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問い18 : 言われて嬉しくない褒め言葉は何ですか?



嬉しい褒め言葉は何を教えてくれているか?


自分の強みとか持ち味ってなかなか自分ではわからないものです。

しかし他者からの思わぬ言葉で、自分の持ち味を知ることができる場合があります。

それが一番起こるのは「褒め言葉」です。

私にはとっても嬉しい褒め言葉があります。

「変人ですね!」これこれ。

他と違うって言われることがとても嬉しいみたいです。概して大阪人はその比率が多いように感じます。

もし「普通ですね」とか言われると「え”〜〜〜」ととても嫌な気分になります。そんなに特徴とか特異性がないんか〜って、かなりがっかりします。

しかし、よく考えると。。。「変人ですね!」と言われて嬉しいってことは、

まだまだ自分が考える変人レベル、つまり凄く特徴があって凄く特異性がある人にはなれていないっていうことでもあります。

実は自分では割と普通だと実感してしまっている。だからいろいろ努力して変人になろうとしている。その努力が認められたように感じるから嬉しい!ってなるんですね。

ですから褒められて嬉しいことは、「まだまだ自分がやりきれていないこと」くらいに捉えるようにしています。

嬉しくない褒め言葉は、世間に見えている実際の強み?


逆に言われて嬉しくない褒め言葉は何でしょうか?

先日、京都に行きました。そこで私の心理学の経験を話すことがあり、卒論教授の河合隼雄先生の書籍を紹介したりしていました。

そこで言われるのが「京大ですか? 凄いですね〜」っていう言葉です。

私は学歴で凄いですねって言われるのがとっても嫌です。学校の名前で一括りにして自分を見て欲しくないし、それは何だか自分の「特徴」に意味がないように聞こえてしまうからなのです。

実際京大はいいところも悪いところも両方あって、私の時代はヘルメットの学生が語学の授業を潰しに来たり、下宿に怪しい宗教の人が勧誘に来たり、非常に混沌とした環境でした。

「良さ」という意味では、そんな多様性以上のカオスに居たので、いろんな見方を知ったり受け容れたりできるようになれるところですかね〜と、言ってくれた人にリフレーミングしたりしています。

しかしそれも考えると、世間的に見えている私の強みや持ち味は、相手の褒め言葉の通りであるということもできます。

「努力家ですね」「話すのがうまいですね」なども全然嬉しくない褒め言葉なんですが、実際にはそれを言ってくれた人にはそう見えている。

感情としては嬉しい気持ちは湧き出ていないのですが、

そういう時には一息入れて、世間に見えている持ち味を教えてくれたことに感謝して「ありがとうございます」とお伝えするのがいいのかなと考えています。


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