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Photo story No.029 みんなに浴びて欲しい眩いシャワー

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土曜日の朝、パッと目が覚めるとまだ5時前。天気が良ければ日の出を撮影できるかもと思い、カーテンを開けて空を眺める。

イケそうだ。

支度を整えて、外に出るとかなり冷えてる。車の外気温計に目をやると12℃ほどだ。予想はできていて、装備は準備万端。

朝陽はオホーツク海から昇ってくる。だから、向かうのは海岸沿いの地域というのが定番。

今日は、ホタテ漁船の出港を撮影しようと知来別漁港へ車を10分ほど走らせる。向かう途中すでに、一隻の船が漁場に向かっている模様。

向かう途中には釣り人たちが、秋鮭を狙って竿を並べている。ただ、よく見ると波が高い様でいつもより人影は少ない感じだ。

と思ったのも束の間、何台かの漁師さんのトラックとすれ違う。ということは、本日は海の時化模様で休漁のサイン。

残念と思いつつも、漁船と朝陽は撮影しようと気持ちを持ち直しつつ、知来別漁港へ到着。日の出に間に合った。

撮影の準備を済ませて外に出た頃には、空に広がる雲が赤く焼け始め、とても幻想的で綺麗だ。

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後ろを振り返れば虹もかかっている。なぜ、雨も降っていなかったのに虹がかかっている?とも思ったが。山側は少し空が暗く、その辺りだけ雨が降っていたのかもしれない。

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そうこうしているうちに、陽がのぼりはじめた。水平線に雲はなく、太陽が顔を出したそばから眩しい光が注ぐ。

早起きし、海岸沿いまで足を運んだ者だけが浴びることができるシャワーだ。ずっと自分の目でゆったりと眺めていたいところだが、今日は撮影に来たのだ。

場所を変えながら、5時半頃まで無心でシャッターを切り続けた。今日はそのうち3枚を紹介したい。

皆さんも、オホーツク海の陽射しを写真で楽しんでほしい。そして、いつか足を運んで実際に自分の身体で感じてほしい。

早起きは三文の徳と昔の方は言ったそうだが、正にその通りだなと実感した土曜日の朝だった。

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機材:SONY α7III × TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6
場所:知来別



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