ヨシムラタクト

名古屋在住。食、音楽、酒、教育、広告など。エッセイや小説、詩など、文章を用いた表現を色…

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名古屋在住。食、音楽、酒、教育、広告など。エッセイや小説、詩など、文章を用いた表現を色々と発信できたら、と。

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最近の記事

息子と出会う

2024年8月23日。 我が息子がこの世に生まれた。 昨年のこの時期は体調とメンタルがやられ、休職になっていたのだが、一年でこうも変わるとは。 日に日にお腹が大きくなる妻は母としての実感を徐々に湧いてきていたのだろうが、私は実際に息子と会うまで父になるという実感がわからなかった(無論、父になる準備はしていた)。 しかし、いざこうして対面すると芽生えるものだ。 この子の未来が素晴らしいものであるために頑張らなくてはならない、と。 色々と書きたいことはあるのだが、また落ち

    • 適切な夏の終わらせ方

      前回の投稿でも書いたのだが、今年は地元である札幌には帰らない夏を過ごしている。 ちょうど去年のこの時期、札幌に帰省した時にトラブルが起き、表面張力を保っていた僕の心から何かが溢れ落ち、崩れがちだった体調が脆くも崩れ去った。 それからもう1年が経ったのか。 ある意味、傷心の意味も兼ねていた帰省だったが、結果として倒れてしまった。 そこから半年以上、休むこととなり、なんとか復活することができた。 今年はお盆の時期に仕事をする年となった。 といっても、スローペースであるのには変わ

      • 北が恋しいのは、夏のせい。

        例年だと、この時期は北海道・札幌に帰省している。 今年は夏季休暇取得時期をずらしたこともあり、北海道には行けず。 連日の猛暑日には参ってしまう。 体調があまりよろしくないのも、夏のせいにしてしまおう。 札幌も暑くなった、とはいえ、30度が最高気温を、福岡・名古屋を行き来している自分としては羨ましい温度だ。 Facebookの機能で、数年前の今日の投稿が見れる、というものがあるのだが、この時期は北海道が出てくる。 いや〜、行きつけのバーやお店での飲食や、どうやらRSRに行

        • 僕はプロフェッショナルなのか?

          ここ最近の悩みの種を突き詰めていくと、結果、これになる。 仕事をしていく上で、お金(給料)をもらう以上、プロフェッショナルでなければならない。 新人や若手ならまだしも、中堅ベテランとなれば尚更。 しかし、僕自身、果たしてプロフェッショナルなのだろうか。 素直に頷けない要因として成功体験の少なさ、か。 何かを成し遂げた、という経験が個人的に少ない。 これは自分自身の粘り弱さも要因だ。 しっかりせねば、と思いつつ、社会人生活を振り返るとなかなか悩んでしまうのが成功体験の少なさ

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          僕とフジファブリック(後編)

          先々週の続き。 志村さんのニュースがあり、MUSICのリリースまでの間、志村會、といういわばお別れの会にも参加した。 初めて中野サンプラザホールに訪れたのがこの日だったのが寂しい。 その後、残ったメンバー3人でバンドを続けていくことを表明。 素直に嬉しかった反面、やはり志村さんが作り出す音楽に出会えないことの寂しさもあり、不安もあった。 そして2021年に6枚目のアルバム「STAR」がリリースされた。 新たなフジファブリックが始まるようなイントロ。 バンドとしてやり続け

          僕とフジファブリック(後編)

          日本の夏をアップデートしていく必要性

          (先週の続きですが、今週が移動日ということもあり、来週に延期します) あまりに暑すぎる。 今、中部国際空港へ向かう電車の中でこの文書を書いているのだが、暑すぎる。 名古屋は38度まで上がったとのこと。 これはもう、日本の夏に対して意識を変えていかないといけない時になったのではないか。 地理で習う項目として「ケッペンの気候区分」というのがある。 年間の気温と降水量で熱帯から寒帯まで気候を区分するものだ。 僕はなぜかこのケッペンの気候区分が好きで浪人時代、Excelのif関

          日本の夏をアップデートしていく必要性

          僕とフジファブリック(前編)

          衝撃的なニュースが届いた。 僕の人生において音楽というものは多大な影響を与えてくれたのだが、 その中でもフジファブリックは特に大きな影響を受けたバンドだった。 シンプルにショックだった。 思春期の時に比べるとライブにもなかなか足を運ばなくなってきてしまった僕でも30代になっても足を運んでいるバンドだし、何よりファンクラブにも入会している。 今でも大好きなバンドだ。 そのバンドが、活動休止。 「僕たちは絶対に解散しないバンド」 よくメンバーが口にしていたその言葉が心強か

          僕とフジファブリック(前編)

          慌ただしく7月

          七夕である。 北海道では8月が七夕とする風潮もあるのであまりなんとも言えず。 ただ、例年雨が多い印象なので晴れの七夕は良き。 ただ、にしても暑い。 慌ただしく1週間が過ぎた。 ちとドタバタしているし、今これを書いている時点では電車で空港に向かっているので今日は簡単に。 というのも、足を痛めている。 2年前に発症したウイルス性イボが去年も再発し、そして今回も発症。 この手の治療は足に液体窒素を当てて凍傷させ、新たな皮膚を再生する中でイボごと取り除く、というもの。 なので、足

