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日帰り島旅のススメ

四苦八苦しながら会社経営をしていると、頭の中が色々煮詰まってしまうときもしばしば。もう現実逃避したい。でも、販売中の自社物件や管理物件の漏水など、一人不動産屋が泊まりがけで旅行に行くのはかなりハードルが高いです。

たなかは離島が好きなので、家島諸島なども非常に魅力的なのですが、姫路まで移動してからの乗船。離島ならではの気まぐれ経営によりランチ難民になる可能性。船便に左右される帰宅時間…。二の足を踏む要素ばかり。

そこで神戸市民の特権、3時間で行って帰ってこられるショート島旅に出かけます。

車は垂水ジャンクションから淡路鳴門自動車道へ、長いトンネルを抜けると世界最長のつり橋、明石海峡大橋を渡ります。抜けるような青空に、眼下に移る青い海面、控えめに言って最高です。垂水から乗って淡路インターで下りれば、こんな雄大なアトラクションが910円で楽しめます。

高速を降りたら、淡路島の玄関口、岩屋を目指します。10分もしない内に到着。新しくなったターミナルと対照的な、古い時間貸駐車場に停めましょう。1時間までは無料、あとは1時間ごとに100円という親切料金。岩屋の街並み散策なら、ランチを含めて2時間あれば充分です。

岩屋商店街

今日は10時に思い立ち、11時過ぎに岩屋に到着しました。とりあえず商店街をぶらつきます。路地からネコが顔を出し、頭上をトンビが飛び交います。淡路市でも、すっかり観光地化した西海岸と対照的に、ゆるい空気がただよって、神戸からわずか1時間とは思えない別世界です。

地域唯一の銭湯

予約必須のお寿司屋さんや淡路牛が食べられるステーキ屋さんもありますが、たなかは地元民御用達のスーパーで巻きずしか、お弁当を買って、漁港で食べようと思ってました。間が悪かったのか、今日のマイマートに、あまり触手が伸びる商品はありませんでした。

マイマートの正面に不動産屋が出来てました。水曜日も営業中、たなかもがんばります。

もう少し歩きます。小さな川を渡ると、ソースの焦げるいい匂いがします。あぁ紋六がやってる。良かった。7~8人入れば満席になるような小さなお店ですが、常連さんが譲り合って、たなかの席を確保してくれます。ありがたい。

紋六

注文はすじと豚のお好み焼き、玉子入り。シンプルですが、フワフワで、生地に出汁が効いていて、実に味わい深いメニューです。途中でおばちゃんが「辛いソースもいってみる?」なんてチャレンジもさせてくれます。よく見ると換気扇が全く回っていません。全員の洋服がソースの匂い全吸収です。

すじブタお好み焼き玉子入り

冷水器の水を5杯飲んで完食。いやぁ美味かった。500円ちょっとの代金を払って店を後にします。すっかりきつくなった日差しを受けながら、漁港伝いに駐車場に向かいます。船を係留している港は、派手な柄のフグがヒョコヒョコ泳いで、底が見えるくらい澄んでいます。

岩屋漁港

910円で橋を渡り、お好み焼きを食べて、お土産も買わずに昼過ぎには家に帰る。こんなバカな過ごし方が出来るのも、神戸市民の大特権です。おかげで少し心がほぐれました。今度は電車とジェノバラインでビール片手に漁港散策もしてみたいと思います。


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