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Bone butterflies~人体・ミクロコスモスに舞う蝶たち~

私たちの人体には「蝶」によく似た骨や臓器、器官がいくつかあると思います。今日はその中で2つの蝶々について書いていこうと思います。

人体が持っている2種類のBone butterflies(骨でできた蝶々)


1.蝶形骨

Bone butterflies(*私が勝手に作った造語です)骨の蝶一つ目は頭蓋骨の内部にある蝶形骨です。
まずは蝶形骨の解剖について少しお話をします。

蝶形骨の解剖
蝶形骨は、頭部の骨の一つで、成人の蝶形骨は1つの体と3対の突起(大翼、小翼、翼状突起)から構成されています。

頭蓋内での蝶形骨の位置
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7743063による
蝶形骨の位置 (緑色で表示)。
アニメーションBy Anatomography - en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23256806

蝶形骨は後頭骨の底部の前方にあり、上のアニメーションのように前方は鼻腔に達する。 内部は副鼻腔の一つである蝶形骨洞で占められています。


蝶形骨の形状

蝶形骨と連結する骨は全部で9種類14個あります。鋤骨:蝶鋤骨縫合篩骨:蝶篩骨縫合 蝶篩骨軟骨結合前頭骨:蝶前頭縫合後頭骨:蝶後頭軟骨結合頭頂骨(左右):蝶頭頂縫合側頭骨(左右):蝶鱗縫合頬骨(左右):蝶頬骨縫合口蓋骨(左右):上顎骨(左右):蝶上顎縫合という複数の骨の連結で構成されています。

https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23256846


2.蝶形骨と松果体

頭部の中心にある蝶が羽根を広げたようにある骨です。
内分泌の司令塔である脳下垂体がこの蝶形骨の上にのっています。
さらにその上には松果体もあるので蝶形骨は脳下垂体や松果体を保護するように骨の羽根を広げているようにも見えます。

松果体は脳に存在する小さな内分泌器です。松果腺は上生体とも呼ばれ、脳内の中央2つの大脳半球の間に位置し、間脳の一部である2つの視床体が結合する溝にはさみ込まれています。概日リズムを調節するホルモン、メラトニンを分泌することで知られています。
フランスの哲学者ルネ・デカルトは神秘的な目的を復活させ、松果体を「魂の主要な場所」と表現しました。肉体と精神は松果体によってつながっており、これを通じて相互に関係している、と述べています。

https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7743063による
松果体
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7855292


3.松果体とアジナチャクラ

松果体はヨガにおける6番目のチャクラ(アジナチャクラまたは第3の目)、または7番目のチャクラ(サハスラーラ)と結び付けられることもあります。
ニューエイジ運動の指導者アリス・ベイリーらは、精神的な世界観において「松果体の目」を重要な要素としています。
松果体を上丹田、心臓を中丹田、臍下3寸3寸奥(骨盤のあたり)を下丹田というケースもあります。(*上丹田は眉間という説もあります。眉間の奥にある松果体のことだと思いますが?どうなんだろう )

松果体は頭の中にある水晶のような機関で、松村先生のボディーアストロロジーでは松果体を六角水晶に例えて説明されています。
そして、この松果体が活性化すると蝶が羽ばたくようなバタバタという音が聞こえるのだとか。松果体の近くにある蝶形骨が蝶のようにはばたくのかもしれません。

4.骨盤という名の大きな蝶

Bone butterflies二つ目は骨盤です。
骨盤のカタチってなんとなく蝶が羽を広げているように見えませんか?私はそう見えてしまいます。おまけに骨盤は腸骨が含まれているので”ちょう”つながりのダジャレ的な共鳴があるのでは?とバカみたいに思い込んでいるんです。
骨盤は脊椎の一部を担う仙骨が含まれるため、人体にとってとても重要な骨になります。
中でも仙骨は特殊な構造をしていて、チャクラや臍下丹田にも関連していると考えられています。

骨盤1. 仙骨 2. 腸骨 3. 坐骨 4. 恥骨 5. 恥骨結合 6. 寛骨臼 7. 閉鎖孔 8. 尾骨 赤線は骨盤縁(分界線)
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=35384964による



5.聖なる骨、仙骨について

仙骨は英語でSacrumですが、語源はSacred=神聖なという意味からきています。
仙骨は臍下丹田の後側に位置する骨のため、臍下丹田を保護したり支える役目も担っているのかな?と思います。

上の図のように仙骨には8つの穴が開いていてアンプの役割があります。
穴から体内や体外の情報を受信し、エネルギーを変換します。
常に細かい振動をしていて、その振動を背骨を通し蝶形骨に伝えている。と言われています。

腸骨について
骨盤は左右対になる腸骨、坐骨、恥骨の3個の骨が癒合して構成される寛骨に加え、仙骨、尾骨で構成されています。腸骨は骨盤最大の骨になります。
腸骨には上前腸骨棘、下前腸骨棘という突起部分があり、上前腸骨棘には縫工筋と大腿筋膜張筋の主要な筋肉が付着しています。

腸骨から起始する筋肉には
腸骨筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋
大腿筋膜張筋、腰方形筋、内腹斜筋、腹横筋があり
体幹やおしりを支える大きな筋肉の接続ポイントにもなります。

