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数百万円アップに白目…家を建てる時の要注意3点

 こんにちは、たくゆきじです。

 前回は「家を建てると決めたら、真っ先にすべき事」について書いてみました。その記事内で、「予算は見学に行く前にあらかじめ決めておきましょう」とお伝えしました。

 ただ予算の上限を決めただけでは、具体的にどういうことを頭に入れておくと良いのかイメージできないかと思います。

 そこで今回の記事ではその点をさらに深く掘り下げて、「住宅購入にかかる予算の解像度を上げておこう」というテーマでお届けします。

本記事は『たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記』というマガジンの中の記事になります。勤務医が等身大のマイホームを建てるにあたって気づいたことをシェアするマガジンです。


住宅購入にかかる予算の3つのポイント


 一般的に住宅購入にかかる費用としては、土地の購入費、本体の建築費、外構費(庭やカーポートなど)、諸費用(登記費用、不動産取得税等)、保険料(火災保険・地震保険)があります。

 一方、その費用に充てる資金は自己資金とローンです。建築費や外構なんかは実際に見学に行かないとわからないことも多いので、ここでは割愛します。

 今回の記事では住宅購入費用について、予習の段階であらかじめ知っておいたほうが良いことに絞ってお伝えしようと思います。

 私が考えるポイントは3つです。

(1)フラット35で借りるか、変動金利で借りるか決めておく
(2)火災保険と地震保険のなんとなくの金額を把握しておく
(3)契約の時より300~400万円程度は予算が追加になる覚悟をしておく

それぞれ解説していきますね。

フラット35? それとも変動金利?


 住宅ローンは大きく、固定金利(最も知名度が高いのはフラット35)と変動金利に分かれます。私は変動金利より固定金利のほうが良いと判断したので、フラット35で住宅ローンを組みました。

 このフラット35って、調べてみると建てる物件のスペックによって金利が安くなったりするんですね。

 例えば、物件が所定の条件(長期優良住宅の認定を取っている、など)を満たしていると、「フラット35S Aプラン」で借りることができ、借りた当初の10年間は金利が基準より0.25%下がったりします。

 逆に言うと、建てようとしているマイホームが条件を満たしていないと、この金利優遇措置が受けられなくなってしまいます。

 私は事前に調べたうえで、フラット35で借りようと思っていたので、ハウスメーカーへ見学に行った際には、

こちらの会社で建てた場合、フラット35Sの金利優遇措置は受けられますか?

 と営業に確認していました。

 金利優遇措置の条件を満たすメーカーがほとんどでしたが、場合によっては受けられない工務店などもあるかもしれません。その場合、想定と違う条件で住宅ローンを借りることになってしまいますよね。

 こういうことは、住宅ローンを変動金利と固定金利のどちらで借りるか事前に決めておかないとハウスメーカーへ行った時に確認のしようがありませんので、あらかじめ決めておくことをおすすめします。

 参考サイト:フラット35

 なお私がローンをフラット35に決めた理由については、以下の記事で詳しく紹介します。

火災保険と地震保険―安くなるってどのくらい?


 火災保険、地震保険もフラット35と同じように、物件が所定の条件を満たしていると、保険料が安くなります。

・火災保険であれば省令準耐火
・地震保険であれば耐震等級3

 などがその代表格ですね。

 ただ安くなると言っても、具体的にどのくらい割引になるのかイメージがわかないと思います。

割引と言っても1万円の割引と、30万円の割引はインパクトが違いますよね。

 そのため私は実際に自動車保険と生命保険に加入しているなじみの営業の方に、火災保険と地震保険について相談してみました。

予算が〇〇円の家を検討しているのですが、省令準耐火の認定の有無で火災保険ってどのくらい変わるものですか? また耐震等級3で地震保険の保険料はどのくらい違いますか?

 という感じです。

 これでだいたい保険のシミュレーションができて、割引額もイメージができます。

 こういう事前情報を仕入れておくと、ハウスメーカーの営業の方から

うちの建物はすべて省令準耐火の認定をとっておりますので、火災保険がお安いです!

 と営業をかけられても、予習の段階で割引額が想定できているので、

安くなるっていっても○○円くらいだよな…

 と冷静に判断することができます。

 自分が建てようとしている予算の家の火災保険や地震保険について、どの認定を取るとどのくらい値段が変わるのかをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

オプションで契約時から数百万円は上がるもの


 実際に建ててみて思ったことですが、打ち合わせを進めていくうちに、色々なオプションを付けたくなります(断言)。

 これはもう間違いありません(白目)

 打ち合わせを進めていくと「こういうのも家の中にあると便利ですよ」といろいろ提案してもらえるので、「確かに便利だな…」となって、あれもこれもつけたくなります。

 加えて私のように初めてマイホームを建築する場合は、「えっ、こんな想定外のところにもお金がかかるんですか…」というところもところどころ出てきます。間違いありません(断言)

 そのため契約した時点での見積もりより、結果としてかなり高くなる可能性が極めて高いと思います。というか私は高くなりました(小声)

 そういうことを織り込んでおいて、契約時は自分の限度額よりできれば300~400万円くらい安い金額で契約し、オプションやらなんやらをつけて、最終的に自分の限度額に寄せていくのがおすすめです。

まとめ

 今回の記事では住宅にかかる予算について、あらかじめ知っておいたほうがよいことや決めておいたほうがよいことを紹介しました。

(1)フラット35で借りるか、変動金利で借りるか決めておく
(2)火災保険と地震保険のなんとなくの金額を把握しておく
(3)契約の時より300~400万円程度は予算が追加になる覚悟をしておく

 このへんは今振り返ってみても頭に入れておいたほうが良かったことですので、参考にしていただければと思います。

※本記事はm3.comで連載中の記事を改変して転載しております。

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本記事は『たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記』というマガジンの中の記事になります。勤務医が等身大のマイホームを建てるにあたって気づいたことをシェアするマガジンです。

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