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【#10】退社した元社員のヨーロッパ1人旅<ベルリン編>

これは、拓匠開発に新卒で入社した社員(みほ)が会社を辞めて、2ヶ月間のヨーロッパ1人旅に出る壮大な(?)物語である。

みほは会社員時代に叩き込まれている(はず)の「拓匠力」を旅の中で活かし、人間として大きく成長することはできるのか?!

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ほぼ幕張?なベルリン


プラハからは電車で、ベルリン中央駅へ。


ベルリン中央駅では、死んだ顔でフラフラ歩いている人やホームレスの方、タクシーの客引きがたくさんいました。

しかも曇り空で9月上旬とは思えぬほど寒く、周りの建物は灰色だらけで、気持ちがなんだか落ち込んできます。



身体をこわばらせながらホテルに到着しましたが、ホテルに入った途端、私の心はだいぶ救われました。


「めっちゃかわいい・・・!!!(涙)」


フロントはデザイナーズっぽいハイセンスな雰囲気で、全体的にカラフルな色合いが私の不安をかき消してくれます。

コンクリート剥き出しなところがどこか the RECORDS Diner(拓匠オフィスビル1、2Fの飲食店)っぽくてもはや安心感がありました。

至る所にあるかわいいネオンサイン


赤のタイルと水色の椅子のコンビネーションがかわいい


本棚とソファがある、完璧な共用スペース


ホテルに気分を救われた私は、ベッドでゴロゴロし始めました。天井の観察タイムです。


そういえばヨーロッパに来てから、心の底から「美味しい!」と思うものに出会えていない。

食欲がどうも落ち込んできていて、今は精神的にも肉体的にも疲れ果てています。食べたいものが思いつかず、チョコしか食べない日もしばしば。

このままでは旅を楽しむ気力が消え失せてしまいそうです。



そろそろ、心から美味いと思えるものを食べてエネルギーをチャージしなければ、死ぬ・・・!


急に生命の危機を感じてきた私は、体力を振り絞って近くのレストランを探し、唯一美味しそうと思えたベトナム料理店へと出かけました。



頑張って調べて足を運んだベトナム料理店の丼は、感動的に美味しかったです。涙が出そうでした。

ジューシーでカラッと揚がった唐揚げみたいなやつに、香ばしいナッツのソースがかかっています。茶色いお米も乗っかっていました。

緑黄色野菜の栄養チャージのため緑色のスムージーも頼んでみたのですが、これもとっても美味です。


モリモリ食べながら、自分のこころに食欲が少しずつ戻ってくるのを感じました。

これで4,000円もしたけど美味しかったのでよし



エネルギーに満たされた私は、ホテルに戻りながらベルリンの街をぐるっとお散歩しました。



スマホで適当に写真を撮って、家族LINEでベルリン到着の報告をしたところ、姉から「幕張?」というコメントが返ってきました。

いやいや幕張じゃないよ全くもう・・・と思いながら目を擦って目の前の景色を確認しましたが、言われてみれば結構、というかほぼ幕張(海側)でした。

今の段階で幕張とベルリンの違いを述べよと言われれば、幕張よりちょっと石畳が多くて、たまにすんごい悪臭の漂う道があるぐらいです(何も知らないくせに失礼なことを言ってベルリン好きの人に本当に申し訳ない)。

姉に「幕張?」と言われたスマホの写真(ベルリンです)


ほとんど幕張なベルリンの街の夕焼けを眺めながら、そして時々道端にふんわり香る激臭に耐えながら、痛む足でホテルに戻りました。

帰り道に見かけた多分有名な門(これは幕張にはない)


川沿いをランニングする人々(ちょっと幕張っぽい)


ベルリン2日目の過ごし方


ベルリンには、第二次世界大戦にまつわる歴史的スポットがたくさんあります(壁とか)。

普通はそういうところに行くのでしょうけれど、暗い歴史について考えると気軽に病む軟弱な精神を持つ私は、端からそういうのをスキップし、ベルリンは1泊のみでデザイン系のギャラリー現代アートの美術館だけに行こうと計画していました。


割と楽しみにしていたんですが。


朝起きたらもう、体が重くてだるくて、肩も足も痛くて、眠くて仕方がありません(半分以上は絶対イタリア人のせい)。


天井観察に精を出しすぎて、天井のコンクリートの凹凸が顔に見えてきて怖いです。

怖くなってまた目を閉じたら、深い眠りについてしまいました。


・・・ということでチェックアウト時間までベッドでダ〜ラダラし、そこから出発時間まで、ロビーではたまたダ〜ラダラと時間を潰しました。



ベルリンの思い出は、「ほぼ幕張」です。






以上ッ!!!


・・・疲れた。


短い旅なら、ずっとエネルギッシュに動くことができます。

しかし今回の旅は2ヶ月弱という長い旅です。

そりゃあ当然、面白くて楽しくて仕方ない日もあれば、疲れて普通にしんどくなる日もあります。

今回の記事は、「うお〜〜楽しい〜〜〜!!」というドーパミンが切れて割とテンションの低い内容になってしまいました。
が、ありのままの旅を伝えることがこの記事の意義ですので(多分)、読者の皆様はぜひ、私のテンションが今後ハイになることを祈って、しばしお付き合いいただけると幸いです(大抵の場合は食べて寝て歌えばハイに戻ります)。



次はハンブルグ(ドイツ)

次の行き先は、友人の住むハンブルグ近くの田舎町です。

その友人の名前はみやといい、高校時代のバスケ部のマネージャーで、年は私より一個下(でも見た目は明らかに私より大人っぽい)の女の子。

彼女はドイツ人のボーイフレンド、マロンくんと一緒に、もう5年ほどドイツに住んでいて、彼と一緒にゲストハウスの運営をしています。

私がヨーロッパに来るまでの2ヶ月間、毎週英会話レッスンをしてくれた師匠でもあり、日本語はもちろん英語も話せてドイツ語も話せちゃうトリリンガル。脳みその構造が凡人の私とはおそらく徹底的に違います。



1人疲れ果てている私は、早く田舎町に到着して友人に会って暖かいお茶でも飲みながら笑いあって安心して映画でも見ながらぐうたらしたいです(欲望が長い)。


それでは、、、行ってきます!!



〜旅の順路〜
ブダペスト(ハンガリー)ウィーン(オーストリア)プラハ(チェコ)ベルリン(ドイツ)今ここ!→ハンブルク(ドイツ)→ローマ(イタリア)→スペルロンガ(イタリア)→ハンブルク(ドイツ)→コペンハーゲン(デンマーク)→パリ(フランス)→コペンハーゲン(デンマーク)→ボーンホルム島(デンマーク)→ストックホルム(スウェーデン)→トゥールーズ(フランス)→リスボン(ポルトガル)

出発日:8/27(火)〜帰国予定日:10/14(月)


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