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イギリス生活の現実

イギリスに住んでもうそろそろ4年近くが経とうとしていますが、今回はそんなイギリス生活の中で感じた色々な現実を書き連ねていきます。

ありのままのことを書くので、意見が食い違う方もいると思いますが、あくまで個人の経験をもとにした感想と思って読んでもらえると幸いです。

生活がちょっと苦しい

まず日本の方はイギリスと聞くとハリーポッターの世界観が先行して、非常に華やかなイメージを持たれる人が多いのですが、暮らしてみると華やかなのはほんの一部であって、日本の方が便利で豊かだと個人的には思います。

私はフリーランスで、妻は現地で働いているので共働きなのですが、金銭的に余裕のある生活を送れているわけではないです。物価の高騰で食費は嵩みますし、今借りているアパートの部屋の家賃もついこの間少しだけ値上げされ、さらには子どもの保育園の費用も手当が出ないので(税金を払っているのに)家計を圧迫しています。

自分たちで選んだ道なので文句は言いませんが、最初にここに来た時の想定とは少し異なるストーリーになっています。「イギリスに住んだらヨーロッパ旅行するために毎月貯金して、日本にも年に数回帰って〜」とか考えていた自分が惨めです。

やることがあんまりない

日本の方が周りに娯楽や食などがありふれているので、やりたいことをいくらでも探すことができます。でもイギリスはびっくりするほど何もやることがないです。

本当に家にいるか、ジムに行くか、パブに行って飲むかといった限られた選択肢しかないです。友達ができなければ家から出ることもほとんどなくなります。

だからこそ、こっちの人たちはコミュニティをものすごく大事にする傾向があります。サッカーがヨーロッパで圧倒的な人気を誇るのは、週末になれば、同じスポーツ/チームを愛する人たちが集まって喜怒哀楽を共にしながら過ごすことができるからです。

やることがあまりない中でも楽しみを見つけてそれを夢中になれる人はいいですが、それができない人は割とこっちの生活では苦しむかと思います。私は自分でやることを見つけれるタイプなので適応できています。

天気がいい日は最高

イギリスはよく天気と食事をバカにされることが多いですが、天候に関しては少しだけ過小評価な気がします。(食事は日本の味を知っているのでしょうがないことですが、正直言って美味しくはないです)

快晴のイギリスほど快適な日はないです。たしかに雨は多いですし、どんよりした曇り空の日が多いですが、晴れの日のイギリスは気持ちがよく景色や街並みが美しく見えます。

晴れの日に撮影したコヴェントリー大聖堂

天気予報は当てにならないので、なかなか天気のいい日を前もって知って行動するのは難しいのですが、晴れの日にお出かけできるとそれだけで気分が上がります。

ネガティブもポジティブも両方あるイギリス生活ですが、それを私も家族も楽しんで毎日過ごしています。イギリス生活のリアルが少しでも参考になれば。

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