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幸せの数珠つなぎ。ウエディングドレスで繋がるご縁が再来!

結婚式で着た思い出のウエディングドレスを、日傘にリメイクするということ

今日はこの話題についてお話していきます。



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ウエディングドレスへのこだわり

さて、ウエディングドレスを着たいと思ったら、まずどんなことを考えますか?

もう10数年も前のことになりますが、自分のケースを思い返してみると、「どんなドレスを着たいかな?」というざっくりとしたイメージから始まって。

お式の準備が進むにつれて、どんどん具体的になっていきました。

ただ、「予算」という現実問題があるので、私の場合はレンタル一択。

レンタルするか、購入するか(既製品かオーダーメイドかのチョイスを含め)という2択ではなかった。

契約した式場がドレスの持ち込みは不可で、レンタルしかプランにないという事情もあったけれど。

もしも持ち込みOKだったとしたら、かつ、予算と時間が許せば、思いっきり自分の着たいデザインのドレスをオーダーメイドで作ってみたかった。

シンプルで良質なシルクのロングドレスを、自分で手づくりするというのも素敵。

全部タラレバ話だけど、こういう妄想ってすごく楽しい!

ドレスについてのご事情はそれぞれあるでしょうが、花嫁さんのドレスに対するこだわりや思い入れって、本当に強いと思うのです。




私がウエディングドレスのリメイクをすることになったきっかけと制作の心構え

このたび、以前のご紹介をご覧になった方から、新たなウエディングドレスリメイク日傘のオーダーを頂きました。

まさか今になって自分がウエディングドレスと関わるような作品制作をすることになるなんて、最初はまったく思っていなくて。

きっかけは数年前、1通のお問い合わせから始まりました。

最初はもちろん未経験。

自分の結婚式以来、ウエディングドレスに触れることすらなかった。

特別な想いの詰まったドレスをリメイクする責任の重大さから、私は役不足じゃないかと思って、最初はご依頼をお断りさせて頂こうかと迷いました。

けれど、私に依頼が来るということは、私を選んでくださったということ。

そこにはきっと特別な意味がある。


私にしかできないこと(=私の使命)も、きっとあるはずだ!



そう思って、思い切ってご依頼を受けることにしました。

その1件のオーダーから、ありがたいことに今までに数々のウエディングドレスを日傘にリメイクさせて頂きました。



ふんわりしたデザインのウエディングドレスって、中にパニエ(スカートをふんわり見せるためのインナー)が入っていることもあって、かなり容量が大きいんです。

だから、アトリエの中でドレスを広げると、小さなアトリエはほぼドレスしかないという状態になります。

そのドレスと向き合うのに、そのドレスに見合う自分になれるように、私は自分のコンディションを整えるようにしています。

人間なのでね、心も身体も、コンディションが良いときばかりじゃない。

そういうときに無理をすると、作品にもいい影響はないので。

今回の作品も、佳き日を選んで、ゆっくりゆっくり制作していきました。



作品ビフォー&アフター

お電話やメールで、何度もお打ち合わせをして、ようやく完成した日傘を納品。

最初はこんなドレスでした。




それがこんなふうに仕上がりました。




お客さまのご感想

お客さまから頂いたご感想を、お写真と共にご紹介しますね。

この度は日傘を作って頂きまして、ありがとうございました。

届いた箱を開け、「わぁ💕可愛い🌂✨」と思わず第一声で言ってしまう程、可愛くデザインして下さり、とても気に入りました。

ずっと保管されたまま長く眠っていたドレスが、こんなに素敵に生まれ変わって、より愛おしさが増しました。

私の希望は愛でられる傘でもあり、時にはお出かけの時に使用出来る日傘でした。

ですので、華美になりすぎず、大人の日傘としても持ちたかったので、相談を兼ねてお問い合わせをさせて頂き、上記の希望も、柴田様は寄り沿って作って下さるとの事での依頼となりました。

一つ一つの🌼も手縫いで付けて下さり、柴田様の日傘への想いも伝わってきました。

縁取りのレースのような「ゆらぎ」は、日差し避けだけではなく涼しげで、収納袋も、一目見てドレスの肩の部分の生地だと分かりました🌼

たくさんお花が付いている箇所を使って下さり、クローゼットを開ける楽しみが増えました。

これからは、いつでも手元に置いておけます。

一緒に思い出と共に歳を重ねて行きますね😌🌼🌂

この夏は実家の両親や友達に会う時も一緒に連れて行きたいと思ってます。

これからも柴田様のデザインで、沢山の方の思い出を繋いで行って下さいね。

R🌼K様より


R🌼K様、素敵なお写真、そしてとてもうれしいご感想を頂き、どうもありがとうございました!



「保管したままのドレス、どうしたらいいの?」って考えるようになったら

着用したドレスは、できればそのままの美しいドレスの状態で飾っておけたら1番いいですよね。

けれど、環境や状況の変化の中で、なかなかそういう訳にもいかなくなることも。

ドレスはお客さまにとって、幸せの記憶が詰まった世界にたった1つの大切な思い出の品だけれども、ずっとそのままの状態で置いておく訳にはいかない事情があります。


大切な思い出はそのままに。

形を変えてリメイクで付加価値をつける「アップサイクル」という方法で、ドレスを日傘に生まれ変わらせること。




それがもしかしたら長年のモヤモヤを解決する手段になるかもしれない。

日傘であれば、普段はコンパクトにたたんでおくことができます。

そして、大切なハレの日やふと思い出したタイミングで、開いて愛でることもできます。


そんなドレスが日傘へと生まれ変わるリメイクで、お役に立てたらうれしいです💕




ではまた。

ここまで読んでくれてありがとう!

Tammy


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