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「トップ3%の人は、「これ」を必ずやっている 上司と組織を動かす「フォロワーシップ」」を読んでみた

ちょうど「リーダーシップからフォロワーシップへ」という本を読んでいた時に見つけた本。
フォロワーシップについて他の人が書いてることも勉強してみようと思い読み始めました。
「リーダーシップからフォロワーシップへ」の感想はこちらの記事で書いています。

簡単に要約(自分の解釈含めて)する

企業などの組織において、自分の貢献度を高めて、なくてはならない存在になるためにはフォロワーシップが必要です。(滅私奉公的に会社に人生を捧げる状態のことではありません。)

そもそもフォロワーシップとは、上司やリーダーのサポート役として、組織運営に関わるスキルのことです。
彼ら彼女らの
・見えていない点に目を向けさせてあげたり、
・解決策を提案したり、
・代わりにアクションを実行したりすることです。
つまり、上司やリーダーと一緒に組織課題の解決に向けて行動することが求められているのです。

このために必要になってくるのが、提言力と実行力です。

提言とは自分たちが何をするべきなのか考え、問題提起・解決策の提示を行うことです。上司のいいなりになる、また上司からの指示待ちになるのとは全く違うマインドセットが必要になります。
質の高い提言をするためには質の高いインプットと質の高いアウトプットが必要になります。
質の高いインプットをしていれば、自分たちがどこに向かうべきなのか、またそのためには何を変える必要があるのかが見えやすくなります。具体的には、以下のような行動が必要です。
・他社のベストプラクティスをキャッチアップする
・自社内の他部門のベストプラクティスをキャッチアップする
・上司が問題と思っていることを把握する(上の視点から物を見る)
・ビジネスフレームワークを使って問題を把握する(上の視点から物を見る)

質の高いアウトプットは、提言を受け入れてもらいやすくするために必要です。組織のために問題提起を受けるのは上司も嬉しいと思いますが、上司も人間なので批判されたくはありません。
そのためDESC法を使って、①現状を説明(Describe)し、②起き得そうな問題を伝え(Explain)、③現状を変えるための解決策を複数提案(Suggest)し、④その中から実行プランを選択(Choose)してもらう。
問題を問題だというだけだと、批判されている気がするので解決策も提案する。提案するだけでなく、複数提案して、その中からアクションを選んでもらう。
また、この時にも自分が思っている現状が上司の視点からも問題として映っている事を確認する事で、より広い視点から問題提起ができるコツです。

活かせると思った点

「リーダーシップからフォロワーシップへ」では、チームについてメンバー各自が考えて改善を回していける組織が強い組織だと学びました。
今回の本では、メンバーの視点からどのように自分たちの現状を考え、それを変えるためにリーダーとタックを組んで取り組んでいけるのかという事が学べたと思います。
これをメンバー個人の問題として終わらせちゃうと、各個人のやる気に左右されてしまい、結局何も変わらないということになりかねないのでチームとしてどうしていくべきなのか考えてみます。

チームの課題について全員で考えていくためには、メンバーの知識レベルを揃える必要があります。そのためには
・リーダーとメンバー間でチームの課題についての認識を同じくするために、リーダーはそういう事をオープンに話すようにする。
・自分たちが目指すべき方向について常に話し合う場を設ける
・社内外のベストプラクティスをキャッチアップし、自分たちに応用する方法を考える。それを共有する場を作る。

メンバー間でチームの現状と課題、向かいたい方向の認識が揃っていて、それを常に話し合うようになったら各メンバーが主体的に考える習慣にもなるのではないかと思っています。
ベストプラクティスのキャッチアップや、自分たちの課題の解決に向けて考える作業の負荷を抑えて、その考えた事を評価にも反映させる方法があればチームの改善がすごい速さで回っていきそうと思いました。(チーム改善の結果が評価としてみれるような数字に落とし込めれば良さそう。)

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