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バカンスという光合成

「軽井沢・野鳥の森」

ジャン・コクトー(芸術のデパートと呼ばれたフランス人)。
彼はこんな風に表現した。

「パリは花を売るブティック。南仏は花を育てる温室」

夏のヴァカンスで軽井沢にやって来て、大地の匂いをかいだ瞬間、ふと思い出した。

華やかに見える花の部分しか見えていないのではないか?
根は育っているのか?

「別荘建設が進む軽井沢」

散歩の途中で思わずたじろいだ光景。

掘り起こされた巨大な根っこの群集。
それは自然芸術だった。

覚悟はあるのか?と聞かれている気がする。

私はしっかりと根を生やすことができているのだろうか。。

パリの人々は7月14日の革命記念日を境に一斉にパリから消える。みな、花を育てる温室へ向かうのだ。

昨夜頂いたラム肉。ニュージーランドからチルドで空輸されたものだそう。今まで食べていたラムはなんだったの?というくらい美味しかった。

呼吸して、体と心に栄養を取り、光合成という活動を続ける。

花が枯れても、根があれば何度でも咲き誇れるから。


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