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自故日記(36) リアル

事故にあって、2ヶ月くらいしてからだろうか。
体調や心理的な部分で大きく変化が生じて来た。

足の違和感や痛みをリアルに感じることで、
自分の行動に制限が生じた。

体が3つに分かれているような気分だった。

頭と上半身と事故によりケガを受傷した下半身だ。

頭では何をしなければいけないのか、
何をするべきなのかを感じている。

しかしなかなかそこに体が動かない。

上半身に関しては、ケガもしていないので自由に鍛えることもできた。

受傷した下半身に関しては動かしたくても動かせない。痛みもあるし、恐怖心もあった。

また折れたら…とかいつも考えてしまった。

当たり前のようにできたことができなくなるということがどれだけショックなことなのかをこの事故によって経験した。

それによって心理的にも、肉体的にもどんどんと削られていくのも経験した。

いまでもそれは残っている。
しかし、ここから挽回して復活するためにはここを勝ち抜かなければならないと思う。

そして、この苦しみなどはきっと本来は存在しないものなのかもしれない。ケガをして苦しい自分を受け入れたくないがために作り出したバリアのようなものでもあるのかもしれない。

だけど、リアルはそんな感じだった。
動きたいのに動けない。

きっとそんな状況に陥って悩んでいる人たちは多くいると思います。

そんなこともあるんだよと知ってもらい少し安心してもらえたら嬉しい。

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