この料理は一体なに!?謎の英語のレシピで料理に挑戦 (チーズ編)
前回の記事はこちら↓
こんにちは Tanaです。
前回、「料理」と「英語学習」(英検2級レベル)が趣味の私が
写真なしで英語のレシピを解読し、日本に住んでいながらアメリカの謎の料理を作る企画を記事にしました。
辛口コメントに定評のあるsoraくんからも「面白かった。」と珍しく好評だったので、調子に乗って早くも第2弾に挑戦してみました。
改めてこの企画のルールを説明すると以下の通り。
<ルール>
①写真や料理名は伏せる。
②日本人が想像しやすい料理は除く。
③調理器具や材料は揃えることが可能なもの。
④知らない単語や単位換算は調べても良い。
前回同様、わからない言葉は検索をガンガンかけて挑みます!!!!
Misson1 レシピを解読せよ
今回soraくんが用意したレシピはこちら
※英語が得意な人は一緒に想像してみてください。
Ingredients
1 lb Ribeye steak trimmed and thinly sliced*
1/2 tsp Sea salt or to taste
1/2 tsp Black pepper or to taste
1 sweet onion (large), diced
8 slices provolone cheese mild (not aged provolone)
4 Hoagie Rolls sliced 3/4 through
2 Tbsp unsalted butter softened
1 garlic clove pressed
2-4 Tbsp mayonnaise or to taste
Instructions
Slice hoagie rolls 3/4 of the way through with a serrated knife. Dice onions and thinly slice beef.*
In a small bowl, stir together 2 Tbsp softened butter with 1 pressed garlic clove. Spread garlic butter onto the cut sides of 4 hoagie roll. Toast the buns on a large skillet, flat cooktop or griddle on medium heat until golden brown then set aside.
Add 1 Tbsp oil to your pan/cooktop and saute diced onions until caramelized then transfer to a bowl.
Increase to high heat and add 1 Tbsp oil. Spread the super thinly sliced steak in an even layer. Let brown for a couple of minutes undisturbed then flip and season with 1/2 tsp salt and 1/2 tsp black pepper. Saute until steak is fully cooked through then stir in the caramelized onions.
Divide into 4 even portions and top each with 2 slices of cheese and turn off the heat so the cheese will melt without overcooking the meat.
Spread a thin layer of mayo on the toasted side of each roll. Working with one portion at a time, place a toasted bun over each portion and use a spatula to scrape the cheesy beef into your bun as you flip it over. Serve warm.
Recipe Notes
*For easier slicing, cover and freeze your steak for 30-40 minutes (freeze a thicker steak 40 min and a thinner steak 30 min).
うーん。ざっと見た感じは牛肉とチーズと刻んだ玉ねぎとバンズ?
「ハンバーガー(すごくシンプルなやつ)だね!」
と早くも自信満々の私。
しかし、soraくんは「ハンバーガーではない。」と一蹴。
さて、ここからは単語の意味を検索しつつ解読を進めます。
Ingredients(材料)
1 lb Ribeye steak trimmed and thinly sliced*
牛肉薄切り(リブ) 453g
1/2 tsp Sea salt or to taste
塩 小さじ1/2(お好みで)
1/2 tsp Black pepper or to taste
黒胡椒 小さじ1/2
1 sweet onion (large), diced
玉ねぎ(大)、さいの目切り(お好みで)
8 slices provolone cheese mild (not aged provolone)
プロヴォローネチーズマイルドスライス8枚
4 Hoagie Rolls sliced 3/4 through
ホーギーロール(コッペパン的なやつ)4個 3/4切れ込みを入れて
2 Tbsp unsalted butter softened
無塩バター(柔らかくしたやつ) 大さじ2
1 garlic clove pressed
刻みにんにく1片
2-4 Tbsp mayonnaise or to taste
マヨネーズ 大さじ2〜4(お好みで)
わからない単語はとにかく検索します。今回気づいたことは想像がつかないものはGoogle画像検索でイメージを膨らませると便利だということ。(英単語学習とかでもよく聞く手法ですね。)
なるほど「garlic clove pressed」はガーリックをみじん切りっぽくすればいいのね。。。(潰す機械もないし)
今回のレシピに出てくるプロヴォローネチーズ。日本では全くみたことがありません。
soraくんいわく、「アメリカでは一般的だよ。」とのこと。
さて、謎チーズ問題にどう対応するか。
ちなみにレビューによれば「淡白」「セミハード」「焼くとよく伸びる」チーズらしいです。「モッツァレラの硬いやつ?」と想像しましたが。。。味わった経験がなければ代用品も浮かばないので、今回は頑張って探すことにします。
続いて作り方も雑に翻訳をしました。
Instructions(作り方)
Slice hoagie rolls 3/4 of the way through with a serrated knife. Dice onions and thinly slice beef.*
ホーギーロール(コッペパンみたいなやつ)をナイフで3/4切れ込みをいれる。賽の目に切ったたまねぎと薄切りの牛肉を用意する。
Recipe Notes
*For easier slicing, cover and freeze your steak for 30-40 minutes (freeze a thicker steak 40 min and a thinner steak 30 min).
