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オンライン日本語教師のバイト

今日はわたしが小遣い稼ぎとしてやっている個人向けオンライン日本語教師の仕事について書いていこうと思います。


オンライン日本語教師を始めたきっかけ

わたしのビザはTier4の学生ビザと呼ばれるものでして、現地では週20時間以内の範囲でしか仕事(パートタイム)ができません。加えて今コロナ渦ということもあり、あまり外に出て働きたくないと考えた末にオンラインでの日本語教師という仕事に辿りつきました。

最初はオンライン英会話の教師を応募したのですが、どこもこの状況のせいか応募が殺到しているようで倍率も相当高いみたいでした。3社に応募したのですが、「コロナ渦のため返信に時間がかかります。」と言われ、2週間待った挙句に全滅しました(涙)。

そこから方針を転換して、友人の紹介もあり、日本語をオンラインで教える仕事に応募することにしました。こちらもかなり需要が高いみたいで、同じく2週間くらい選考の末に合格となりました。

合格とは言っても、そこから採用してくれた会社が何かしてくれるわけではなく、生徒の獲得やスケジュールの管理などはほとんど自分でしないといけません。授業のプラットホームと初回のチュートリアルは提供してくれますが、そこからちゃんと稼げるようになるかは自分次第なところがあります。

たまに外国人の友達に日本語の単語を教えてあげたりすることはあったものの、本格的な授業として教えた経験はありませんでした。ましてや普段から日本語の文法や語彙を気にしているわけでもなく、自分の母国語に触れるのは高校生の授業以来だったので、ほぼゼロからのスタートでした。

ただしお金をもらうことになる以上は、こちらはプロとして望まないといけないと思い、いろいろなサイトやYoutubeなどの動画を参考にして、どうやったら日本語を楽しく勉強してもらえるかを研究しました。

★参考にしたのはおおよそ以下のサイトや動画です。

試行錯誤を繰り返しながら、ありがたいことに今では20人以上の生徒さんに継続して教えています。

オンライン日本語教師を始めてよかったこと

日本語の先生をしてよかった点は以下の3つになります。
1. 自分の母国語や文化について新しい視座がもてる。
2. 教える側の苦労を知ることができる。
3. 楽しい。

1番はとてもありきたりですが、すごい重要な気付きだと思います。今まで日本語とあまり向き合ってこなかったためかもしれませんが、改めて勉強するとすごく細やかで素敵な言語であることがわかります。

また日本語のオンライン教師は世界中にいる日本語に興味のある人が生徒になります。その人たちから見た日本語や日本という国について聞けることはとても貴重ですし、時には考えさせられることもあるので非常に有意義です。

2番目は、教えることの難しさを痛感できたことです。やっぱり生徒の中には、何回か授業をすると何人かの生徒はやる気もしくは興味が薄れてきたなというのがわかりますし、途中で離脱する人も一定数は存在します。もちろん生徒側の積極的な参加も重要なんですが、どのように生徒のモチベーションを引き出すか、どうしたら授業をおもしろいと感じてもらえるかは教える側の力量であると感じてます。それにはしっかりとした準備と経験が必要なんです。

余談ですが、上記のことがわかるとあらためて本物のプロの人はすごいと感じるようになりました。自分はまだそこと比べたら(比べてもいけないかもだが)、足元にも及ばないです。それでもオリジナリティーは出すことができます。教えるプロではない分、自分にしかないオリジナリティー(例えば日本で社会人やってました!みたいな・・・)を出すことで、+αの価値を提供できればと思ってやってます。

3番目は非常にシンプルで、やっぱりやってみて楽しいと感じられるからです。上で述べたように、ちゃんとした質の授業を提供するには準備が必要で、それは時には大変と感じることもありますが、レッスンを追うごとに自分の生徒の日本語が上達していくさまを見ることができます。注ぎ込んだ労力と時間が目に見える形で成果として出てくるので、非常にやりがいを感じます。

最後に

海外留学している人に限らず、隙間時間で稼げる仕事なのでおすすめです。時給も平均で£10~(日本円で1,500円〜)なので、決して悪くないです。ちなみにわたしは稼いだお金は一部は生活費や娯楽費の足しにしている他、自分の自己研鑽(スペイン語のオンライン授業)に投資してます。コロナで外にいけなくても、こういった良い循環ができると割と日々が充実しますよ。

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