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好きなことだけで生きる人が成功する時代:ダークホース読後感想


「好きなことだけで生きる人が成功する時代」って聞いて、何を思い浮かべますか?仕事が趣味になっている人、自由に生きている人、そんなイメージでしょうか。この本は、トッド・ローズとオギ・オーガスが書いたもので、まさにそんな人たちが成功するためのヒントがたっぷり詰まっています。


二人の著者は、個性と充足感を追求することが成功への道だと主張しています。学校の成績や会社の評価に縛られず、自分が本当に好きなことを見つけて、それを追求することが大事なんだとか。これ、ちょっとワクワクしませんか?


まず、「ダークホース」って何?って思いますよね。ダークホースは、競馬用語で「思いがけない勝者」を指します。この本では、自分のペースで、自分の方法で成功する人たちのことを指しています。つまり、みんなが同じレールを走る時代は終わり、自分の個性を最大限に生かす時代が来たということです。


この本で強調されているのが、「小さなモチベーション」と「充足感」の追求です。大きな目標や情熱を追いかけるのではなく、日々の小さな喜びや満足感を大事にすることが、長期的な成功につながると述べられています。例えば、キノコの種類を識別することや、鳥の観察が好きな人が、その情熱を仕事に変えた事例も紹介されています。


本書には、具体的なダークホースたちの成功例がたくさん載っています。例えば、整理整頓が好きでそれを極めた結果、プロのオーガナイザーとして成功した人の話など。これらの例から学べるのは、自分の小さな興味や好きを見つけ、それを磨くことで大きな成功を収めることができるということです。


自分の個性や強みを見つけるには、まずは小さなことから始めてみることが大事です。日々の生活の中で、少しでも「楽しい」と感じることを見つけ、それを深掘りしていく。このプロセスが、自分の強みを発見し、それを活かす道筋を作ってくれます。また、環境に応じて適応しながら、自分の個性を最大限に活かす方法も学べます。


現在の学校教育では、協調性が重視されています。協調性は、人間にとって必要な能力であり、組織の中でうまくやっていくためには欠かせないものです。しかし、これは標準化された考え方に基づいており、全ての子供たちに同じ枠組みを強いるものでもあります。


私たちが本当に望むべきは、子供たちが自分の強みを発見し、それを最大限に伸ばすことです。標準化の中で適応する生き方ではなく、自分自身の個性や才能を発展させていく方向で成長していってほしいと願います。この本は、そのための一つの指針を提供してくれます。


この本を読んで感じたのは、成功の定義は人それぞれであり、自分のペースで、自分の方法で生きることが大事だということです。学校の成績や社会の評価に縛られず、自分の好きなことを見つけ、それを追求することで、充実した人生を送ることができる。まさに、「好きなことだけで生きる人が成功する時代」が到来したのです。


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