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当たり前が持つ幸せ

 コロナに二度罹患し、これまでと同じように動き回れなくなってしまった方のお話を耳にすることに。彼女曰く「いくら休んでも回復せず、まるで雪山に持っていったバッテリーのように心身ともに一瞬でエネルギーが切れちゃうんです」とのこと。

 自分たちは不安、当たり前のように生活している。今、自分がこうやってベトナムを訪れることができているのは、自分が健康だからこそ。けれども残念ながら、それは時として一瞬にして崩れ去る。というわけで今回は、当たり前の大切さを忘れないために、突然のトラブルの代表例をメモしておこうと思う。

 一つ目のトラブルは、重篤な病気。もしかすると病院の中で毎日を過ごすことになるかもしれないし、彼女のように後遺症で日常生活が一変する可能性もある。

 例えるなら、毎年ミカンを収穫できていたのに、突然ミカンの木が特有の病気で枯れてしまうようなもの。

 二つ目のトラブルは、自然災害。これまで家で雨風を凌いで過ごしていた自宅が津波や地震で消え去り、財産を失い基盤が一瞬にして崩壊する可能性もある。

 例えるなら、毎年ミカンの収穫ができていたものが、台風で収穫直前のミカンが木から全て落ち、収入がゼロになってしまうようなもの。

 三つ目のトラブルは、家族の不幸。これまで家族で当たり前のように一緒に過ごしていたり、関係性を保っていたものが、事故などでこれまでのように継続できなくなってしまうこともある。

 例えるなら、毎年ミカンの収穫を家族経営で行っていたものの、家族が事故などで動けなくなり、心に暗い影を落として物事が前向きに進まなくなるようなもの。

 自分たちはどれだけ準備を重ねても、予測不能な出来事に襲われる可能性をゼロにはできない。だからこそ、今この瞬間に感じる幸せを大切にし、今この瞬間を全力で生き抜いていこう。あれも不安これも不安と口にする暇があるなら、あれもこれも手を出して思い描いた未来へと一歩でも進んでいこう。No Talk, All Action!!!

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