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【読書ノート】『こころの知能指数を高める習慣』

ここ最近、仕事の環境が変わったことに伴い、新しい環境に対するストレスや不慣れなことに対応する中、感情の起伏がこれまでより大きくなっていたので、本書を読んでみました。

EQ:心の知能指数

著者は、EQこそがビジネスで成果を出すための土台であると主張する。
なぜなら組織における人に関する課題を解決するためのベースになるものはEQが土台となるからである。
では、そのEQはどのように高めていくのか?
EQを高める為のスタートは、自己理解を進めること。自己理解が進むと、人は自分の選択や決定基準を内側に持ち、自分に一貫性を持って生きることができるようになっていく。
とりわけ、EQを高めていくには、「己の感情の出方を知る」ことが重要となる。そこから「己の感情を制御」することを学び、感情の持つパワーを創造性に活かすことができるようになっていく。

EQを高める為の4ステップ
 1. 自己を理解する
 2. 感情を管理する
 3. 共感力を高める
 4. 関係性を高める

STEP 1. 自己を理解する

自己理解を進める為にはまず、「感情の見える化」をすることが必要。
効果的な方法は「感情ノート」を毎日つけ、自分の感情のデータベースを蓄積し、自分の感情の表出の仕方・パターンについて理解すること。
また、感情ノートをつけることは自分を客観視することにも繋がる。自分を客観視できるようになると、主客の切り離しが進み(刺激と反応の間に隙間ができる)自己受容へと繋がっていく。これができると、自分の中に安心感が醸成され、他者との比較、自己否定、他者の意見に振り回されるなどのネガティブな行動が減っていく。

STEP 2. 感情を管理する

感情を管理する為には、反応と行動の間に隙間を作る習慣を身につけることが重要。
反応と行動の間に隙間を作るのに有効なのは、自分の感情を実況中継する習慣を身につけること。またその後で、なぜこうした感情を自分が抱いており、何が嫌なのか、ここから受け取れるメッセージについて自分に問うことが重要。それにより、自分がどういった価値観を大切にしているのかを知ることができる。

感情そのものに良し悪しはない。ネガティブな感情を抱くことがあったとしても、自己否定を繰り返していては感情管理ができるようにはならない。あるがままの自分を受け入れる=「セルフコンパッション」

STEP 3. 共感力を高める

共感の本質は「分かる」ではなく「分かりたい」という態度。
本当の傾聴とは、決めつけ、ジャッジ、レッテル貼りをせず「分かりたい」という態度を示して聴くこと。人をコントロールしようというエゴを少しずつなくしていくこと。

STEP 4. 関係性を高める

人間関係において一番望ましいのは、「本音でポジティブ」な態度を示せること。「本音でポジティブ」であるとは、相手を尊重しつつ、自分を率直に主張できる状態のこと=「アサーティブ」
「建前でポジティブ」な態度を続けていると、ネガティブな感情を抑え続けることになり、知らぬ間にストレスを抱え、自己受容が困難になってくる。
人間関係を高める為には、相手に対して「事実」と「評価」を切り離して考えることが必要。この力こそが「知性」。
また、自分に対してもこの切り離しができるようになると、自分の本当の感情が見えるようになってくる。

方眼ノートを使って読書ノートをつけた

読んだ本を方眼ノートにまとめて自分なりの整理をしてみました。

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方眼ノートを使ったよりよい読書ノートの取り方の勉強中です。ご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!

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