救いの音楽、勇気の言葉＃３

いやー、面白いです。あんなにいろんな音楽を聴いてきたはずなのに、まだまだ知らない名曲が数え切れないほどある。出逢う曲、出逢う曲が、もっともっと世界は広いんだよって教えてくれている気がします。それでは＃３、行ってみましょう！

#3 -1 R.Ochiaiさん

①Gett Off
②Prince
③子供の頃から音大を目指して日々レッスンと練習に明けくれていて、高校生の頃コンクールで酷評されたり、目指す大学のハードルの高さを思い知って自信をなくした。

進路と自分の才能に絶望しはじめてどうしたらいいのかわからなくなっていた時、ふと深夜に流れたDiamonds and Pearls Tourを見かけた時に流れていたのがこの曲。

当時、Princeの存在は知っていたが、ブラウン管越しのPrinceは生き生きと音楽そのものに見えて、「音楽って、自由で楽しいんだよ」と言われた気がした。 そこから食い入るように見続けて、すっかりPrinceに魅了されて今に至ります。 あれ以来、たくさんのPrinceの曲に救われてきました。 今でも"音楽そのもの"と私が思う存在は、どんなクラシック作曲家よりもPrinceです。 ④R.Ochiai

#3 -2 けるべろさん

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①My Wild Irish Rose
②Music by Chauncey Olcott. Played by Keith Jarret.
ソロピアノのアルバムThe Melody At Night. With Youから。全てが珠玉ですが、この一曲は何かに思いっきり負ける度に聴きます。雨でも夜でも奇妙な程のあっけらかんとした青空高く天まで細く伸びる飛行機雲を仰ぎ見るかのよう。

#3 -3  てっつあんさん

①宝島
②歌詞・岩谷時子　曲・羽田健太郎 　歌・町田義人
③「いつも信じよう真心を、勇気を胸に進もうよ。ただ一つの憧れだけは、どこの誰にも消せはしないさ。」
「いつも微笑みを忘れずに、勇気を胸に進もうよ。ただ一つの憧れだけは、どんな時にも消せはしないさ。」

高校生の頃、イジメにあい、ひどく辛い時期があったのですが、その頃夢中になってたアニメ「宝島」の主題歌の、特にこの部分の歌詞に勇気づけられ、乗り切る事が出来ました。 

#3 -4 ヒライ忠至さん

①Merry Christmas Mr Lawrence
②坂本龍一
③聴こうとするものが聴こえないではなく、東洋とも西洋ともいえない音から、言葉が聴こえてきます。何度も救われた曲です。坂本さんを思いながら。

#3 -5 ダンテルさん 

①時代
②中島みゆき
③受験に失敗した時も、失恋した時も、選ばれなかった時も、上手くいかなかった時も。 人生の岐路で聴き、日々の小さな悲喜交々に鳴らし、多種多様な絶望に歌ってきました。 いつもこの曲が不思議な力と穏やかな気持ちを届けてくれました。 きっとこれからも♪

いかがでしたでしょうか？
それぞれの楽曲にそれぞれの魅力があって、好みはあるかもしれないけれど、決して優劣をつけられるものじゃないな、と。音楽はまるで人間のようですね。

奥野武範×二重作拓也×高井浩章「救いの音楽、勇気の言葉」『バンド論』（青幻舎）『強さの磨き方』（アチーブメント出版）W刊行記念

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強さの磨き方