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神社巡りをしてきた⑦諏訪大社, 御柱

切れがいい気がしたため、前回の記事をスパッと閉じてしまった。とても肩を透かした気がする。

前回の記事は
・諏訪大社の4社の位置について
・諏訪大社の御祭神の神話について
だった。

今回は、今のところ、4社について話をするつもりだ。

諏訪大社は下社春宮・下社秋宮・上社前宮・上社本宮の4社で構成される。

諏訪大社は、日本有数の超古い神社と言われている。神社の始まりは、結構曖昧なところが大きいようだが、原始的な信仰が出発点と考えられている。それは何かと言えば自然崇拝だ。そこかしこの自然に神秘を感じる感性に、由来するということだ。

世界中のいろんな信仰も、元をたどればそういうものかも知れないが、もしかしたら、むしろ原始的な信仰を取り込んで大きくなったかもしれない。色んな歴史を経ているだろうし、複雑なんだろうね。誰か紐解いて教えてござれ。

眠る程の勢いでスっと話が逸れかけた。

諏訪大社には特徴的なお祭りがある。御柱祭(おんばしらさい)と、もう1つ、少し怖く聞こえるかもしれないが、御頭祭(おんとうさい)がある。

御頭祭について、とりあえず想像にお任せしますから、怖い思いをしてください。

さて御柱祭について。

「神域」と聞けば、何か神聖な領域を想像すると思うが、その通り。諏訪大社では神域がとても意識されている。神域は結界で閉じられており、神社の鳥居もその1つだ。トラロープが張ってあるわけでないが、閉じられているのだ。

職場で、トラロープを結界と呼ぶことにする。流行るかもしれない。

諏訪大社の神域の形を見て、結界というものを再認識した気分だった。どんなものかと言うと、神社の境内の中に、枝を削いだ大木4柱を立てる。これにて拝殿を囲い、結界とするのだ。この柱の間に縄など無いが、一目瞭然だった。

実は、拝殿を囲んでいるのが、ややミソである。というのも、本殿が無いのだ。多くの神社では、拝殿の奥の本殿に神様を迎え、祭祀を行うようだ。一方で諏訪大社は、拝殿の裏側には、本殿ではなく、多くのぶっとい木々がござる。こちらは御神木と呼ばれていたりもするようだが、この御神木だけを祀っている訳では無いようだ。木々は御柱で囲まれた領域内にござり、これは自然を祀っている事の表れだろう。領域内の木々が、大きな自然との橋渡しをしてる様に感じた。

先程古い神社と言ったが、それが故に、自然信仰が示されてるのだろう。御神木というのは、いろんな神社の境内にある。ただ、拝殿との関係を見るに、諏訪大社の御神木と、少し様子が違うようだ。


追記

御柱は、4社それぞれに用意される。御柱祭に向けて、モミの巨木を切り出し、数え年で7年に1度運び入れ、結界を張り替える。諏訪の神様を祀るためには、昔から変わらない自然を繋いでいく必要がある。また、この祭りが猛々しく、活気があるのだ。ぜひ今後見に行きたいと思う。

自然wo  伝える  信仰  style (☝ ՞۝՞)🤙チェケ

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