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配慮なのか、依頼なのか・・・


先月、帰省も兼ねて何か所か観光したり宿泊したりしたのですが、どこも気持ちよく観光したり、滞在したりできました。
が、たまに「それはそっちの都合だよね・・・」なんて思うこともあったりして。
仕事していれば当然、自分の仕事を進めたい時やそれはやめて~なんて思うこともあったりするもんです。
かく言う私も多々あり。
でもグッと堪えるのです(笑)

今日のお話はそんな内容なんですが、あくまでも個人的な考えだったりするので、ご承知おきください💦
そんな考え、意見もあるよね、程度に読んでいただければと思います💨

知ってるとできる配慮

最近、色んな業種の人が「これは止めてほしい」みたいなことを呟いているまとめを目にしまして。
もちろん「なるほど、そうなんだ!今度から気を付けよう!」と思うことも多いのです。

職業だけではなく、「こうしている人を見かけたら、○○ではなく△△してほしい」みたいな内容、よく流れてきます。
あまり縁がないことだったり、経験したことがないこと、そこまで考えてなかったこと、色々ありますが、「そうなんだ!」と思うケースが多いですよね。

為になるなぁ、ということについては「自分も気を付けよう」とか「次回からはこうしよう!」なんて前向きに思うのです。
内容的には安全に関することなどが多いですかね?
こういう時はこうした方がいい、とかしない方がいいとか。

中には良かれと思ってやっていることが、実はやらない方が助かるんですよ、なんて内容もあったりしてハッとさせられることもあったりです。

覚えている一つの例としては、「救急隊員の脱いだ靴を揃えないで」というもの。
出る時のためにきちんと揃えておいてあげよう🎵なんてちょっとした配慮のつもりでやってしまいそうですが、脱いだままの方がいいようですね。
考えてみたら、確かに!なんて思う訴えでした。

こんな風に、あなたの配慮が実は1分1秒を争う中では逆効果になってしまうこともあるんですよ、という内容は知識としても持っておくといいのかな、なんて思います。

それは相手にプラス?

こういった中には接客系の仕事の方が呟いている内容も多かったのですが・・・
あまり他の業種について言うと、怒られちゃいそうなので、私の見かけたCAの訴え(笑)

「飛行機から下りる際、荷物を出した後の物入れの蓋はしめないで!」
たしかに・・・
そして続いて
「忘れ物のチェックなどで結局全部開けるんです!」

・・・いやいやいや、それ自分の効率のためだよね??

わかります!わかるんです、その気持ち。
自分の入れていた物入れだけでなく、前に向かいながら物入れの蓋を全部閉めていくお客様を後ろから「あぁ~~~、そのままで~~~~」と心の中で叫ぶこと数えきれないほど(笑)
通路2本ある飛行機の通路に挟まれた中央座席上の物入れ、荷物が入っていればその重さでロックを外すとゆ~っくり下りてきます。
荷物が入っていてもゆ~っくり下りるぐらいなので、空の物入れを開けるのは結構下に引っ張るのが必要なのです。
それが数十列あるので、まるで懸垂運動しているようなんです。(CAの腕は自然と鍛えられています💦)
なのでそりゃ開けっ放しでいてくれるほうがありがたい。

が、この物入れ、機種によっては結構低い位置まで下りるし、ちょっと通路側に出るので、背の高い方は頭をぶつける可能性もあります。
なので注意喚起のアナウンスをしていたぐらいです。

で、私が思うのは、「それは誰のため??」です。
それってCAの業務上の面倒を避けるため、ではないですか?と。
やってほしいのであれば、アナウンスなり個別になり「物入れの蓋はそのままでお願いします」と依頼をすればいいと思うのですよね。

これがしてもらった方がお客様のためにもいい(でもやらなくても問題ないこと)内容であれば、いいとは思うのですよ。
たとえば・・・いい例なのかはわからないですが、「毛布を掛けてお休みになる場合は、シートベルトは毛布の上からしてもらう方が助かります」だった場合。
これは離着陸前の確認の際に、ベルトを締めているかの確認が必要なのですが、毛布で隠れてしまったいる場合、お客様を起こして確認する必要があるのです。
要するにお客様も休んでいることを妨げられてしまうので、CAの業務的にもお客様の快適性にとってもプラスになるアドバイスなのでは、と思うのです。