簡単なスライス方法:ラップ?とかで覆い、30〜40分ステーキを冷凍する。(かたまり肉は40分、薄めのステーキは30分)
In a small bowl, stir together 2 Tbsp softened butter with 1 pressed garlic clove.
小さなボールに柔らかくしたバター(大さじ2)と刻みニンニク(1片)を入れて混ぜる。
Spread garlic butter onto the cut sides of 4 hoagie roll.
パンの切り口にガーリックバターを塗る(4つ分)。
Toast the buns on a large skillet, flat cooktop or griddle on medium heat until golden brown then set aside.
大きなフライパンでバンズを焼き、中火できつね色になるまで焼き目をつけて、取っておく。
Add 1 Tbsp oil to your pan/cooktop and sauté diced onions until caramelized then transfer to a bowl.
大さじ1の油を入れ、フライパンで玉ねぎに焦げ目がつくまで焼いて、ボールに移し変える。
Increase to high heat and add 1 Tbsp oil. Spread the super thinly sliced steak in an even layer.
高温になったら、さらに大さじ1の油を加え、牛肉を広げておく。
Let brown for a couple of minutes undisturbed then flip and season with 1/2 tsp salt and 1/2 tsp black pepper.
火が通ったら、裏返し、塩胡椒(各小さじ1/2)をふり、味をつける。
Saute until steak is fully cooked through then stir in the caramelized onions.
十分火が通ったら、取っておいた玉ねぎを絡める。
Divide into 4 even portions and top each with 2 slices of cheese and turn off the heat so the cheese will melt without overcooking the meat.
4分割し、チーズを2枚ずつ乗せ、肉に火を通しすぎないように余熱で溶かす。
Spread a thin layer of mayo on the toasted side of each roll.
マヨネーズをバンズの焼いた面に薄く伸ばす。
Working with one portion at a time, place a toasted bun over each portion and use a spatula to scrape the cheesy beef into your bun as you flip it over. Serve warm.
1人前ずつヘラでチーズの溶けた牛肉を取り分けて、バンズに乗せる。
温かいうちに召し上がれ。
ホーギーロールという耳慣れないパンは検索するとコッペパンのような形をしていたので、おそらくサブウェイのサンドイッチみたいな料理だということが判明。
私の予想は
チーズ!牛肉!にんにく!バター!なガッツリ系サンド
サブウェイ界のチー牛的な感じでしょうか。
※チー牛:チーズ牛丼の略
・・・って、あれ?そういえばプロボーネチーズを検索した時。
「ん???」
よくみてみると。。。。
「あ、怪しい料理が!!!!」
サンドイッチに牛肉とチーズ!ほぼ答えじゃん?!
「チーズステーキ」
という料理名に奇跡的にたどりついてしまいました。
Google怖。答えが出ちゃった感がありますが、微妙に違うかもしれないし、作ってみるまでわからない。というわけで、続行します。
Mission2 材料を揃えよう
今回は特に「プロヴォローネチーズ」探しに苦労しそうな予感がしますが、頑張って日本の一般的なスーパーを中心に揃えていきたいと思います。
1.牛肉薄切り
リブってバラと本当はちょっと違うらしいのですが、まあ脂っぽいところという点において共通しているので良しとします。自分で切らなくても薄切り肉があるのが日本の良いところですね。
レシピは4人前と聞いたので、半分ちょいの265gにしました。
価格 565円(100gあたり198円)
2.玉ねぎ(大)
めちゃくちゃデカい新玉ねぎが特売で2個で88円でした。半分くらい使います。
価格 44円
ちなみにチーズを手に入れるまでに時間がかかったので、あらかじめ賽の目に切って、冷凍してました。
3.プロヴォローネチーズ
さて問題のプロヴォローネチーズです。近所の大型スーパーなどでも売っていなかったので、入手先を色々探してみました。
⑴ネット通販
調べてみると日本でも製造している工房が存在するようで、通販がありました。しかし、冷蔵のせいか送料が高い!500円くらいのチーズにも1000円くらいの送料がかかるようです。かと言って送料無料のために色々と買うのも。。。ということで今回は断念。
牧家さんは他の乳製品もとってもおいしそうなので気になる方はぜひ。
因みにふるさと納税の返礼品としてもあるみたいです。↓
島根県の木次乳業さんでも製造しているようです。↓
カルディオンラインにもありましたが、在庫なしでした。↓
⑵コストコ
個人的にコストコは最早アメリカという認識なので、「材料を身近なところで揃える」を裏の目標にしていた私にとって、禁忌でした。家族が会員で普段から行っているということもあり、今回はコストコに頼りました。(大変悔しい)
チーズコーナーに普通に売ってました。餃子の皮みたいな見た目です。厚みは餃子の皮の3倍くらいあります。ちなみに試しに一枚、生で食べましたが、焼く前だと臭くてまずいです。(※個人の感想です)
(soraくんはこのチーズのファンなのでこの発言に怒ってました😡)
価格:888円(20枚入り)
4.ホーギーロール
地元のスーパーを探すもコッペパンが売ってないことに気づきました。ホットドッグ用に縦に切れ込みが入っていたり、小さなフランスパンだったりでサブウェイのような大きめのサンドイッチパンがみあたりませんでした。よってこれもコストコに頼りました。
コストコで有名な180円のホットドッグのバンズと同じです。切れ目も横に入っています。便利。そして何より安い。
価格:168円(6個入り)
5.にんにく
家にあったやつ。3つで98円とかで売っています。
6.無塩バター
家にあったバター
7.塩、コショウ
これも家にありました。
というわけで材料が揃いました。
今回の材料費は1665円
結構安いですね。
Mission3 調理せよ
さて、いよいよ調理に入ります。Google先生のおかげで、もうなんかイメージはついていますが、上手く作れるのか?
