82.人は死ぬ
Q.拓郎さんこんにちは。
ここ最近多くの著名人が極端な選択をして人生を終わらせていくのが悲しいです。ただのファンとして出来ることはないと思うけれど、もどかしく切ない気持ちで一杯です。人が自ら命を絶たなくてもいいような世界にはならないんでしょうか。
そして、拓郎さんには居なくならないで欲しいなあと思いました。
どうか健やかにお過ごしください。
2020.10.20 gigazombieさん(24歳・男性)
A.何人かの知り合いが自殺しています。哀しくて寂しい話題ですが、誰しもに隣り合うテーマだとも思います。
強弱の差あれど「もう死にたい」と皆一度は心で呟いたことがあるからです。
僕自身「自分この世に向いてないな」と向き不向きで考えてしまう時があります。しかしそもそも人生には、自殺するほどの哲学的意味合いはありません。
『幸不幸により自殺する』という視点も多いですがこれもどうなのでしょうか。
昔、「幸せというものは感じ方と気付きなのよ」と言われたことがあります。わりと腑に落ちています。
今日は2020年10月20日ですね。僕の本日の自殺ゲージはどうかなと考えてみました。
「生まれてきてから今が一番幸せか?と問われたら確実に違う。そしてそれはこれからでもない気がする。だからと言って死のうとも思わない」
これが僕の現在の感覚ですが明日どうなっているか分かりません。明日を知っている人などいません。ノストラダムスぐらいです。
きっとこの先も人は自ら命を絶ち続けます。
腐敗した世界と傷んだ自分を丸ごと破壊したくなる夜なんてあって当たり前です。見たくないものしか見えないようになる病気だってあります。
だから、やはり人は死ぬのです。
僕は自分の近くに人には「明日には居なくなってしまうかもしれない」と思って接するようにしています。
ほとんどの別れが急です。いつだって告知などはなく、終末というイベントの成分はゲリラで出来ています。
「死なないで」と祈っていても無駄です。人は死ぬからです。
だからこそ会いたい人には会える時に会わないといけないし、伝えたい人には伝えたい時に伝えとかないといけません。
それでもちょっとだけ間に合わないことばかりです。人生というやつは。
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