教員82日目(1年目)学校が楽しい率100%を達成するために僕がこの一ヶ月間したこと
まずはじめに
最初の三日間は黄金の三日間だよ。
教員の中では有名な話で、最初の三日間で学級の方向性が決まるとよく言われます。
ただ新型コロナウイルスの関係でどこまでが三日間だったのか、正直把握できていませんが、ゴールデンウイークが明けてから一ヶ月くらい経ち、クラス全員で過ごしてしばらく経つので、僕がどんなことをこの一ヶ月間意識したか、お話できればと思います。
大抵この期間の間にしっかりと規律を作ることを大切にしろって言われんですけど、僕なりに優先順位をつけたときに、それよりも上のものがあったんです。
それが
学校が楽しいところだと感じること
これは当たり前のように思えるかもしれませんが、言うは易しやるは難し?
日本語不自由になりましたが、とても大変です。
コロナ対策で、ペアワーク、グループワークをすることもできず、雨の休み時間なんて自分の席から離れることを禁止させている中で、子供同士に繋がりを作ることは本当に大変です。
また、一年生はこれまでの積み上げもないので、学校ってどんなところか分からない状態なので、学校観から育んでいく必要があります。
楽しんでもらえるように、僕が徹底したことは以下の2点です。
①徹底的に受け止め、具体的に褒めてあげる
僕は1日1回は一人一人の子供のことを褒める機会を作っています。
全体の場で、切り替えをする練習の際に、一人一人に「〇〇さんできたね。」「〇〇さん切り替え早くなったね。」と声をかけてあげることで、しっかり見ていることを伝えていました。
また、何かして欲しい時には、〇〇をしてではなくて、〇〇さん本当にいい姿勢だわ。〇〇さんは気づけたね。と誰かを褒めることで行動してもらうようにしました。
そして、叱る際には、しっかりと子供の気持ちに寄り添ってあげる。
例えばある子と僕との対話では、
「楽しい気持ちになったの?そうかそうか。楽しい気持ちになったんだね。やってはいけないことをしたことはわかる?わかってるのか。君はすごいね。じゃあ次は楽しい気持ちをどうやってコントロールするかだね。それをしっかりとやっていこうね。」
みたいな感じで、寄り添いながら、現状を把握し、小さなできるを褒め、次の行動を具体的に示してあげる。
こんなことを続けていました。
②失敗していい場という共通認識を作る
彼らに初めて会った時、授業の最初にこんなことを話しました。
「学校は失敗していい場所で、大人になって自分のことを自分でできるようになるためには、挑戦しないといけない。だからこそ失敗してください。失敗していいんです。それが学校なんだから」
僕はよく「あ〜大失敗したね。」といいます。
その後に、「ここはできたけどここはダメダメだったね。やっぱりこのポイントは難しいだよね」
みたいに失敗を失敗で終わらせないようにしています。
また、教室でよくやる失敗場面
「どっちだと思うか手を挙げてください。」
絶対一人くらい間違える子がいるんですけど、その子が間違えた時に
「〇〇さん、今間違えたよね。でも学校は失敗していい場所なんだもんね。ということは、〇〇さんは今わからないことがわかるようになったんだよね。成長したじゃん!いいね!」
なんて言ってます。
ロジックめちゃくちゃじゃないですか?不安です?笑笑
こんなことを続けていたら、道徳の授業で子供に学校はどんなところって聞くと、
「失敗して、やり直して、上手になる場所」
って返ってきました。僕もびっくりしました。
最後に
褒め、失敗できるという認識を作っていったからこそ、学校が楽しい率たぶん100%のクラスに変わってきたんだと思います。
ちなみにこれは子供に手を上げてもらって、「楽しいですか?」「学校に来たいですか?」の集計結果なので、エビデンスとして成り立つか微妙ですけどね笑
笑顔で帰りたいって僕に言う子はいるけど笑
明日からも頑張ろう!
そして笑い続けよう!!笑笑
サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。