SakkBiblio27 ボードリヤール「消費社会の神話と構造」
読書会27回目。ボードリヤールの「消費社会の神話と構造」。本日は6名の方に参加いただきました(写真撮り忘れた)。以下、僕なりの解釈と、みなさんとの議論を踏まえた雑感です。
ボードリヤールによれば、豊かになった現代社会においては、消費における関心はモノの有用性や機能ではなく、その消費によって「いかに他人との違いを示すか」という「差異化」にフォーカスされます。そのような差異化に対する人々の欲求は、無意識に商品を差別化された「記号」とみなします。例えば同じ物を運ぶという意味で同じ