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想う日に-シンプルに邁進いたします

ハンドルネーム改名

「とびだせ」を取ってtamamiazuma。とびださないわけではない。これからもひょいひょいと工房からとびだした様子をつづっていく所存。

「タネさんプロジェクト」キャラクター

本日も各地で卒業式が行われており、人生の門出を祝うたくさんの活力を祝福したい。おめでとうございます。そして、震災の日にあたり、被災された方々や哀しいご経験を持たれた皆々さまには変わらぬ祈りをこめて。

自身は「あること」を思い出し、キュッと紐を結びなおす日。個人的記憶のメモに強制的におつきあいいただく感じになり申し訳ないが記録まで。


あの日の決意

学びと弟子修行を終え、生業として陶芸道を歩みはじめ30年あまり。業のため履いてきた二足のわらじ。一足脱いで一本道に突入して今日で6年目。脱ぎ捨てた代理店ライターというわらじも学生時代のバイト時代から長かったのだが…。

震災の翌日は原稿納品日だった。こちら東京も大変な夜だったから、仕事なんかできなかった。メールも電話も通じない。夜中になっても帰宅しない家人は無事なのだろうか。両親と連絡が取れず不安でいっぱいの近所の小学生を家に呼び、我が家の少年と夜を過ごした。

そんな中で起こった「あること」をきっかけに、副業を辞職し、本業一本立ちを決意した。いや、副業といいながら収入的に柱だったわけで。加えて「これから厳しいぞ」と言われたワレモノ業界一本にしぼることを覚悟した日である。


兜の緒はゆるんでいないかい

改めて、兜の緒を再々しめなおし、シンプルかつ平らに邁進しよう。

なぜ有料記事を書かないのか問われるが、先述した仕事としての「記事」から退いたこともひとつの理由。メインの理由は個展やDМだけではできなかった作品紹介がしたいから。強い承認欲求になっていないかな?作者については少し紗をかけつつ、作品についてはたくさんの人に知ってもらおう。形ある創作を手に取っていただくことが本業なので、地面が頭につくほど感謝している。(※「旅する土鍋(冊子販売)」記事のみ一部有料) 今後ともこんなスタンスで。

ブログや記事のスタンスは個人の大いなる自由!!

近ごろ「排他的」なこと、故意的に「見えなくする」ことが多く、それはひっくり返せば、見えすぎる醜さである。初心にもどり、みなさまに平らでやさしい鐘の音をならしたい。そういえば6年前の震災後すぐに「まるみえ」という題名でブログをつづっていた。

あの日は雪が舞うような寒さだったのに、今年の庭は、梅も沈丁花も完全にほころんだ。本格的な春はもうそこ!

おまけ
投稿した後、上記の内容に関連するような記事を次々に拝読したのでこれも記録としてリンク貼っておこう。

「震災の日、代理店で働いていた」
かっぴーさん

「インスタグラムをやっと始めました」
林伸次さん


ヘッダー写真:ミニ土鍋
「faccia a faccia 顔と顔をあわせて」

「地球のかけら」を意する工房Cocciorinoは
魅惑の素材をのせる器として
2017年も地球を応援して
いきたいと願っています  
tamamiazuma.com


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