今回帰省中、旅先で旅館に泊まりました。
最近はベッドがある部屋を持っている旅館もありますが、それでも老舗の旅館などは仲居さんがお食事中に布団を準備してくれます。

仲居さんの似たような訴えは、実は前々から目にしていて知っていたんです。
浴衣はきちんと畳まないで、とか布団は敷きっぱなしで、とか。
職業柄なのかスタッフの作業性とか効率とかも気にして行動しがちなんですが、それでも脱いだものをぐちゃぐちゃに置くのが気分的にイヤですし、朝食後、チェックアウトまでゆっくりできる時に部屋のど真ん中に布団がどぉ~んとあると、そんなに広くない部屋の場合はちょっと畳んで端に寄せたい・・・など。

ホテルや旅館はお客様にどうしてほしいのか・・・
どこのホテル、旅館も謳ってますよね、「くつろいでいただけるよう」って。
くつろぎたいからと、そこの施設に迷惑がかかるような、いわゆるマナー違反的なことや、なんでも自由にしていいというのは違います。
でも、「きちんと畳まれた浴衣は結局、崩さなきゃいけないので手間」とかはちょっと違うかなと。
これが、畳むことによって布団が破れるとか、襖を破くとか、備品を破損する恐れがあるなら別だと思いますが💦

信頼関係を築いて協力依頼を

今回利用したお宿の1つ。
女将さんによるイベントがあり、その中で女将さんの挨拶&トークなんかもあったんですが、本当に引き込まれるお話をされる方だったんです。

旅館の良さや温泉の良さをお話され、存分に楽しんでください、というお話があり、最後に、チェックアウトの時間より温泉の利用時間が早いので気を付けてくださいとのこと。
申し訳ないんだけど、皆様がお風呂から出た後、お風呂のお掃除をして今日の○時にはお客様が入れるようにしなければならないので、△時以降は延長して入れないのでご協力を、という内容だったのです。
楽しいお話の流れで話されていたので、まったく嫌な印象もなく、「そうだよね!」と周りの方も頷いていました。

参加していたゲストとの間にお話を通してある種の信頼関係ができ、内容的には旅館サイドの話ではあるけれども、協力をお願いしやすい環境の中で協力依頼という形でゲストに伝えることができていると感じました。

例えば、チェックインの際にお部屋へ案内してくれる仲居さんとは、その時点で多少はおしゃべりをしますので、最後に「お布団は畳まず、そのままか端に寄せておいてください」など言っていただければ、仲居さん都合のことかもしれませんが、私たちへの気遣いにも聞こえるかもしれないですよね。

自分たちの作業性、効率があまりにも前面に出ていると、私みたいな人は臍を曲げます(笑)

ホテルスタッフ目線で言えば、チェックアウト後の清掃は時間との戦いで、客室数が多ければその分、時間もかかる・・・。
そしてチェックイン開始の時点で全部仕上がっているわけではないので、フロントスタッフとハウスキーピングスタッフはピリピリの緊張感でもってコミュニケーションを取っています💨
なので、気持ちはわかる・・・(笑)
自分たちの業務上の手間や効率のためであれば、そうとは感じさせないさりげない協力依頼をするスキルを身に付けることがプロなのかもしれませんね。
思い通りに事が運んだ時はある種の達成感があることは、ここだけの秘密です。

とりあえず、飛行機もホテルも忘れ物だけは気を付けましょう💦


❀✿❀表紙写真について✿❀✿

スマホ写真ですが、せっかく帰省中に色々写真も撮ってたので
内容とは全く関係ない写真ですがちょっと披露しましょうかね(笑)

群馬の温泉地に向かう途中の観光地です。
「鬼押出し園」
浅間山噴火の際に形成されたそうです。
両親が昔行ったときは、もっと草木もなかったそうです。
地球のパワーを感じる場所でした。
小雨ぱらつく曇天だったので暗いですが💦

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