問いの探究者 シゲさん

森本繁生/ ㈱たくらみ屋 代表取締役/ 1966年大阪市生まれ 滋賀県在住/ 現在の探…

問いの探究者 シゲさん

森本繁生/ ㈱たくらみ屋 代表取締役/ 1966年大阪市生まれ 滋賀県在住/ 現在の探究テーマは「問いで耕す育成の土壌」「パラドックス経営」「越境学習」/ 6seconds認定 EQ上級ファシリテーター/ TOC思考プロセス ジョナ

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森本繁生へのお仕事依頼と事前無料相談について

森本繁生 株式会社たくらみ屋 代表取締役 株式会社こきょう 代表取締役 詳細プロフィールはこちらをご参照下さい。 お仕事ご依頼内容が決まっている場合はもちろん、明確にご依頼内容が決まっていない場合も、30分程度・無料で課題設定と提供サービス選定相談が可能です。 特に課題設定は森本の得意分野であり、事前相談だけで問題が解決して後のサービス提供が不要になる場合もあります。ぜひご相談下さい。 お仕事依頼・課題設定相談は → お仕事ご依頼フォーム または shigeo@gma

    • 絵に描いた餅を自分ごとにする:理念浸透ワークショップ

      「いつも言うてるやん!」 でも「そうでしたっけ?」って言われる。 理念も掲げているし、それを実現する方法もいつも伝えている。 でも腑に落ちていない。 それは、伝える側と聞く側の当たり前、「前提」が違うのでは? 2日間、8つの問いだけで、徹底的に見えていない当たり前をあぶり出すことに全集中。 あぶり出すための「問い」をトレーニングして挑む。 「なぜ理念を実現するために、人間関係性を良くしなければならないのですか?」 「それは人口が減少しているからや。」 ???

      • 社員さん参画の「理念・行動規範浸透プログラム」

        もともとTOCの業務改善研修をやる予定だったのが、いまはちょっと違うと思う…? から、1週間前に急遽フルに書き換えたプログラム。 「理念は変える必要はないけど、行動規範がうまく機能していないように思う。」 それならと、問いかけを使って経営層ではなく社員さんたちが企業の行動規範を書き換える「行動規範共創会」を大阪府八尾市の株式会社ミナミダさんで実施させていただきました。 ここでは、MIMIGURIさんの資生堂の理念浸透の事例が大変参考になりました。今現在の組織風土の状態に

        • 問い17 : 矛盾はなくさないとダメですか?

          感情 × 論理の相乗効果を起こすことはできるのか? コーチング、EQという感情のプロフェッショナルの皆さんに、ロジカルシンキング(クリティカルシンキング)の「対立解消図」を活用してもらうチャレンジ講座を行いました。 対立解消図とは、例えばこんなもの。 いろんな会社で、よくありません? これを論理的思考でジレンマ解消を行うのです。 ロジカルに問題を整理すると解決できることも多いのですが… 一方、感情が置き去りになっていて「わかっていてもできない」にも陥りがち。 だか

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        • 問い
          31本
        • TOC
          36本
        • 人が育つ土壌を耕す
          17本
        • EQ
          18本
        • 縁側力
          14本
        • 柴犬ゆず
          4本

        記事

          問い16 : 相手のポテンシャルはどこで塞がれていますか?

          今回の記事は、ザ・ゴールのTOC研修を行う講師向けに書いた文章ですが、社内の研修やワークショップを考えている方にも何らかの参考になれば幸いです。 昨日はTOC研修のサポート講師 (現地でスーパーバイザーと進行補佐をする役割) のご依頼をいただいたので、事前zoom相談をしました。 「一度研修をやってみて進行の課題があった。次回はさらに人数が多く、業務フローなどのワークショップの進行がサポートしきれない不安がある。」 こんなことが主なお悩み事でした。 TOCのシミュレー

          問い16 : 相手のポテンシャルはどこで塞がれていますか?

          森本 繁生 | プロフィール

          森本 繁生 / もりもと しげお / Shigeo Morimoto 略歴1966年大阪市生まれ 滋賀県在住 京都大学教育学部教育心理学科卒 臨床心理学専攻 株式会社たくらみ屋  代表取締役 株式会社こきょう 代表取締役 大阪府八尾市ものづくりコンソーシアム みせるばやお 理事 固定観念や業界の常識にとらわれない素人であり続ける「プロの素人」。 企業活動のあらゆる場面で凝り固まりを解きほぐし、価値を生み出す流れを加速させるファシリテーションを行う。 個人や集団の潜在力

          森本 繁生 | プロフィール

          新しいことを始めた人を見ると「変わっちゃったのね」と捉えちゃう、認識の固定化

          認識は常に固定化に向かう 人間の認識ってものは面白いもので、新しいことを始めた人を見ると「あ、前のことはやめたのね」「変わっちゃったのね」と思っちゃうみたい。 例えば私がEQ(感情知能)とか問いとか「冒険的世界観」とか言い始めると、あ、今までやってた会計とか戦略っていうのはやめちゃったのねって受け取っちゃう人が多いみたいです。 とんでもない。 以前学んだものはしっかり続けて生かします。だって長い歴史の先人の知恵がありますからね。 しかし、その生かし方は確実に変わって

          新しいことを始めた人を見ると「変わっちゃったのね」と捉えちゃう、認識の固定化

          問い15 : いちばん熱心なお客様は誰ですか?

