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絵に描いた餅を自分ごとにする:理念浸透ワークショップ

「いつも言うてるやん!」

でも「そうでしたっけ?」って言われる。

理念も掲げているし、それを実現する方法もいつも伝えている。

でも腑に落ちていない。

それは、伝える側と聞く側の当たり前、「前提」が違うのでは?


2日間、8つの問いだけで、徹底的に見えていない当たり前をあぶり出すことに全集中。

あぶり出すための「問い」をトレーニングして挑む。

「なぜ理念を実現するために、人間関係性を良くしなければならないのですか?」

「それは人口が減少しているからや。」

???

「人口が減少すると、人の価値が上がるんや。」
「人が生き生き働いてると、さらに人の魅力が高まる。」
「そんな人がおる会社は価値が上がる。」
「そんな会社にはまた人が集まってくるんや。」

社員さんはそんな前提があったんですか?って顔をしている。

でも聞くとなるほどと思う。

社長が自分では当たり前過ぎて伝えていなかった付箋が何十枚にも上る。

初めて、社長の当たり前が目に見えるようになる。

すると社員さんも気づき始める。

「書いてあることが人のことばかりですね。。。AIなどではうちの仕事はできないという前提があるんですね!」

「人が力を合わせないと、いいものができないという前提があるんですね!」

前提を共有して合意するごとに理解が深まり、安心感が広がる。

これは「常識のすり合わせ」。

何故やるか?が面白いように繋がってくる。

最後の社員さんの言葉が印象的だった。

「今まで他人ごとだったのが、自分ごとになった。」

別れ際の社長との会話。

「1年前に、みんなが他人事って根本問題だったのが懐かしいですね。」

生き生きと話す人達が増えて、私達も嬉しい。

静かに感動させてもらおう。

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