
列挙すればキリがないですが、すぐにやってよ!という時に多用する言葉です。
でも、子供からしてみると、
・動こうと思ったけど、他に興味があることができた。故に、後回しにしている。
・動いているけれども、上手にできず、結果として早く行動できていない。
・やっぱり動く気がない。
など、それなりに理由があるのだろうと。
育児本を読むと、具体的に時間を示すこと。時間がわからない年齢であれば、これをやったらこれをしようねと明示することが記載されています。
いちいち、やってられん。
これが素直な感情。
とはいえ、大人の冷静な思考力と蓄積された経験から考慮すると、確かにまぁそうだよなと。
ということで、
早くしなさい!封印キャンペーン
仕事から帰ってきた夜の2時間限定ですが、やってみました。
相手は3歳の娘です。
私:「お風呂に入ろう!」
娘:「やだ〜」
私:早くっ、▲※●$(ごにょごにょ)
おっと。危ないアブナイ。しばし待つか。
5分経過
私:「お風呂に入ろう!」
娘:「・・・」おもちゃに夢中
そうかい。ついに反応すらないのかい。
私:「お風呂でこのおもちゃで遊ぼう!」※お風呂グッズで誘うの巻
娘:チラ見。「ふ〜ん」
お主、なかなかやるな。次の手だ。
私:「入浴剤を入れよう!楽しいよ〜」
娘:「あ、やる〜」
きた。勝利。やった。頑張った。
早くしなさい!って大声出さなくて済んだ。
持てる全ての能力を振り絞り、この戦いに勝った。
感情をコントロールできるのが大人であり、知性と経験をもとに困難を乗り越えることができるのだ。
遊んでいたおもちゃを置き、浴室へ向かう娘。
娘:「よし!」
入浴剤を入れて満足そう。が、スタスタと出て行く。
あれ?お風呂に入らないの?服、脱ごうよ。
おもちゃで遊び出す娘…
入浴剤だけ、本当に入れた。
そうかい。そうきたか。すげーな。的確に指示を履行しましたねあなた。3歳にしては上出来だよ。幼稚園、ちゃんと行けるよ。先生もびっくりするわ。
早くしなさい!
なくならないわ。きっと。
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