見出し画像

私が活性化させたいのは、猿払?宗谷?北海道?日本?

こんにちは、地方公務員の新家です。北海道猿払村に勤務しています。今日は、自分が活性化させたいのはどのエリアなんだ?ということを考えていきたいと思います。

猿払?宗谷?北海道?日本?

結論としては、どれも正解だと思っています。

というのも猿払というマチの人々の暮らしは、全国の様々な地域との連携や協力を受ける事で成り立っています。買い物、医療、学業などなど、自前で提供するサービスには限界があります。

さて、先日とあるイベントにて地域行政をテーマにお話しさせていただく機会がありました。その際に、自分の取組みや猿払村の取組みを紹介していき、終盤で次のようにまとめていきました。

猿払村を「持続可能なまち」としたい

そのためには、選択されるマチに
住みたくなるマチ
住み続けたくなるマチ
観光に訪れたくなるマチ
グルメを楽しみたくなるマチ
ふるさと納税を寄せたくなるマチ
あの人に会いに行きたいと思わせちゃうマチ

選択される「まち」を目指して
変化を恐れず、挑戦し続けます

そして、最後のスライドでは。次のように。

全国的に人口減少が進むなか、移住施策やふるさと納税などで競争を繰り広げる基礎自治体の施策。各地域が知恵を出し合って、これらの推進で地域力を高めることは素晴らしいと思いますし、一方では当然のこととも思います。加えて、競争で切磋琢磨しつつも、共創というキーワードで乗り越えていかなければならない点も出てくるのではないでしょうか。これは、何も自治体間に限ったことではなく、民間も含めたあらゆる人的・物的資源を活用することだと思います。人口減少で稼ぐ力も低下していく中で、あらゆるインフラやサービスを単独の自治体だけで切り抜けていくには限界があります。

そもそも、地元の活性化を考える時に地元のことだけを考えていて良いのでしょうか。猿払の暮らしには、様々な地域とのつながりで成り立っています。近隣のマチには、買い物で、高校進学で、医療で。多種多様なサービスを他のマチで享受しているのです。隣接地域だけでなく、旭川や札幌などの離れた都市とも同じことが言えます。

ただ、これらわかりやすい結びつきだけでなく、もっともっとできることがたくさんあると思っているのです。「連携を進めよう。」となると組織を作ったり、会議から始まるというのが定番なのでしょうが、でも組織ができたとしてもなかなかうまく進むとは限りません。自分の住む地域を見ても、これといった自治体間連携の新たな道筋は見えてきません。

組織を作ってとか、会議を開いてというのも大切ですが、それだけではなかなか「ワクワク」を感じませんし、深く議論し広く伝えていくのも難しいでしょう。やるべき事を見つけようと思っている時点でダメなような気もします。こういうことをやりたい!やるべきだ!という熱い想いが連鎖することで、物事が動くのではないでしょうか。人の熱意と熱意が掛け合わさった時にどんな大きな組織も太刀打ちできないような、パワーを生むと思います。一気に動かすというよりは、動かしたい、動かせそうというところから地道に動き出すのが強いとも思います。

そして、物事が動き出していった時に、組織があった方が動きやすそう。とか、必然性が出た時に、動くべき次の一歩へと展開していく意味が出てくるのではないでしょうか。

こうなってくると、とにかくワクワクするようなアイデアを持っている人同志が出会うことが大切。そのために、SNSで発信してつながるという現代のコミュニテを駆使していくべきと考えます。

やらねばならない。やって見せるしかない。という気持ちではなく
自ら実行したい。自分も関わりたい。という人を発掘し、繋がっていく。

それが、猿払村内でもいいですし、宗谷でもいいですし、北海道でもいいでしょう。風呂敷を広げて、日本全体と言っても恥ずかしいことはありません。

自らがワクワクすると思う事で、誰かと繋がり、どこかで形にする。これらを、たくさん行っていく事で、その方の関わる地域が少しずつ元気になっていく事でしょう。地域を盛り上げるために地域間で実態のある連携が進んでいくよう、小さなことでも厭わず自ら実践していきたいと考えます。

一つ一つの行動は小さな一歩かもしれませんが、時代が一気に動き出す時はきっとくるはず。そのうねりを招く、挑戦者でありたい。

全国のみなさん、よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?