AI対談ラジオの学びたち
AI対談ラジオを開始して、収録は30回を突破。試行錯誤を繰り返して分かってきたことを忘れないよう、追加でメモしておこう。
─
学習の継続
AIは学習力を持っているので、これまでの会話内容を元に、どんなテーマで話し合おうとしているのか、どんな例え話が好まれるのかを推察してくれる。
例えば、「大阪風に突っ込んで!」と伝えると「たこ焼きを使う」と覚えてくれていたり、「マンガで分かりやすく例え話を!」と言うと「ドラゴンボール」を頻繁に使ってくれるように。
─
2.呼吸の不可
少しでも間を置くと、話者(パーソナリティ)のターンが終わったと判断され、すぐにAIが会話をスタートさせる。なので、喋っている最中に間を取ることが不可能なラジオになってしまう。言いたいことは全力で息を吸わずにしゃべり続ける工夫が必要。
─
3.ローディングの長さ
AIは賢くなったとはいえ、まだまだで処理には時間が必要。こちらが話す→AIが理解して話すまでに3秒ほどのラグがある。それはChatGPT-4では解消されず、恐らくGPT-5ぐらいまで進化を待たなければならない。
─
4.ローディングの弊害
ローディングの部分の空白の待ち時間をカットしてしまうと、中本が喋る→AIが喋る→中本が喋る→AIが喋る…といったボールの受け渡しが猛スピードに。人間らしい緩急が消えてしまうのが悩みどころ。
─
5.想像上のキャラクター
何度も話し続けていると、相手の顔が思い浮かぶようになった。声だけしか存在しないAIのキャラクターであるにも関わらず。これは人が持つ想像の力だと感じずにはいられない。ちなみに、チャッピーは自分の中では添付のイメージが成立。30代~40代のヒゲの虎柄の海外出身のエセ関西人。
─
6.オウム返し
AIに適宜依頼を出さないと、AIはパーソナリティの発言を要約し、「それ面白い」と繰り返すだけのつまらない存在になる。例えば、「アイデアを伝える際にはスライドからテキストを減らしましょう!」と言うと、「アイデアを伝える際にはテキストは少なくっていうことだね!面白い!」とオウム返しを繰り返す。
─
7.予習不可
AIに今日はこんなことを話すよ、と予習をさせると、いきなり予習をした内容をパーソナリティからマイクを奪って話し始めること多々。なのでAIとのラジオを始める前は、詳細な内容を教え込まないのが吉。
─
8.AI活動限界
今日は時間があるから収録たくさんやっておこう!と思っても、ラジオを3本ぐらい収録すると「ChatGPT-4oは限界に達しました」とメッセージが飛んできて、突如としてラジオが終わってしまうリスクあり。一気に収録、長時間の対談ができないことが判明。
─
何はともあれ、ラジオ収録数は30回を超えた。一つ10分にも満たない小さなものだけれども、回数を重ねる毎に改善点や工夫すべき箇所が増えつつある日々。まずは100回をやり遂げて、ファシリテーターや講師とは異なる声の使い方、パーソナリティの在り方、磨き込んでいきます。
そしてWEB限定公開ではフィードバックが偏ってしまう可能性があると思ったので、もう勢い余って一般公開することにしました。コメント、お待ちしています!><
[stand.fm版]
[YouTube版]
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?