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知識に頼らず行動から学びを

 自分たちは実際に行動することから学びを得て、それによって次のステップへと進むことができる。しかし、行動を起こさなくても得られる『知識』が多くの負のインパクトを及ぼすため、重要な行動が妨げられがち。

 知識が持っている負のインパクトは何か。その一つ目は知識が目的化してしまうこと。知識を獲得し始めると、細部に至るまで学ばなければならないという圧迫感に駆られがち。

 例えば、「アイデアを形にする際にはチームメンバーが重要だ」と学んだ後は「メンバーが満たすべき要件」「どこで出会うべきか」「相性のチェック方法」といった枝葉まで学ぼうとしてしまうように。

 知識が持っている負のインパクトは何か。その二つ目は思考停止を生んでしまうこと。知識は基本的に先人の経験に基づくもので、自分がこれから始める挑戦に必ずしも役立つわけではない。

 例えば「アイデアをカタチにするキックオフ時は人数を3人以下に!」という知識を持っていたとする。けれども大学時代から仲の良い5人がいたとして、2人を除外してスタートすることになればチーム崩壊が待ち受けていることだろう。

 知識が持っている負のインパクトは何か。その三つ目は完璧主義を生んでしまうこと。知識はあくまでより良い行動を起こすための道具であって、知識のせいで小さく行動を起こせなくなってしまっては本末転倒。

 例えば「理想のチームメンバーに出会える機会は○○!」という知識を持ってしまったが故に、いつまでも他の機会に顔を出すことなく、結果的に一人ぼっちのままで進まなくなってしまうようなもの。



 知識は確かに大切。けれども負のインパクトを持っていることも事実。だからこそ参考に留め、積極的に行動を起こし、その行動から得た気付きをもとに学び、次のステップへと進んでいこう。

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