          問題の改善ではなかなか新しい価値は生まれない商品やサービスが売れなくなった時に、自信がなくなってしまうことがあります。 そんな時は悪いことばかり目についてしまって、どう改善するか? ばかりを考えたくなるものですね。 会議でも「なぜできなかったんだ?!」って詰問が多くなって、どんどん雰囲気が暗くなることが多いものです。 苦しみや悲壮感の中で作ってしまった商品・サービスは、不思議なことに雰囲気が漂ってしまうものです。「匂い」とでも言うんでしょうか。 買う方もそんな匂いが

          問い15 : いちばん熱心なお客様は誰ですか?

          感情を読み書きする力が矛盾を解く鍵になる

          最近よく考えるのに、得意技のジレンマというのがありまして。 自分が好きだと思えることをやってきた。スキルも上がって、周囲から求められるようになった。 これはとても嬉しい! しかしそのうち「周囲から求められることに応える」って外発的動機の方が大きくなってきて、好きだからやってた内発的動機を乗っ取ってしまいます。 すると「好きだからやりたい」「けど、やりたくない自分も居る」っていう感情の矛盾が発生します。 そのうち「稼げるから続ける」→「新しいことやるのが怖い」に陥って

          感情を読み書きする力が矛盾を解く鍵になる

          論理と感情の矛盾を、同時に解決する道具を開発中

          論理のジレンマ解消 and 感情のパラドックス解消。これを同時に行う大研究開発。 今日は葉山の 株式会社せかいのはじまり さんに伺って、TOCの道具である対立解消図と、EQ(感情知能)の知見、そしてコーチングの問いかけを融合させるたくらみを行って来ました。 「せかはじ」さんは、HONDAのコーチングもされるプロフェッショナル集団。感情や問いに関してはたくさんの経験値・実践知をお持ちです。 そこに、論理的な対立解消図「クラウド」の補助線が引かれるとどうなるか? 論理では

          論理と感情の矛盾を、同時に解決する道具を開発中

          問い14 : セミナーは今のあなたに必要ですか?

          昨年あたりから、私たちにご依頼いただく仕事の「セミナー」の割合は少なくなるだろうと感じていましたが、ここに来てそれが顕著となってきました。 ・個人はセッション(個別レッスン & 対話面談) ・集団はファシリテーション(会議・ワークショップ 設計進行支援) このような傾向になっています。 もはや必須の具体化する力、抽象化する力 これは完全にVUCAの時代、もう少し平易な言葉で言うと、 「この先どうなるかわからない」 「いま何をやっているかわからない」 という状況の

          問い14 : セミナーは今のあなたに必要ですか?

          問い13 : 改めて、問題って何ですか?

          MIMIGURIさんをフォローする理由安斎勇樹さんと池田めぐみさんの「チームレジリエンス」出版記念イベントに行ってきました。 動画や音声では毎日会っているお二人ですが、生のトークは初めて! 会場一番乗りでご挨拶に行ったら、安斎さんの方も「森本さんですね」って気づいてくれました。 散々X (twitter) で感想コメント書いたりシェアしたりしてるせいか、既に繋がり感ができていて嬉しかったです。 会場は130人の満席。以前勉強会でご一緒していた方や、大学の心理学科の同

          問い13 : 改めて、問題って何ですか?

          問い12 : 本が読めないってダメなことですか?

          私の3冊目の「人生の課題図書」とした、「問いのデザイン」を1回目読了しました。 私は公言しているように本が読めません。本を読むのは私にとって大変苦しい作業です。 Kindleで買ったのが4月28日ということなんで、304ページ読むのに49日かかったことになります。 今、絶対に読まないとこの後の人生はないと考えたほどの「人生の課題図書」であってもこのペース。 本を読むのが大好きな人には、考えられない遅いペースだと思います。 それでもまず1冊読み終えたのは、自分が普段あ

          問い12 : 本が読めないってダメなことですか?

          問い11 : これまで出された惜しいボツネタはありませんか?

          ボツネタシンポジウムは最高に創造的だった 2014年に教育のためのTOC(TOCfE)の「ボツネタシンポジウム」という面白いイベントに参加しました。 本来のシンポジウムで応募数が多くて残念ながら不採用になった事例が多数。。。しかしこのまま埋もれさせてしまうのはもったいない!ということで、有志がボツネタの発表の機会を儲けたのです。 何故か本編のシンポジウムよりもワクワク感を感じてしまった私は、都合をつけて途中から参加。 結果、メッチャ面白かった! シンポジウムでよく想

          問い11 : これまで出された惜しいボツネタはありませんか?

          問い10 : 動詞で言い換えると、どんな表現になりますか?

          抽象度が急に上がると、言葉が出にくくなる 「ボトルネックは梱包ですね。どう改善しますか?」 通販の業態では梱包発送がボトルネックになることがよくあります。1日に梱包できる数で、結局お客様に届けられる数が決まるということですね。 まずそれが本当に根本問題かどうかを確認する質問をします。 「梱包がスムーズに行けば、たくさんお届けできますか?」 もっと極端に振って、感情にも響く質問にすると 「梱包が1秒で終われば、メッチャ儲かりますか?」 「はい!」  0.2秒で答

          問い10 : 動詞で言い換えると、どんな表現になりますか?

          間違った問いはやっかいだ

          「重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない」ドラッカー 「現代の経営(下)より」 毎日問いを探求していますが、これはTOCをやってきたベースがとても役に立っています。 なぜならば、TOCはボトルネック・根本問題という「何が本当の問題か?」を突き詰め続けるからです。 つまり、ドラッカーが言う「間違った問い」が起こりにくい。本当の問題に対して立てられた問いは、

          間違った問いはやっかいだ