最近の記事

持たないことに憧れる生活

**変化を前提にした生き方:柔軟性と現実性の大切さ** 「全ての物事は変わること、変えることを前提に組み立てる」というテーマについてお話ししたいと思います。皆さんも「一生もの」という言葉を聞いたことがあると思います。でも、どんなに高価な宝石や時計でも、一生ものとして自分のお気に入りであり続けるかどうかは分かりません。実際にはそうでないことの方が多いんですよね。 たとえば、一生ものだと思って買った家や高価な時計が、後になって負債として残ることもあります。あの時高い買い物をし

    • 小学生のランドセルが重い問題と柔軟性を欠く小学校:本質的な解決策を一緒に考える

      最近、小学生のランドセルが重すぎるという問題が多くの保護者の間で話題になっています。お子さんが毎朝、重たいランドセルを背負って登校する姿を見て心配される方も多いことでしょう。この問題は、子供たちの健康や学習環境に大きな影響を与えるため、非常に重要です。そこで、今回の記事ではランドセルの重さの原因やその影響、そして学校と保護者が一緒に取り組むべき課題について考えてみたいと思います。 #### ランドセルが重い原因 ランドセルが重くなる主な原因の一つは、教科書や教材の増加です

      • 熱中症アラートで体育や行事を中止すべきか

        #### はじめにこんにちは。最近の猛暑で、子どもたちの健康が心配ですよね。学校行事が中止になったり延期されたりすることが増えていますが、それにはしっかりとした理由があるんです。今回は、なぜ熱中症アラートが発表されると学校行事が影響を受けるのか、その理由を詳しく説明します。 #### 熱中症アラートとはまず、「熱中症アラート」とは、気象庁と環境省が発表する情報で、特に暑さが厳しい日に熱中症のリスクが高まることを警告するものです。具体的には、日中の最高気温が33度以上になると

        • 小学校の水泳授業でハンコを忘れた児童を見学させるルールを見直すべき理由

          #### 1. はじめに 小学校の水泳授業において、ハンコを忘れた児童が見学を強いられるというルールが存在します。このルールは、多くの保護者や教育関係者の間で議論を呼んでいます。この記事では、このルールの問題点と見直しの必要性について考察し、改善策を提案します。 #### 2. 現状のルールとその背景 現在、多くの小学校では、水泳授業の参加には保護者の押印が必要とされています。この押印は、保護者が水泳授業に参加することを承認した証拠として機能しています。しかし、児童がハ

        持たないことに憧れる生活

        • 小学生のランドセルが重い問題と柔軟性を欠く小学校:本質的な解決策を一緒に考える

        • 熱中症アラートで体育や行事を中止すべきか

        • 小学校の水泳授業でハンコを忘れた児童を見学させるルールを見直すべき理由

          高い期待と惜しみない。支援が子供を伸ばす アンジェラダックワースやり抜く力より

          やり抜く力を育てるためには、子供が自分の目標に向かって頑張り続けるための環境を整えることがとても大切です。 ここでは、「高い期待」と「惜しみない支援」を組み合わせることで、どのように子供のやり抜く力を育むかについて、本書に書かれた中学校1年生を受け持つ先生が行った作文のフィードバックに関する実験を例に詳しくお話しします。 **高い期待:** 親や先生が子供に対して高い期待を持つことは、子供が自分の能力を信じて挑戦する意欲を高めます。でも、期待があまりにも高すぎるとプレッシ

          高い期待と惜しみない。支援が子供を伸ばす アンジェラダックワースやり抜く力より

          先生って、厳し派?優しい派?どっちがいいの? 「やり抜く力」から考える、子どもにとっての望ましい大人の役割

          アンジェラダックワースの「やり抜く力」という書籍によると、成功の秘訣は才能ではなく、努力を続ける力なんだそうです。 レベルに合わせた、厳しさと優しさを使い分けるのがポイント例えば、初心者の頃は、失敗を恐れずに挑戦できる環境が大切。そのため、丁寧な指導 を 惜しまない 優しい先生 が 良いでしょう。 **「まずは楽しみながら、色々なことに挑戦してみよう!」**というような、興味を持ち続ける こと が 重要です。 しかし、徐々に慣れてきたら、もっと成長したいと思うようになり

          先生って、厳し派?優しい派?どっちがいいの? 「やり抜く力」から考える、子どもにとっての望ましい大人の役割

          我が子のやり抜く力を育てるには、まずは興味の対象を探すことだ。

          ### 我が子のやり抜く力を伸ばすために 我が子のやり抜く力を伸ばしたいと思うと、幼い頃から一つのことに打ち込ませるのが良いのではないかと考えてしまうことがある。しかし、一つのことに取り組ませたら、簡単にやめさせたり諦めさせたりするのも良くないのではないかと感じる。 そもそも、我が子が何に興味を抱くのかは未知数だ。親の願望や本で読んだエビデンスが必ずしも役に立つとは限らない。 アンジェラ・ダックワースが明らかにした、情熱を持った人たちのやり抜く力の根源には以下の4つの要

          我が子のやり抜く力を育てるには、まずは興味の対象を探すことだ。

          『努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術』の感想

          『努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術』は、尾原和啓と伊藤羊一による共著で、努力の概念を根本から再定義する革新的なビジネス書です。尾原和啓はフューチャリストとして数多くの企業で新規事業の立ち上げに携わり、人工知能やデジタル化に関する著書を多数執筆しています。一方、伊藤羊一はリーダーシップ開発の専門家であり、多くの人材育成プログラムを手がけています [[❞]](https://www.gentosha.co.jp/book/detail/97843440

