げらげら笑いながら読んでやろうと思ってた【出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと】
図書館でふらーっと本を探していると、
この本と目があいました。
もともと知ってはいましたが、
タイトルのインパクトから買うのを躊躇い、結局読まずじまいでした。
自分の本棚に並べるわけじゃないからと
軽い気持ちで借りてみました。
なんとなく表紙もポップで派手で
爆笑エッセイみたいなもんだと思ってたんです。
げらげら笑いながら読んでやろうと思ってたんですよ。
ところがどっこい!!!
読み終わった後、こんなにしっとりというか深いというかそんな気持ちになるとは!!
著者が人生に悩んでいる時期であるということもあるのでしょうが、
「人生観」について考えさせられる本でした。
会って30分ほど話し、
本をおすすめするのですが、
ただ本について話すというよりは、
その人の人生を垣間見るような感じでした。
むちゃくちゃ簡単に言うと、
いろんな人がいるなーー!
ということです。
普通の生き方をすることだけが幸せではないし、
そもそも普通ってなんやねん、と。
むしろ、普通の殻を破った人の方が、
気持ちよく人生を泳いでいるようでした。
ここで、
ぐっときた一節をご紹介します。
この一節は、菜々子が出会い系サイトでたくさんの人とあって変わっていきながら、だいぶ終盤のほうに登場します。
これは急にここだけ抜き出して紹介しても味がないので、ぜひ本書の流れの中で見つけて味わってほしいんです!笑
その過程があって、
あのタイミングで菜々子が言うからこそ効いてくるんですよね。
…とにかく
とんだ表紙詐欺のむちゃくちゃいい本でした。
舐めてかかったらむちゃくちゃいい本、
という逆表紙詐欺でした。
でもあのインパクトのあるタイトルと表紙だからこそ手に取る人も増えるだろうし、
読んでもらえれば勝ちみたいな内容への自信とか、この本のよさが理解できてるところとか、
いろいろひっくるめて出版社ってすげえなと思いました。(そこ?)
今人生に悩んでる人とか、
人生の転機が来てる人とか、
そんな方に読んでほしいと思います。
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