たなか 不動産

神戸で小さな不動産会社を経営しています。地域の事、不動産にまつわる事、つまらない日常の…

たなか 不動産

神戸で小さな不動産会社を経営しています。地域の事、不動産にまつわる事、つまらない日常のこと等を書かせて頂きます。

最近の記事

究極の断捨離、独立

「会社を辞めるんですよ」 今年何回か電話で聞いた言葉。相手は誰でも知る名の通った仲介会社の責任者だ。 「何で辞められるんですか?」 半分以上答えが分かっているのに、意地が悪いなと我ながら思いながら聞く。 ・どんどん上がる仲介営業の難易度 ・現場に出せないほど衰えた中年営業マン ・いつまでも一人で営業させられない若手 ・迷走する会社からの指示 数え上げたらキリがない。現場の責任者達はみんな疲弊している。 駅前最前列の綺麗な店舗に、豊富な広告量。使い放題の最新鋭営業ツールに

    • 神戸の中華(五目焼きそば)

      48歳、絵に描いたようなアラフィフ世代だ。毎日のジム通いで、腹が出るのは何とか防げているが、食生活はどうだ。肉中心ではないが、昼は特に欲望に走りがちで、お世辞にも栄養バランスが取れているとは言えない毎日。 そんな罪悪感を薄めてくれて、野菜を美味しく食べられる広東料理店の五目焼きそば。たくさんの野菜に海鮮と肉、食事の嗜好が量より品数になってきたアラフィフにもってこいのメニュー。 1,000円以内で、神戸ならどの店で食べてもたいてい美味いし、頻繁に食べても飽きない。具材どっさ

      • コロッケそばへの枯渇

        若い頃、僕は関東にいた時期がある。今は神戸に定着しているが、たまに薬物経験みたいに、突然頭の中でフラッシュバックするものがある。薬物やったことないけど。 それは朝のコロッケそばだ。吐く息が白い冬の巣鴨駅。地下鉄から山手線へのエスカレーターが終わると、待ち受けるのは出汁の匂いを放つノレン。 二日酔いのふらふらした指がコロッケそばと生卵を押す。湯気の向こうでオヤジが茹で機に麺を放り込む。1分も経たずにコロッケとネギ、玉子が浮かんだ真っ黒なつゆに浮かんだアイツがやって来る。七味

        • 相続の話

          こんにちは、屋台みたいな弱小会社を経営しているたなか不動産です。今日は相続に関する話を書かせて頂きたいと思います。 世間でよく聞く、相続後のもめごと。不動産業界にいると、頻繁に遭遇します。特に独立組のメイン顧客層は高齢者なので、その為ですね。相続した不動産を売りたいが、兄弟姉妹間で話がまとまらずに売れない。駅前の大手不動産屋に相談するも、無理ですと断られました…というようなご相談。 不動産は、相続人全員の意思を統一して初めて売り物に出来ます。ご相談案件は相続の登記がいつ終

        究極の断捨離、独立

          神戸の中華(カレーを食べに元町へ)

          こんにちは、たなか不動産です。また、神戸独自の中華をご紹介したいと思います。神戸では広東料理屋さんでカレーを食べます。どのお店も美味しくてお手頃です。それでは目次をどうぞ。 昭和ノスタルジー、香美園元町駅西口から歩いて5分、高架と商店街の間、東行き一方通行の元町北通沿いです。ここはランチタイムに入ると、お客の半分以上がカレーを頼み、もはや広東料理店ではなく、円卓カレー屋と化します。カレーに玉子を追加して注文します。ここで忘れてはならない合言葉は、「ソースも下さい」。あるのと

          神戸の中華(カレーを食べに元町へ)

          決断するアラフィフ達

          最近、同じ不動産業界の人と良く会います。破竹の勢いで数字を作り続けている人、情勢が大きくカーブして悩んでいる人、あいかわらずボチボチやってる人、タイプは違ってもみんな共通の話題が多く、会う人会う人、馬鹿なことも交えて、つい長話をしてしまいます。そんな中、昔勤めていた会社の同僚と会いました。 「色々悩んだけど、会社を辞めないと決めたんだ…」 彼はぽつんと言いました。どんどん辞めていく同僚、残った戦力での消耗戦、不安定な時代と共に迷走する経営方針。そのマイナスの要素を、全て受

