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1. キリマンジャロと僕

「How do you feel now my brother?」
濁声の我らが隊長、リチャードの呼びかけに対し、僕は人目を憚らず
「ファンタスティック!!!」
伝説のAV監督、村西とおる顔負けの大声で叫ぶと、自分が改めて夢にまでみたアフリカ大陸最高峰の山、「キリマンジャロ」登頂に成功したのだと感じたのであった。そして気づけば僕は、相棒の大橋と共に熱い抱擁を交わし合っていた、、、

今回のお話は、現在26歳独身男性である私TKRが、大学生時代にアフリカへ行き、キリマンジャロを登頂したときの思い出についての話である。

ところでだが、みなさんはキリマンジャロという山についてご存知だろうか?
キリマンジャロはアフリカ大陸中東部、タンザニアにある、アフリカ大陸最高峰の山である。その高さは5895mと6000mに限りなく近く、独立峰としては世界最高峰の高さを誇る。

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これだけ聞くと、登山上級者が登るような険しい山なのでは?と思う人も多くいるだろう。しかし実はこの山、年間多くの観光客が訪れることから登山道がある程度整備されているため、少し大げさに言えば、昨日登山を始めた人でも登れるような山なのである。

しかしながら、かなり標高が高いことから身体が耐えきれず、年間数名は命を落とすようなこともある。実際我々が登っている最中にも、数名が体調不良を訴え止む無く下山を余儀なくされた人を何人も見かけた。このことから、やはり一概には誰でも登れる山とは言い難いということが現実なのかもしれない。

そんな山に、なぜ僕が挑戦しようと思ったのか?
ちなみに僕は今ではヤリサーと化してしまった登山サークルで、月に一度近くの山に登りに行っては青姦をして帰ってくるということをしていた、山をラブホ代わりに使用する、もののけ姫の世界観を完全に冒涜しきっていた大学生だった。キリマンジャロ挑戦なんて、とてもじゃないが口が避けても言えない。そんな僕が、なぜ挑戦しようと思ったのか。そのことについては、これからのお話の中で語っていきたいと思う。大した動機ではないので期待しないでな。

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それでは前書きはここくらいにしといて、僕のキリマンジャロ体験記について書いていきたいと思う。
前作のベトナム編ほど長くならないよう気をつけていきたいと思うが、所々長くなってしまうことがあるかもしれないので、そのときはお許し頂きたい。
それでは、次回またお会いしましょう。

次回 キリマンジャロ先輩




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