保護猫カフェのススメ
病院に向かう道中、まだ春休みじゃないのにお道具箱やら絵具セットやらで、両手も背中もいっぱいにした小学生が下校していた。
「ほんとに休校になったんだ。残された授業を履修しないまま進学したり、学年が上がったりしたら、その対応は誰が/どこがとるんだろう。学校にいることが救いになっている子は、どうなるんだろう。」
とか、考えてた。
ここまで異常な雰囲気に包まれるまでろくに対応を取ってこなかった上に、肝心の問題への細かな対処は、全て知らないフリ、見えてないフリ、気付いてないフリで、全て現場任せな政府に呆れるしかない。
でも、そんな愚痴ばかり言ってても仕方ないので、こんな時だからこそ#私のイチオシ 企画の記事を私も書こうかな〜と思います。
保護猫カフェのススメ
私のイチオシは、「保護猫カフェ」。
ただの猫カフェとは違うからね〜〜!要注意!!
保護猫カフェと、普通の猫カフェの何が違うの?という方に向けて、私が猫カフェではなく、保護猫カフェに行きたくなるように保護猫カフェの魅力をたっぷりお伝えしたいと思います!!
魅力①保護猫カフェのキャストは、膝の上でお昼寝もお手の物
保護猫カフェで、私たちを迎えてくれるキャスト(猫)たちは、捨て猫、やむ終えない事情で飼い主さんのいなくなってしまった猫、室内飼いが好ましい保護された野良猫たちです。
「保護猫カフェにいる子たち」と「普通の猫カフェにいる子たち」は、結構違いがあります。
私はこの一番の違いは「友好的かどうか」だと思っています。
普通の猫カフェ(里親に迎えることができない、ペットショップに並ぶような血統のある猫ばかりがいるお店)に行かれたことってありますか?
ある人なら分かると思うのですが、猫たちが膝の上に乗ってきてくれたり、向こうから近付いてきてくれたり、、、なんてことは、まぁありません。あるとしたら、必殺!おやつ!を召喚したときだけ。
一方、保護猫カフェに行けば、床に座ってるだけで向こうから「なでて〜」とスリスリしてきたり、「あそんで〜」とちょっかいをだしてきたり、膝の上でお昼寝を始める子なんかが高確率でいます。
なんで、こんなに同じ猫でも反応が違うのか。
それは、やっぱり「保護猫」だからなんですよ。
そもそも、保護猫からキャストになっている子は比較的、人に対して慣れていて友好的な子たちばかりです。
保護されたばかりの子は、ほとんどの場合、見知らぬ人間に対して警戒心が強いです。なので、こういう子たちにはゆっくり時間をかけて、他の猫たちと遊んで社交性を養いながら、徐々に新しい環境に慣れてもらうことで、「人間は怖くないよ〜」と知ってもらいます。
そして、人が近づいても噛んだり、引っ掻いたり、威嚇したりしなくなって、他の猫とも仲良くやれるようになった頃に、やっと保護猫カフェのキャストになれるので、人懐っこい子が多くなります。
魅力②困ってる猫たちの支援ができる
保護猫カフェの多くは、カフェの利益で新たに保護が必要な猫へ支援を行っています。
【主な支援内容】
・多頭崩壊からの救出とその後のお世話
・捨て猫(元室内飼いのために、野良猫として生きていくのが難しい子)の保護とお世話
・地域猫のTNR(元から野良で育ってきた子が増えてしまわないように、去勢/避妊して、元の場所に戻す)活動費
etc...
私たちが、そういった動物支援団体に物資を送ったり、募金をしたり、、、となると、なんだかすこーしハードルが上がってしまうけど、保護猫カフェに行ってお金を払うなら、もっと気軽に支援に参加できると思います。
魅力③一目惚れした子がいたら、里親になることもできる
これが、やっぱり一般的な猫カフェとの大きな違いです。
「もう、この子大好き!」と一目惚れした場合、トライアル期間や、ある程度条件は付きますが、その子の里親になることができます。
普通の猫カフェなら、「え、もうこの子なんなの?かわいすぎん?」となっても、その子と同じ血統の子をペットショップで買うことは出来ても、その子を飼うことはできません。
しかし!保護猫カフェなら、ペットショップやブリーダーさんにお金が回ることなく里親を必要としている「その子」を引き取ることができるわけです。
もちろん、猫ちゃんを引き取る気がなきゃ行っちゃいけないわけじゃないですよ!!
最後に
今は、コロナの影響でマスク着用している方のにの入店を許可していたり、休業してらっしゃるお店も、ちらほらあるのですが、健康な方はぜひ保護猫カフェ訪れてみてください。
ちなみに、私のお勧めは葛西にある「NECOT COFFEE HOUSE」です。
お店の中が綺麗で猫たち用に古民家風のお家をリノベーションされてます。飲み物も美味しいし、オーナーをされている方がとても優しくて、キャストの子たちのお話をたくさん聞かせてくれるのも楽しいです。
数ヶ月前に葛西で多頭崩壊したお宅から、数十頭のサバイバーがここのオーナーさんの運営されている保護団体によって保護されました。その子たちへの支援や未来の里親さんに出会える機会が、こうしてnoteに書くことで増えればいいなと願っています。