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文学フリマ東京38はじめての出店レポ③いざ、出店当日!!

前回▽

移動について、東京までは高速バスでも良かったのですが、本と設営用品をすべて手で持っていくことを考えたことと、土日だったので高速バスがそこまで安くなかったため、新幹線を利用しました。

荷物については、設営用品はもちろん本の在庫も事前に家に送ってもらって、手で持っていくことにしました。もし会場に届かなかったらどうしよう……と不安、かつ少部数だしなんとかなるでしょ! と思ってそうしたのですが、やっぱりめちゃくちゃ重くて大変だったので、宅配搬入にすれば良かったです。家にある一番でかい不織布トートバッグに入れていきましたがそれもちょっと判断ミスで、キャリーケースに入れていけば良かったです。翌日無事に肩と腕が終わりました。

前日に東京で舞台鑑賞をする予定があったので、前日に東京に到着しました。
しかし、私は一泊分の荷物のリュック+設営用品と本(15冊×2種類分)を入れた激重かばんを引っさげています。
劇場にはロッカーがなく、また宿泊場所まで距離があったので交通費を考えて宿泊先に荷物を預けることもせず、ecbo cloakというサービスを利用して劇場近くのカラオケ店に本と設営用品の入ったカバンを預けていきました。

東京には都会らしく荷物預かりサービスをやっている場所がいくつかあるけれど、どんな会社がやっているかも分からないしなんか不安だなぁ……思っていたので、大手カラオケチェーンの店舗に預けることが出来るというのはすごく安心感があります。

そして、当日。
あんまり早く着いても設営がちゃっちゃとできてしまったら暇だなと思ったので、出店者入場時間の10時半から少し過ぎて到着するように行きました。
結果としては、ちょうど良かったです。
が、一般開場直前にトイレへ行ったらものすごく混んでいて、ちょっと開場に遅刻しそうになりました。焦った~。
設営に1時間もかかるかな? と思っていましたが、隣のスペースさんに挨拶をして、テーブルクロス敷いて、物を置いて、見本誌シール書いて貼って見本誌提出しに行って、本を置いて、細々したものを追加で書いたり切ったり貼ったりして、設営完了の写真を撮ってSNSに投稿して、机に配られている企業ブースのチラシを読んで……とやっていると、意外と1時間あっという間です。

設営のために事前に買ったものはコチラ。

  • 硬質カードケース(お品書き展示用)

  • 本を立てられるやつ(見本誌展示用・イーゼルだと本を置くときに倒れてしまいそうだなと思ったので手に取って置くという動作で倒れなさそうなものを選びました)

  • 養生テープ(粘着力強すぎてテーブルクロスが引っ張られて穴が空いたので、注意……)

  • スティックのり(強力タイプ)

  • おつりトレー(青色のよく見るやつもあったけど雰囲気重視で銀色のトレーにしました・値札の粘着がベトベトしていましたが消しゴムで擦ったら無くなりました)

  • 見本誌のカバー

  • メモスタンド(招き猫で可愛かったから)

  • テーブルクロス(本の表紙の色が映えるものを選びました)

値札はCanonさんのテンプレートを利用しました。

無配の入れ物はちゃんとしたカゴなど用意すればよかったです。直前に気づいて箱ティッシュの空き箱で代用しました……。


12時、開場。同人誌即売会あるあるの大拍手。感動しました。

ぞろぞろと人が増え始めてきます。

この時点では、「売れなかったらめちゃくちゃ赤字になって大変だ……(特に先月まで無職だったので懐が心もとない)(本つくってる場合か?)」という焦りと、「本が売れなくても無配で名前だけ宣伝できればそれでいいや」という楽観的な気持ちもありました。

……すみません、12時から17時まで、開場しているあいだのこと、緊張しっぱなしで記憶がありません。

声かけとしては、「こんにちは~」「日記本とエッセイ本を売っています!」「ぜひご覧ください!」を中心に声をかけていました。接客業経験者の力の見せ所です。
最初のうちは(これ無配配り終えれなかったらどうしよう……)と不安になって、「フリーペーパーだけでもお持ちください!」と声をかけていたのですが、13時を過ぎるころには数が心もとなくなり、14時台には無配を全て配り終えてしまいました。100部くらい用意しておくべきだった。それでも、50人の方に名前を知ってもらうことができた、ということになります。めちゃくちゃ嬉しい!!

時間別に売れた数と来てくださった知り合いのお名前をメモっていました。
(15冊から見本誌提出分1冊+自分のスペースの見本誌1冊を引いて13冊売ったことになります)(が、なんかちょっとメモの数が多いな……どこかで記入ミスってるなたぶん)

フリペ(フリーペーパー)なんて略し方はないらしい

立ち読みをしてくださっているときはプレッシャーを与えないように座るようにしていましたが、お金の受け渡し時はちゃんと立った方が印象がいい気がします。(ネットで見かけた情報の受け売りですが)

そんな感じでいつの間にか本も完売し、閉場時間となりました。
いやぁ~~ありがたい!! 完売した瞬間は嬉しすぎて、本当に!? って感じで、完売するなんて思ってもみなかったので、びっくりでした。
初めて出す同人誌は10冊以下にしておけ、とかいろんな意見をネットで見るたびに、15冊も刷ってしまって売れ残るんだろうな……とドキドキしていたものです。
本当にありがとうございます!!