尾骨についても触れておきたいのですが、まだちょっとまとまらないのでいずれあらためて。


6.二つの蝶、背骨とクンダリーニ

先日タロットカードの「力」について文章を書いていた時、なぜか背骨のこともくわえていました。七・五調の骨の並びが気になってくわえたのだと思います。背骨の並び方は黄金比と生命の法則、12感覚の法則が並んでいて何とも不思議です。
おまけに背骨には古い時代の記憶アカシックが眠っているというので、興味が尽きません。
そして、背骨はヨガのクンダリーニにも深く関係しているのでやっぱり看過できません。

クンダリーニとシャクティ―
ウィキペディアを参考にすると、クンダリニーはヒンドゥーの伝統において、人体内に存在するとされる根源的な生命エネルギーを意味する言葉だそうです。
宇宙に遍満する根源的エネルギーとされるプラーナの、人体内における名称であり、シャクティとも呼ばれるのだとか。
このシャクティという概念がちょっと理解に困るところです。ヒンドゥー教またはインド哲学における宇宙の根理だそうで、地母神とか女神的なエネルギーを表すのかな?
シャクティを人物として表しているのが、パールバティ―、サラスバティ―、ラクシュミーの3人の女神たちです。それぞれ個性や能力が異なります。

クンダリーニは螺旋運動
Kundalini (クンダリニー)は、サンスクリットで「螺旋を有するもの」を意味する kundalin (クンダリヌ)の女性形主格なんだそうです。kundalin は、「螺旋」「コイル」「巻き毛」「環」などを意味する kundala(クンダラ)から派生しているのだとか。
1875年にアメリカで結成された神秘思想団体・神智学協会の3代目会長ジョージ・アルンデール(英語版)は、この kundala と、「焼く」「燃える」を意味する kund (クンド)、「皿」「穴」を意味する kunda (カンダ)が、Kundalini の語根であると述べているそうです。

仏教のお話では目覚めて如来になると髪の毛がくるくるの螺髪になると言われていますし、螺旋ってなんかあるんでしょうね。


背骨とクンダリーニ

ウィキペディアを参考にすると
クンダリニーは普段は尾てい骨付近にある第1チャクラ「ムラダーラ」に眠っているという説明が一般的なんだそうです。ムラダーラに眠るヘビをシャクティーと説明されています。

伝統的な考え方におけるクンダリニー覚醒は、シヴァ神と離れ離れになり3回半とぐろを巻いた蛇としてムラダーラに眠っているシャクティ女神が目覚め上昇し、頭頂部上方のサハスラーラに鎮座するシヴァ神と再結合を果たすといった描かれ方がなされるのだそうです。
シヴァ神がサハスラーラチャクラから下降すると、ムラダーラに眠るヘビーシャクティーが目を覚ますという事ですね。

スシュムナとイダーとピンガラ
背骨にはスシュムナとイダーとピンガラという3つの重要なナディ(宇宙エネルギーであるプラーナが通る管)が通っていてるそうです。
背骨の中央にスシュムナーというナーディ(エネルギー経路)があり、そのまわりを陰性エネルギーを司るイダー(月)と、陽性エネルギーを司るピンガラ(太陽)という2本のナーディが走っているそうです。
この2本のナーディは背骨の中央にあるスシュムナーのまわりで絡み合うように2回転半の弧を描き尾てい骨の先から背骨を上昇しているそうです。

このイダーとピンガラは鼻孔の両脇までしか上がってこないのですが、神門(*神門は手の少陰心経の7番目のツボ)を刺激するとこで活性化されているようです。

クンダリーニの開始点が第1チャクラ「ムラダーラ」で終点は第6チャクラ「アジナ」までなので、これがサハスラーラに抜けることがインターバル9を超えることかな?
アジナチャクラはエニアグラム9でH12くらい、サハスラーラがインターバル9でH6関係あたり(仮)の感じかな?と思います。ちょっと無理やりかな?
私の体感的にはこんなイメージ(*仮説なので正誤は問わないでください)

私はクンダリーニのイメージとして、脊椎の最上部から青色の蝶(シヴァ神)が螺旋を描きながら舞い降りてきて、仙骨の再下部から黄色の蝶(パールバティ―)が螺旋を描き羽ばたきながら上昇する。
脊椎を中心に青い蝶が螺旋を描いて下降、金色の蝶が円舞しながら上昇する~みたいな感じに思っています。
下降と上昇の交点がインターバル6からエニアグラム8くらい?う~ん微妙。


蝶々が舞うクンダリーニの雰囲気
Rafael Araujoさんの螺旋を描く美しい蝶のイラストはクンダリーニのイメージにピッタリです。

「BLUE MORPHO DOUBLE HELIX」作者:Rafael Araujoさん
https://www.rafael-araujo.com/product-page/blue-morpho-double-helix
「MONARCH 2」作者:Rafael Araujoさん
https://www.rafael-araujo.com/product-page/monarch-2より


占星術と4つの蝶

蝶というシンボルは占星術のサビアンとも関連が深いです。
360あるサビアンシンボルのうち、蝶が登場するサビアンは4つあります。

天秤座1度 突き通す針により完璧にされた蝶
天秤座24度 蝶の左側にある3番目の羽
水瓶座25度 右の羽がより完全に形成されている蝶
水瓶座29度 さなぎから出てくる蝶

主に風サイン「知識」に関連する象徴なのかもしれません、でも、余りそこにこだわらずこれからも蝶について見識やイメージを深めていけたら面白いな。と思っています。


*****参考サイト****

RAFAEL ARAUJOさんの美しい黄金比や美の世界が堪能できるサイト👇


クンダリーニとかそのあたり