『キャバクラ慕情』
キャバクラなんかに行くと、隣のボックス席に座っているおじさんがホステスに対して「何で君みたいな子がこの店で働いてるの?」とか「こんな仕事いつまで続けるつもりなの?」とか「俺が女だったら水商売はキツそうだからやりたくないけどね」「もっと自分を大切にしなきゃ」「もっといい仕事みつけなよ」「接客が好きなら営業職なんてどう?」等々、上から目線で説教じみた発言を耳にする機会がたまにある。なぜ、おじさんはこんなデリカシーの無い発言をするのか。そしてこの発言を受けたホステスの心境はどういったものか。
その答えは本書『復活(上巻)』に詳しい。
▼動物的で精神的な人間について
▼説教おじさんの目的/説教されたホステスの心境
といったことを考えながら、なんかイマイチ説得力に欠ける気がしてきたので別の例を挙げると、昨今の日本では「パパ活」なるものが流行っており ――以下省略――