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ライフ・アウトライン実践4-3 変化しながら動き回るピース
ライフ・アウトラインを生かすコツは、ピースがアウトラインの中を変化しながら動き回るイメージを持つことです。
わかりやすい例はDO-ALLからDO-DAYSへの動きです。DO-DAYSでは毎日その日のアウトラインをつくるのですが、そのときDO-ALLをチェックしてその日にやらなければならないこと、やりたいことを転記してきます。これはDO-ALLからDO-DAYSにピースが「動いて」いるわけです。
ライフ・アウトライン実践4-2 シェイクを通じて生活と人生の連続性を取り戻す
前回は日々のDOの選択基準としてLIFE-BEとLIFE-ASを使うというお話をしました。今回はその補足的なお話です。
ひと言でいえば、これは「人生」を「生活」の基準にするということです。
日々というのは「生活」そのものです。そのレベルで考えていると、「人生」というのはなんだか実感のない大それたもののように思えます。大事なことではあるけれど、とりあえず今はそれを考えている暇はない、という感じ
ライフ・アウトライン実践4-1 LIFE-BEとLIFE-ASがDOの選択基準になる
前回まで、ライフ・アウトラインの各要素(DO-DAYS、DO-ALL、LIFE-BE、LIFE-AS)の詳細をみてきました。ここであらためて、ライフ・アウトライン全体のお話をしましょう。
LIFEという言葉には「生活」と「人生」という意味があったのでした。あらためて構造を見てみると、ライフ・アウトラインではDO-DAYSとDO-ALLが「生活」の側面を、LIFE-BEとLIFE-ASが「人生」の
ライフ・アウトライン実践3-9 LIFE-ASのシェイク、LIFEを書くためのアウトライン・プロセッシング、欲望の機能
今回はLIFE-ASのシェイクです。LIFE-BEとやり方は同じなので、アウトラインの変遷だけをダイジェストでお見せしましょう。プロセスの詳しい説明については「ライフ・アウトライン実践3-6 「発想のアウトライン」をシェイクする1」以降のLIFE-BEのシェイクの様子を見てください。
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さて、「ライフ・アウトライン実践3-6」の時点でLIFE-ASのアウトラインは以下のようになっていました
ノートを取るためのアウトライン・プロセッシング
※この記事は、ブログWord Pieceで公開した「アウトライナーフリーク的ノートテイキング」をリライトしたものです。
アウトライナーでノートを取る
昔から、アウトライナーは「ノートを取ること」にもっとも適した道具だと思っています。ノートと言ってもいろいろありますが、ここでは講義や講演のノートを取ることについて考えます(もちろん他の用途にも応用できます)。
WorkFlowyのようなズーム(
ライフ・アウトライン実践3-8 最上位階層に向けて収束するシェイク
LIFE-BEのシェイクの続き。
前回は、新たに最上位階層「自分の身体や精神が快いこと」を立て、「発想のアウトライン」でシェイクしてきた内容をいったん「未使用」に落とした上で、新たにアウトラインを作りました。
「発想のアウトライン」が発想を広げていくものだったのに対して、新たなアウトラインはいったん完成させるためのアウトラインです。
完璧に整理しようとしないこと
アウトラインは以下のよう
ライフ・アウトライン実践3-7 「発想のアウトライン」をシェイクする2(最上位階層を見つけ出す)
前回のおさらい……
LIFE-BEの「発想のアウトライン」のシェイクの続きです。諸事情で間が空いてしまったので、簡単に前回までのおさらいしておきます。
LIFE-BEの最初のトリガー質問である「今、いちばん手に入れたいものは何ですか」にしぼって、ここまでの変遷をみてみましょう。
トリガー質問に答えてのフリーライティングはこんな風になっていました。
この状態が「発想のタイムライン」。思いつ
冗長さと曖昧さを扱う文章エディタ
プログラミング(コードを書くこと)と文章を書くことの間には、多くの共通点があります。どちらも相互に依存関係のある複雑なテキストを作っていく作業だからです。だからこそ、本来コードを書くためのエディタが文章を書くためのツールにもなります。VSCodeやVimやEmacsを文章書きに使っている人はたくさんいると思いますが、そういう直接的な例だけではありません。
アウトライナーは、元々はLISP言語用の
最初と最後のアウトライン(『アウトライン・プロセッシングLIFE』での例)
最初のアウトライン
紙ファイルを整理していたら、『アウトライン・プロセッシングLIFE』のいちばん最初に作った仮アウトラインが出てきました。当時WorkFlowyからプリントアウトしたものです(お見苦しい書き込みは無視してください)。
【アウトライナー関連書籍】中野明『マック企画大全―ホワイトカラーの仕事革命』
「アウトライナー関連書籍」シリーズでは、現在入手が難しいものも含めて、アウトライナーを深く知るための書籍を紹介していきます。かつて「Happy Outlining」というサイトで公開していた記事のリライトが中心ですが、その後新たに出版されたものも含めて紹介していく予定です。
第5回はこちらです。
中野明『マック企画大全―ホワイトカラーの仕事革命」日経BP社、1996
例によって詳細目次の紹介
ライフ・アウトライン実践3-6 「発想のアウトライン」をシェイクする1
前回は、トリガー質問に答えてフリーライティングすることで「発想のタイムライン」が生まれました。さらにまとまりごとに見出しをつけていくことで「発想のアウトライン」が生まれました。
次にするのは、「発想のアウトライン」をシェイクすることでLIFE-BE/LIFE-ASのアウトラインへと育てていくことです。
バックアップがあれば大胆にシェイクできるLIFE-BEの方からいきましょう。
シェイクを始
アウトライン・プロセッシングとMECEについて
文章を書こうと思い、頭に浮かぶことを片っ端からアウトライナーに列挙する。
見出しを立て、アウトライン化する。
シェイクしながら新たに思いついたことをさらに加筆する。
そのときふと「これはさっき書いたことと重複している」と思い、手を止める。
別のことを書き始めるが、「これもさっき書いた」と思う。
まだ書いていないことを書かなければと思うけれど、うまく思いつかない。
そんなことをしているうちに何も書け
アウトライナーフリーク的個人年表 2004〜2023
前編(1975〜2003年)はこちら。
2004年
仕事仲間に紹介された仕事を請けるための条件は派遣会社に登録することだった。ということで2月から便宜的に「派遣社員」として仕事をするようになる。
新しい仕事ではPowerPointとExcel方眼紙で長文ドキュメントを作成することが必要だった。PowerPointはスライドを作るため、Excelは計算するためのものだと認識していたので衝撃を受
アウトライナーフリーク的個人年表 1975〜2003
1975〜1979
小学校1年から父親の仕事の都合でアメリカ在住。平日は現地の学校に、土曜日は日本人学校に通う。
日本語学校の作文の授業で「思ったことをその通りに書きなさい」と言われ、思ったことを思った順に書いたところ怒られる。「海が好きです」と書いた直後に「海がきらいです」と書いてあったため。頭にはまさにその通りに浮かんだのだった。書くべきことと書くべきでないこと、書く順番があることを知る。