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26という歳を迎えて〜FB投稿総天然Ver.〜

さて、僕は、昨日になるか、26歳を迎えたわけですが、ここのところ誕生日が近いということは意識していたくせに、ふとした瞬間に自分の歳を忘れかけていたことに気がついたわけですね。
 
いったい、社会人も3年が過ぎようとしているのに、気分的にはまだ全然若い気でいるわけです。
 
それもこれも、最初に入った会社が合わず、さっさと辞めてしまい、そこから世間知らずの学生が引っかかるようなカルトちっくな団体のカモになり、カモになったらカモになったで今度は金欠から友人知人を金づるにしてやろうと目論んで、挙げ句の果てに口座の数字はゼロに、そしてその間に失った人間関係は数えるにきりがなく、人間としてはまるでどん底を這ったような人生を、その間に経験したからなんだと思うしだいでございます。
 
とはいえそうした中で救ってくれる人もありで、中でも我が親愛なるX.X.には感謝しても仕切れないものがあるのですが、と同時に僕としては一度死んだようなこの命をどう生かすかがやはり問題になってくるのだろうと思います。
 
いや、かつても別に自分の命をぞんざいに扱おうと考えていたわけではございません。
 
ただそれは、まことにエゴイスティックで、自分の見栄を張るために、あらゆる人間関係を傲慢で退廃的な私利私欲に用いようとしていたという上での、まことにナルシスティックな生き方だったわけです。
 
そういう人間に周りの人が苛立ちを覚えるというのは、まことに自然なことです。
 
そして、現に僕は周りの人を苛立たせてきたのだと思います。
 
それについて、僕はそろそろ何かしら懺悔をしなければならない時が来ていると思っていたわけですが、そしてこうした長く流れるような文章が、一つそれの表れだと自分では思いたい節もあるのですが、しかし面と向かってそれを誰かに直接言っていないというのは、ただただ僕の勇気の無さの表れなのでしょう。
 
ただ、そうは言っても、かつて人を避けてきた僕が、どん底を這ったおかげで、人と向き合うことの大切さを、そして何より自分自身のあらゆる在り方と正直に向き合うことの大切さを、学び、実感したということは、ここで書いておいても構わないかと思います。
 
かつて、僕の言葉の扱いはぞんざいでした。
 
そしてそれはすなわち自分自身の感覚に対するぞんざいと、ひいては自分の周りにいる人とものへのぞんざいとでした。
 
今や僕はそういうぞんざいな態度というものが、どれほど恐ろしい結果をもたらすかということを、よく知っています。
 
そしてそれはつまり、僕自身の人生の強みでもあるのだろうと思うわけです。
 
今、僕の中の最も大きなテーマは、いかにして自分の感覚と感情を丁寧に捉え、それを正確に言葉に表すかということです。
 
これは自分をありのままに直視することによってしかできません。
 
ですが、ありのままの自分を直視し、そこから言葉を紡ぎ出すことは、大げさなたとえではなく、例えばあのディズニーランドでさえ凌駕するような現実を作り出すことになるのです。
 
今、僕が書いている物語の一つは、それを証明するものの一つになるでしょう。
 
現実は小説よりも奇なりとはよく言ったものですが、それはただ、物語の書き手が本当に空想しか頼りにしていないだけなのですから。
 
僕としてはただ、自らの感性を信じて、たとえフィクションであっても、ファンタジーであっても、事実をありのままに書き留めるのが言葉であると思っています。
 
そして、そうした正直な言葉だけが、より正確に言えば、正直な言葉を紡ぎ出す、正直な生き方だけが、人生を誤った方向に導かず、また幸せに、そして平和にするのだと思います。
 
僕としては、そうした言葉の使い方、そしてそのような言葉の使い方を導き出す生の在り方というものを、あらゆる手を尽くして、とはいえ自分に合った方法で、つまりはその一つとしてこれまで自分が避けてもきた小説という技法で、伝えていくのが、自らの義務であり、また役割であると感じています。
 
この部分はもう、かつてのようにぶれないでしょうし、誰がどう言おうとも、続けていくことなのでしょう。
 
もし、あなたが、これをここまで読んでくれたあなたが、そこにいてくれたのだとしたら、こうした僕の生き方を、黙っててもいいので、どうか認めていてください。
 
誕生日メッセージなどいらないから、ただ、僕が書き上げていくものを、静かに読んでいってください。
 
それが、おそらく、昨夜26歳を迎えた男を、一番喜ばせる方法です。

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