          『努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術』の感想

          大雨休校の学校で、教職員は何をしているのか。

          昨日の大雨では、市内多くの小中学校が休校になった。 安全第一に賛成なので、それ自体は良い。 一方、学校では朝5時の早朝(正確にいうと前日)から、雨雲レーダーとにらめっこをして、相当頭を悩ませていた。 1 学校の休校判断はどのようにするのか 荒天時、市内一斉休校というのは稀である。 地域によって、想定被害が違うからだ。 今回だって、浸水など心配な地域もあれば、全くそうでない地域もある。 だから、各学校の校長の判断に委ねられる。 しかし、「各学校の判断」は、データによって

          大雨休校の学校で、教職員は何をしているのか。

          「学力低下問題」を疑う

          こんにちは!みなさんは、「学力低下」と聞いて、 ・今の子どもたちが、自分たちが子どもの頃より劣っているのではないか。 ・学校のレベルが下がっているのではないか。 と心配になったことはありませんか。 でも、そういう意味ではないのです。 日本の学力低下は、事実なのでしょうか。一緒に考えてみましょう。 ======== 学力低下のデータを見てみよう 国際的なテストの結果 世界中の子どもたちの学力を調べるために、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)やPISA(OECD

          「学力低下問題」を疑う

          Mrs. GREEN APPLE コロンブスMV公開停止は正しい選択か?もし、授業にするなら

          MrsGreenAppleの新曲「コロンブス」ミュージックビデオの公開停止は、SNSやメディアで大きな話題となりました。特にTwitterでは、「#MrsGreenApple」や「#コロンブスMV」がトレンド入りし、多くの議論が交わされました。 影響と反響 ファンの間では、バンドの対応を支持する声が多く見られました。あるファンは、「ミセスの迅速な対応は素晴らしい。問題が指摘されたらすぐに対処するのはプロフェッショナルだ」とコメントしています​(批判に真摯に向き合う姿勢が好

          Mrs. GREEN APPLE コロンブスMV公開停止は正しい選択か?もし、授業にするなら

          宿題と放課後の時間の使い方:みんなのバランスを見つけよう

          こんにちは、小学校の先生をしていると、いろんな子供がいることがわかります。同じ宿題でも「量が多い」と感じる子もいれば、「多くない」と感じる子もいます。そして、テレビやゲームの時間が長くて宿題がなかなか進まない子もいます。今回は、みんなが放課後の時間をどう使っているのか、そしてどうすればもっと楽しく過ごせるかを考えてみましょう。 放課後の時間の使い方 まず、放課後にどんなことをしているのか見てみましょう。ここに、一般的な小学生がどんなふうに時間を使っているかの例があります:

          宿題と放課後の時間の使い方:みんなのバランスを見つけよう

          風邪は薬で治るは嘘 自然に治る 思い込みやネット情報のウソをアップデートしよう

          松永正訓著の「子どもの病気 常識のウソ」を読むことで、親としての医学的知識を見直す重要性を再認識しました。特に、風邪は薬で治るという誤解を解き、自然治癒の大切さを理解することができました。ネットの医療情報に騙されないためには、正しい情報源を選び、自分自身の知識を常にアップデートすることが必要です。 子どもの病気に対する不安は親なら誰しも感じるものです。 私も子どもが風邪を引くたびに、早く治してあげたい一心で病院へ連れて行き、処方された薬に頼っていました。 しかし、松永先生の

          風邪は薬で治るは嘘 自然に治る 思い込みやネット情報のウソをアップデートしよう

          1年生のおこづかいはいくら? 2024

          子どもにおこづかいを上げることは、多くの保護者にとって大きな悩みの一つです。適切な金額やタイミング、ルールの設定など、さまざまな要素が関わります。本記事では、子どものおこづかいの上げ方について、具体的な事例や統計データを交えて解説します。 1. おこづかいを上げる時期 おこづかいを上げ始める時期は、家庭や文化によって異なりますが、一般的には小学校に入学する頃から始める家庭が多いようです。2024年の調査によると、日本の小中学生の平均おこづかい額は以下の通りです: 小学校

          1年生のおこづかいはいくら? 2024

          親として「患者が知らない開業医の本音」を読む

          子どもが病気になった時、保護者もまた不安やストレスを抱えます。 本書「患者が知らない開業医の本音」では、元大学病院小児科医である松永正訓先生が、自身の経験を基に、開業医のリアルな姿や、患者との向き合い方などを赤裸々に語っています。 この本を読むと、 ・小児科受診に不安を感じている保護者の気持ちが理解できる ・小児科医の患者に対する考えや、治療方針の背景にある思いを知ることができる ・医師の説明をよく聞いて理解することが大切であるとわかる など、小児科受診に対する考え方が

          親として「患者が知らない開業医の本音」を読む

          公立学校は最強の子育てサービス機関 保護者は知らない学校の役割

          公立学校は最強の子育てサービス機関である。その役割は時代とともに変化しており、現在では託児サービス、福祉サービス、学習サービスの拡充が進んでいる。本記事では、これらの変化について具体的に論じる。 保護者が望む 託児サービス まず、保護者に求められる託児サービスについて考える。共働き家庭の増加は顕著であり、内閣府のデータによると、2020年には共働き世帯が全世帯の68.6%を占めている。このような状況下で、学校の開門時刻を遅らせると多くの親が困ることが想像できる。例えば、朝

          公立学校は最強の子育てサービス機関 保護者は知らない学校の役割