適切な夏の終わらせ方

前回の投稿でも書いたのだが、今年は地元である札幌には帰らない夏を過ごしている。
ちょうど去年のこの時期、札幌に帰省した時にトラブルが起き、表面張力を保っていた僕の心から何かが溢れ落ち、崩れがちだった体調が脆くも崩れ去った。
それからもう1年が経ったのか。
ある意味、傷心の意味も兼ねていた帰省だったが、結果として倒れてしまった。
そこから半年以上、休むこととなり、なんとか復活することができた。

今年はお盆の時期に仕事をする年となった。
といっても、スローペースであるのには変わりがないのだが。

この時期はここ数年地元に帰っていたこともあり、Facebookにてこの時期の自分が出てくるたびに、地元で過ごす夏において、夏の終わりを感じていたのを思い出す。

特に印象的なのが、2017年。
2009年以来のRISING SUN ROCK FESTIVAL。
大トリがくるりで、個人的に大好きで思い入れのある「superstar」を聴いて泣いた。
あの時、一緒にフェスを楽しんだ親友は今も元気だろうか。
初めてCORNELIUSを見た日でもあったし、Suchmosもすごかったなぁ。
そして、来年で活動休止となるフジファブリックも最高のライブを披露してくれた。

こうして僕はいつも夏の終わりを迎えていた。
北海道の夏が短いから、というのもあるのだろう。
涼しさを感じ、秋へ切り替える。
今年はそれがない。

と思っていたが、今日。
というか、昨日ぐらいか。
福岡において、35度を下回った。
35度自体が猛暑日、というのだけども、
体が慣れたのか、それとも麻痺ったのか、
涼しさを感じている自分がいる。

そうしたこともそうだが、たまに訪れていたマリノアシティというアウトレットモールが今日で閉店。
数としては数回しか訪れることがなかったものの、妻とも行った思い出の地。
そこが閉店というのがなんかセンチメンタルになる。

観覧車

わずか2年ぐらい、しかも数回しか訪れていない自分ですらこう思うのだから
昔からゆかりのある人はよりセンチな気持ちになっているだろう。

マリノアシティを歩いている中で、エモくなり、いろいろなことを考えた。
また僕はRSRに行くことはあるのだろうか。
またあの夏の煌びやかさを感じることはあるのだろうか。

月日の経過、といえば簡単だが、無駄に、過剰にセンチメンタルになるのは多分、夏のせい。

こう思う夏もいつかまた思い出になるだろう。


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