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我が子のやり抜く力を育てるには、まずは興味の対象を探すことだ。
### 我が子のやり抜く力を伸ばすために
我が子のやり抜く力を伸ばしたいと思うと、幼い頃から一つのことに打ち込ませるのが良いのではないかと考えてしまうことがある。しかし、一つのことに取り組ませたら、簡単にやめさせたり諦めさせたりするのも良くないのではないかと感じる。
そもそも、我が子が何に興味を抱くのかは未知数だ。親の願望や本で読んだエビデンスが必ずしも役に立つとは限らない。
アンジェラ・ダックワースが明らかにした、情熱を持った人たちのやり抜く力の根源には以下の4つの要素がある。
1. 子どもの頃には大人になったら何をしたいか分からない
子どもの頃に将来の職業や興味を完全に理解するのは難しい。
2. 興味は内省ではなく外部との交流から生まれる
興味は様々な体験や交流を通じて生まれる。興味のないことや失敗を重ねることで、自分の本当に興味を引くものを見つけていくのだ。
3. 見つけた興味をさらに掘り下げる必要がある
興味を持てることが見つかったら、それをさらに掘り下げていくために長い時間をかける必要がある。しかし、自分の興味をメタ認知するのは大人でも難しいことだ。
4. 強い興味を持ち続けるには周囲の励ましが必要
親、教師、コーチ、仲間などの周囲の励ましや応援が、子どもが強い興味を持ち続けるために重要だ。
ここで重要なのは、子どもがやりたいことや興味がなくてやめたいことを否定せずに励まし、次のチャレンジを促せるかどうかだ。
### やり抜く力とは
この考え方からわかるのは、やり抜く力とは苦境にも歯を食いしばって耐えることではなく、本当に自分が興味を持てることを探すことから始まるということだ。
例えば、我が子は幼稚園で1年間サッカーを習ったが、コートに立ってもボールを避け、一度もボールに触らずに試合を終えることがあった。もちろん、次の3月にはやめた。しかし、これを無駄だったとは思わない。息子の興味がサッカーにないことがわかったのだから、それも一つの収穫だ。
親として重要なのは、子どもの興味を見守り、次のステップをサポートすることだ。やり抜く力を育むためには、まずは子どもが興味を持てることを見つけ、その興味を深めていくプロセスを大切にしたい。
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