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気功を始めるきっかけ

私の気に対する考え方

私は剣道を昔からやっていた関係で、先生から良く丹田に気をためて相手に打ち込みなさいという指導を受けていて、現実にも気は存在してレベルの高い剣士は気のやり取りをしているという話を聞いていたので、気のことをいつも気にしていた。

ちょうど世代的にもドラゴンボール世代なので気は私にとって面白くなじみやすいイメージが有ります。今の日本社会で気功は影が薄くて熱狂的な愛好家や一流の武道家や治療の一環として気功を取り入れている人とかにしか普及をしておらず、とてもマイナーな扱いをされている印象です。

日本で気が流行らない2つの理由

1.気功は金もうけに繋がらないから

何故日本で気功が流行らないのかの原因を考えてみると私には二つの理由が思い浮かびます。1つ目は日本社会は資本主義の社会であるのに対して、気功はなかなか商売になりにくいものだということです。

気功で人を治療できると宣伝しても、根拠に乏しいものはなかなか人は信じてくれません。気功は性質が複雑なので、有る人には効いても、他の人には効かなかったりして扱いが難しいと考えられます。究めるのに膨大な時間がかかり、金もうけのための効率はあまりよくないと考えられます。下手したら、病院の営業妨害になってしまいます。

2.気が目に見えないから信用してもらえない。認知することができない。

2つ目の理由としては気が目に見えないもので、なかなか実際にあるものであるということを認識できないということです。昔の人は日常的に自然の中で生活し、体をよく動かしていたので、自然と気の感覚が養われて、気は自然界に存在するものとして当たり前のように受け入れていたと考えられます。

最近の世の中は人工的な物が溢れかえっている状態で、自然と距離を置いた状態で生活することが増えています。一日中便利な物に囲まれて、体をよく動かしたり、動物や植物と接する時間も減ってきています。なので現代人は昔の人達に比べて、気の感覚をつかみずらい状態になっています。

気を身に付けるための取り組み

私は気功は必ず身に付ければ、人生に役に立つと思ったので、自分でも身に付けようと思い、自分が身に付けたら、人に教えて、普及させる活動にも携わっていきたいと考えたので、実際に気功の勉強や訓練を日常的に行うようになりました。

気に関する本を読む

藤平光一先生の「気の威力」という本で初めて気に関する知識を学ぶ

最初に気を勉強したのは、藤平光一先生の気の本を読んだのがきっかけです。この本の内容は、気は自分が体から気が出ている」と自分が思い込めば、実際に気が出ている状態になって、相手が自分を押しても、全然動じなかったり、相手を遠くへ突き飛ばすことができるというものでした。

藤平先生はプロ野球で活躍した王貞治選手の指導も行ったことがある人物です。長嶋さんは普段から意識しなくても気が出ている人なので、とてもアグレッシブで前向きな思考ができていると解説しています。

この本は読んで面白い内容の本ですが、若干具体性に欠けて、この本を読んで実践すれば必ず気の感覚が身につくという確信には至れませんでした。そこで私はインターネットを使って、気功のことをもっと深く勉強してみようと考えました。

矢山利彦先生の「気の人間学」「続気の人間学」という本や動画でさらに具体的な知識を学ぶ私が次に見つけたのは、矢山利彦先生が執筆されている「気の人間学」という本と矢山先生が発信している気を解説している動画でした。

矢山先生は九州大学の医学部を卒業された人でとても頭が良い人です。矢山先生は武道の心得がある人で、武道の腕を磨くために、滝行や立禅などを生活に取り入れて実践されています。

矢山先生の著作の本は気功を理論的に実際的に書かれていて、どのようにトレーニングをすれば、気の感覚が身に付き、気功を日常に取り入れられるという内容が書かれています。

気を身に付けるトレーニング方法の解説が多く、小周天、大周天、指気功、スワイショウ、立禅などの用語の意味とトレーニング法を学ぶことができます。空海の三密加持についての解説もあり、気功をすると体に科学的にどのような作用をするのか、脳波への影響、健康にどう役に立つのかも詳しく書かれています。

気の動作を真似てみる

私は最初に矢山先生の動画の気功の動きをそのまま真似ることから始めました。スワイショウや六つの呼吸や立禅などをそのまま真似して、小周天や大周天の動きを全部そのまま真似て、毎日早朝に起きて実践することにしました。

私は朝早く起きて、実家の周りをランニングする習慣があったので、ランニングで、河川敷を走った先に、大きな木と川の流れる音が聞こえるスポットが有ったので、そこで一回立ち止まり、矢山先生の動画で覚えた動きを一通り実践しました。

何か月の間同じ動作を繰り返して、手先の感覚が若干変わってきたのを認識することができました。その時はまだ始めたばかりなので、これが気であるという確信には至れませんでしたが、気功をやっていくうちに、気分が晴れて穏やかな状態で過ごす時間が増えていったと思います。

ヨガも気功と同時に取り入れて、ヨガもやっていてとても気持ちが良く、明らかに柔軟性やバランス感覚が向上したのでヨガと気功を毎日の生活に習慣づけることにしました。


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