          2024年も折り返し

          6月30日。 明日から7月。 2024年も折り返しとなる。 例年、あっという間に月日が流れていると実感しているが、今年は特にその流れを感じる。 昨年は9月頭に休職し、約半年間、日々を無職で過ごしていたが、そこからあっという間に7月となった。 あっという間だなぁ。 年始に立てた目標を振り返ってみると、まぁ、うまく行っていないことが多い。 食生活アドバイザーに関しては願書こそ取り寄せたものの、仕事の都合で受験が叶わず。 数年前から取得を目指しているが、いつになるのやら。。

          2024年も折り返し

          吉村食ぐ人 #32 サードプレイス@福岡

          地元が北海道で大学進学を機に東京へ。 東京の良いところでの一つは地方から人が集まるということ。 漠然としたワクワク感を抱いた地方出身者が多かった。 僕もその1人だった。 事実、45人いた同期で東京出身者は片手で数えられるぐらいだったと記憶している。 上京組も多くいたことに加え、大学生ということもあり、友人は早くできた。 しかし、就職する時に仲の良かった友人の多くは東京勤務である中、僕は大阪だった。 そこから社会人生活が始まるのだが、なかなか知人ができない。 職場と、友人の来

          吉村食ぐ人 #32 サードプレイス@福岡

          吉村食ぐ人 #31 スイングカランで心躍る&森のワイン

          福岡に住み始めることとなり、部屋を探す時に候補として上がった街が大濠公園だった。 大きな公園もあり、閑静な住宅街。 ただ、恐ろしく地価が高騰しており、東京とさほど変わらない家賃ということを聞いた。実際に高いところも多かった。 結果として西新に住むことになったのだが、たまに散歩がてら大濠公園には足を運ぶことがある。 その時に感じるのはハイセンスは個人店が多いなぁ、ということだ。 こりゃ住んでいたらたまらないなぁ。 地元の札幌でいうところの円山公園に近い雰囲気だ。 そんな大濠公

          吉村食ぐ人 #31 スイングカランで心躍る&森のワイン

          吉村食ぐ人 #30 一店集中型

          早いものだ。 あっという間に2024年も後半戦が間近に迫ってきている。 月日の流れってこんなにも早かったっけ? 先週は飲みに行く機会が多かった。 主に会社の方々との飲みなのだが、にもかかわらず、昨日も飲みに行こうとしていた。 ただ、行こうと思って外に出たものの、紆余曲折があり、結論としては飲みに行くことはなかった。 理由は単純で行こうと思っていたお店が15時オープン。 昼飲みを計画していたのだが、昼ご飯が遅くなってしまい、食欲がなく、完全なるポテンシャルではないことに気がつ

          吉村食ぐ人 #30 一店集中型

          6月になった

          2024年も後半戦に突入。 早いものである。 4月に復職してから2ヶ月が経った。 徐々に慣らしつつ、という状態ではあるものの、ここ最近は寝てる途中に目が覚める症状が出る日もある。 やはりストレスがそこそこに蓄積されているのだろうか。 なかなかスムーズにうまくいかないものだ。 先週、年初に立てた目標の振り返りを行った。 やはり思う通りにいかなくなっていることも出てきている。 食生活アドバイザーの受験については今年こそ!と思い、勉強もしたし願書も取り寄せたのだが仕事の都合で受

          デビッド・ワイズを好きでよかった

          僕は人並みにゲームが好きだ。 今はSwitchで遊ぶぐらいでPS5は持っていないし、PCゲームもやっていない。 ただ、一般的な30代中盤の男性の中では平均的か少し上回るぐらいのゲームプレイ時間だと思っている。 そんな僕だが、最新のゲーム、というよりも、子供時代に遊んだゲームを未だに思いを馳せている。 その中でも特に好きなゲームが「スーパードンキーコング」だ。 今年、USJにもドンキーコングのエリアができるということで、めちゃくちゃ楽しみにしている一人だ。 まだ幼稚園児ぐら

          デビッド・ワイズを好きでよかった

          逃避香

          限界を迎えようとしているサトシには自らその限界の境界線から離れようとする術を持ち合わせていなかった。 結婚はしないのか、良い人はいないのか、と言った問いを30歳になってから多く受けるようになった。その問いを受ける度に苦笑いを浮かべてスルーするように努めてはいるが、目に見えないストレスは確実にサトシの心に積み重なっていった。 恋愛する暇がないほど労働に夢中なのか、と言われると、サトシ本人としては夢中になろうと思いつつ、周りとの環境にうまく馴染めずにいた。 特にパワハラには至らず

          吉村食ぐ人 #29 福岡で出会った最強中華飲み「弐ノ弐」

          中華料理が好きだ。 いや、中華料理も好きだ、が正しいのだけれども、子供の時から中華料理が大好きなのだ。 あのパンチのある力強い味付けに育ち盛りかつ食べ盛りの男子にとっては魅力でしかない。 麻婆豆腐に回鍋肉、エビチリに酢豚。青椒肉絲は今でも大好物でよく作る。 ライス、という白いカンバスに中華でガッツリと色付けしていく。 綺麗なアート、というよりもストリートアートみたいな荒々しさ。 それがたまらない。 デザートも好きだ。 杏仁豆腐を初めて食べた時は衝撃的だった。 こんなにうまいデ

          吉村食ぐ人 #29 福岡で出会った最強中華飲み「弐ノ弐」