1.パンに切れ込みを入れる
もうすでに入ってました。
2.ガーリックバターを作る
ガーリックを刻み、バターと一緒にレンジで軽くチンしました。
それをバンズの切れ目にぬりぬり。油とガーリック臭にビビって少し薄めに塗りました。
3.バンズを焼く
中と外と両方焼きました。
4.玉ねぎを炒める
新玉ねぎなので結構水分が出ましたが、放置してたらちゃんと焦げ目がつきました。
5.牛肉を焼く
塩胡椒を振ります。味付けはここだけなのでちょっと塩多めにしました。
6.玉ねぎを絡める
先程炒めた玉ねぎを追加します。
7.チーズを乗せて余熱で溶かす
火を止めてチーズを乗せます(チーズをちぎるの忘れました。)
溶けにくかったので弱火で加熱しました。
8.バンズに挟む
バンズに恐る恐るマヨネーズを塗り、(ここで、バター、チーズ、牛肉と来ているのにさらにマヨネーズを足すという発想にドン引きしました。アメリカ怖い。)肉を乗せます。
Mission4 実食
ついに完成!!!!!
盛り付けをした謎の料理がこちら。
おいしそーーー!!!!
ちなみに肉は2分の1の量にしたのに、6個できました。(???)
ガーリックの香りがしておいしい。焼き肉用の牛肉なのでプルコギサンドみたいな食感。チーズもモッツァレラのように淡白で、よく伸びる。
味つけは塩だけなので、意外とあっさりした味。油に恐れ慄いて勝手に少なめにしましたが、がっつりバター塗ってマヨネーズを塗ったほうが確かに美味しいかも!!あと肉がはみ出るくらいいっぱい挟んだほうがいおいしいです。肉の味をもっと濃いめにしてレタスなどを挟むのもアリな気がする。
また、プロヴォローネチーズはモッツァレラ入りのとろけるチーズで代用できる気がします。
<美味しく食べるポイント>
・バター、マヨネーズは躊躇せず、しっかり塗る
・肉はたっぷり挟む
・半分に切ると食べやすい
・チーズが固まらないうちに食べる
答え合わせ
さて、この料理の正解はなんなのでしょうか。soraくんに聞いてみました。
おーー!!!大体合ってるーーーー!
<細かな違い>
・牛肉が細切れっぽい感じ(食べやすそう)
・牛肉を4分割してそれにチーズを乗せる。
・バンズのカット面にがっつり焼き目をつける。
・パンが硬そう。
正解は
”Philly cheesesteak”(フィリー・チーズステーキ)
でした。やっぱり「チーズステーキ」じゃん。笑
ちなみにペンシルベニア州Philadelphia(フィラデルフィア)発祥の有名な料理らしいです。アメリカをよく知らない私ですが、日本ではクリームチーズの名前に「フィラデルフィア」がついているせいか、なんだか勝手にチーズのイメージがあります(CMのphillyって呼んでね!のフレーズでphillyがPhiladelphiaの略?愛称?ってことも何となく知っていました)。いつか現地で食べてみたいです。
いかがでしたでしょうか?
今回も材料に苦労しましたが、なんだかんだで楽しい企画でした。また別の料理にもチャレンジしてみたいなと思いました。「チーズステーキ」は簡単で美味しかったので、旅行はできなくても、アメリカを味わってみたいという方は作ってみることをお勧めします!
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