ということで、

今回の反省点。

  • 校正が甘かった。改行や改ページの見落としが多々あった。

  • 無配についてももうちょっと丁寧に作ることが出来たはず。コマの番号振りのミスもあった。

  • 声かけは積極的にできたが喉を酷使したのでのど飴などケア用品を持っていくべきだった。

  • 無配のミニ本が開始2時間で配布終了してしまったので、倍の量(100部)用意するべきだった。

  • お隣のスペースの方が本を買ってくださったのに、こちらがお隣の本を買うタイミングを逃してしまって、最後まで買えずじまいだった(本当に申し訳ない)

  • 設営の予習をするべきだった。

  • 100均のテーブルクロスは強度が低く少し引っ張ってしまっただけでもヨレヨレになるし、テープの粘着に負けて破れてしまうので、もし使うのなら使い捨てと思った方が良い。

  • 100均の透明な色紙スタンドはA4サイズのペラペラな硬質ケースを立てるのには不向き。すぐにパタンと閉じてしまって倒れる。

  • テーブルクロスは事前にサイズを合わせて裁断するなどしておくべきだった。折りたたもうにも大きいのでなかなかひとりでは折りたためない。

  • 上記2点を解消するために、同人誌即売会用の布として販売されているものを最初から買った方が良かったかもしれない。

  • 名刺を用意するべきだった。

  • 恥ずかしがらずにサインの予習をするべきだった。サインを求められて人生で初めてサインを書いた。めちゃくちゃ緊張した。

  • 荷物クロークも使ったし移動にも新幹線使っちゃって交通費も余計にかかったので、「少部数だし」「お金がかかるし」などと思わずに素直に宅配搬入を利用すべきだった。それかキャリーケースを用意するべきだった。

  • この本がどんな本かを簡潔に説明できるようにしておくべきだった。

  • 値段はもっと大きめに書いたほうが良い。

  • 周辺のスペースや相互フォローの方に自分から挨拶に行くべきだった。

  • 釣り銭は十分足りたけど釣り札の用意が甘かった。5000円札×3枚、1000円札×15枚くらいは用意するべきだった。

  • お札を入れるポーチを用意しそびれていたので、小銭入れにお札をギュウギュウに詰め込むことになった(危ない)。

いや多っ!! 初参加、こんなもんです。でも、反省点の多さにしては自分としてよくやった方だと思います。

続いて、

良かった点。

  • 余裕を持って入稿できた。

  • 表紙が割といい感じにデザインできた気がする。

  • 接客業の経験を活かして笑顔で積極的に声をかけたり無配を配ったりできた。

  • 忘れ物がなかった!!←うっかり屋の私にとっては偉業すぎる偉業

  • 設営用品がほぼ完璧に用意できていた。

  • 金銭受け渡しのトレーに値札シールの粘着がベトベト付いていたので後で何とかしよう……と思っていたことを当日に思い出し、知恵を絞って手持ちの消しゴムで一生懸命擦ったら綺麗になった

  • お隣のスペースが優しい方で、こちらがひとり参加だったので「席離れるときは貴重品見守っておきますから声かけてくださいね」と言ってくださったりして、良好な関係を築くことができた。

  • 会場までの道を間違えなかった(スーツケース引いた人がたくさんいる方に着いて行ったら到着しただけなので自分の偉業ではない)

  • どちらの本もありがたいことに完売!!


あと、めちゃくちゃ重要な点がひとつ。

聴覚情報処理障害持ちにとっては、あの混雑のなかで対応をするのがめちゃくちゃ難易度高い!!

「この本1冊ください」みたいな単純な言葉ですらなんども聞き返してしまったりして、申し訳なかったです。
どうにかならないものか~、と思っていた矢先、この悩みの解決に繋がりそうなグッズの紹介ツイートが流れてきたので、購入を検討しています。

そして、気になるお金事情。
同人誌、特に二次創作だと利益を出してはいけない、みたいなのがありますよね。今回は二次創作ではないので利益をがっぽがっぽ出してもいいのですが、実際差し引いてどんなもんなの? 赤字になるの? って気になるところです。

支出
出店料 6000円
本2種類×15冊 約10,000円
合計 約16,000円

収益
1,000円×13冊=13,000円
400円×13冊=5,200円
合計 18,200円

こんな感じです。これに交通費をプラスすると赤字になります。

総括

楽しかったです!(小並感)
文フリはいいぞ。
(3日立て続けに二千~三千字書いてたら普段のペースと違いすぎて疲れちゃったのでしばらくお暇いただきま~~す)

おわり


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