          決断するアラフィフ達

          神戸の中華(県庁前のシチュー焼きそば)

          こんにちは。今日は不動産の話を離れて、神戸が誇る中華(特に広東料理)に付いて触れたいと思います。 皆様ご存知の通り、中国料理は上海、北京、広東、四川と大きく4分類されています。なかでも神戸中心地の人気店は、実に8割以上が広東系。女性や子供でも馴染みやすい、あっさりした味付けで、リーズナブルなランチにしやすい庶民派です。たなかが、何回かに分けて、神戸独自の広東料理を紹介させて頂きます。 一番手はシチュー焼きそば。神戸では焼きそばにシチューを掛けてしまいます。と言っても、クリ

          神戸の中華(県庁前のシチュー焼きそば)

          不動産業界における新人育成の限界

          先日、前に勤めていた会社の責任者と会いました。聞けば今月で辞めるとのこと。もう随分前ですが、たなかも同じ会社を辞めた立場。長く勤めた職場を去る時の複雑な気持ちは、痛いほど分かります。やっと開放されてほっとしたような、新しい未来を買うために大切にしていたことを下取りに出してしまったような。 終身雇用なんて言葉がゴミ箱行きになってから、大分経ちますが、やはり去り際は心中穏やかではありません。仕事のこと、会社のこと、家族のこと、喫茶店の片隅で1時間以上、たなかは、うんうん、そうか

          不動産業界における新人育成の限界

          マンションを買うこと(阪神間)

          こんにちは たなかです。 「マンションが高すぎる・・・」 先日ご案内した奥様も、リノベーション再販業者さんも、大手仲介の若い子も、口を開けばみんなコレです。 本当に高いですよね。新築分譲マンションの販売価格なんか、2000年代初頭の2倍以上になっています。もう高い価格に目が慣れてしまって、新築に住みたければ、最低6,000万円以上、みたいな感覚が身についてしまいそうです。 中古も負けていません。築10年以内の物件が新築分譲価格の500万プラスで取引されるなんて当たり前。

          マンションを買うこと(阪神間)

          日帰り島旅のススメ

          四苦八苦しながら会社経営をしていると、頭の中が色々煮詰まってしまうときもしばしば。もう現実逃避したい。でも、販売中の自社物件や管理物件の漏水など、一人不動産屋が泊まりがけで旅行に行くのはかなりハードルが高いです。 たなかは離島が好きなので、家島諸島なども非常に魅力的なのですが、姫路まで移動してからの乗船。離島ならではの気まぐれ経営によりランチ難民になる可能性。船便に左右される帰宅時間…。二の足を踏む要素ばかり。 そこで神戸市民の特権、3時間で行って帰ってこられるショート島

          日帰り島旅のススメ

          不動産屋で独立して大丈夫?

          こんにちは。たなかです。 不甲斐ない営業力で、20年以上も最前線の仲介営業をやっていました。これもひとえに関わって頂いたお客様・上司や部下など、常に人に恵まれていた状況と、長期にわたり担当させて頂いた、阪神間の豊潤なエリアのおかげです。 幸せな会社員生活でしたが、いろいろ思うところがあって辞めてしまいました。その理由については、改めて別の場所で書きたいと思います。 不動産会社に勤めながら独立を考えているあなた。 会社を辞めて、やっていけるか不安ですよね…。 非力ながらに

          不動産屋で独立して大丈夫?

          神戸で不動産屋をしています

          はじめまして。たなかと申します。 連休最終日、現地立ち合いまでの 空き時間で初めてNOTEを書いています。 不動産に関すること、神戸の街に関することなどを ポツポツと発信して行きたいと思います。 最初なので、少し自分のことを紹介させて下さい。 たなかは40代、大手不動産業者を卒業し、 神戸市内で独立開業しました。 基本的に社員はおらず、一人で営業しています。 一応、路面店舗を借りていますが、訪問など、 外出が多く、店にはほとんどいません。 不動産に関することは売買・買

          神戸で不動産屋をしています