マガジン

  • おはらのおはなし

    • 10本

    このほし言い出しっぺの代表小原が日々の暮らしの中で考えていることをつらつらと書いてまいります。

  • きのこボーイ拓実の新素材開発譚

    • 7本

    秋田県五城目町にて廃菌床を活用した新素材の開発をしている通称きのこボーイ拓実の開発日記

最近の記事

[番外編:1年の振り返りとご報告]

皆さんこんにちは! きのこボーイの拓実です。 前回からだいぶ時が経ち、久しぶりの更新となってしまいました。申し訳ありません。 前回の更新からまたいろいろなことが起きましたので、今回は特別編として、今年1年のざっくりとしたまとめと、皆さんへのご報告をしたいと思います。 今年の1月から始まりました。去年の冬の始まりに、このほしの小原さんから、菌糸プロダクトの話を聞きました。 この時の僕は「菌糸って何?どういうこと?」という感じで、まさか1年後の現在、こうなっているなんて1ミリも

    • 第6話「木材高度加工研究所に行ってきた」

      プロト3・4号も作った皆さんこんにちは、きのこボーイ拓実です。 これまでの知識を基に緩衝材を新しく2個作ってみました(これまでのは前回までのnote参照)。 プロト3号(1枚目の方)は、おがくずを粉砕し、片栗粉を多めに入れてみました。 プロト4号(2枚目の方)は、高温でやや短時間で焼いてみました。 おがくずを粉砕したやつはもはやお菓子ですね(笑) 粒が細かい分、ちゃんと形を作れるけど中まで乾燥されてないですね。 高温で短時間焼いたものはすこし焦げてしまいました。 条件を少し

      • 第5話「緩衝材プロトタイプ第2号」

        Mission:形がしっかりしたやつを作る皆さんこんにちは!きのこボーイの拓実です。 前回のnoteでも記載したように、今回の目標は「ちゃんとした見た目の緩衝材を作ること」です。 早速やっていきましょう! 細かい工程は僕のnoteの第4話で詳しく書いてるのでそちらをご覧ください! まずは、いつも通り材料を用意します。 少なくなってはいけないので、今回は全体的に量を増やしてみました。 そして混ぜ混ぜ。 めっちゃどうでもいいことを1つ。 この写真に写っている僕の手、血管が

        • 第四話「緩衝材プロトタイプ第1号」

          早速緩衝材作ってみよう皆さんこんにちは!キノコボーイの拓実です。 早いものでこのnoteも第4話です。 とうとう今回は廃菌床を使って緩衝材を作っていきます! 目指したのは下の写真のようなお酒とかが入りそうな緩衝材! (なぜかキャプションが入れれなかったのですが、こちらはアメリカのEcovativeさんの緩衝材です。) 僕がインターンしているこのほしには、 「汚れた分だけ、もっと輝く」 という、とても素敵なパンチラインがあります。 この言葉をモットーに、30℃近い蒸し暑い

        [番外編:1年の振り返りとご報告]

        マガジン

        • おはらのおはなし
          10本
        • きのこボーイ拓実の新素材開発譚
          7本

        記事

          第三話「廃菌床の登場」

          皆さんこんにちは。きのこボーイの拓実です。 今回は廃菌床について紹介します! 廃菌床って何ぞや?そもそも廃菌床って何?って感じですよね。 結論から言うと、 菌床が「きのこを育てるための培地」で、 廃菌床が「きのこを収穫し終えた菌床」です。 初回の僕のnoteで、きのこ=菌糸として捉えてくださいという話をしましたが、アップデート入ります。 これからは「廃菌床」ってワードを使わせていただきます。 廃菌床を使うことにした前回のnoteで、おがくずと米ぬかから菌床を作った過程を

          第三話「廃菌床の登場」

          第二話「きのこの培地を育ててみた」

          皆さんこんにちは。きのこボーイの拓実です。 今回は、おがくずと米ぬかできのこの培地(菌床)を作り、菌糸を繁殖させたときの記録を書いていこうと思います。 きのこの培地(菌床)のつくり方きのこの可能性に気づいた僕は、早速きのこを繁殖させることにしました。 必要な材料は以下の通りです。 1,きのこの種菌(ネットで購入可) 2,おがくず(材木屋さんから調達) 3,米ぬか(精米機の横の米ぬか倉庫から調達) 4,水(水道水) 材料が用意できたら、まず、2~4を混ぜ合わせ、耐熱容器に入

          第二話「きのこの培地を育ててみた」

          第一話「きのことの出会い」

          皆さんこんにちは! 株式会社このほしのインターン生の拓実(たくみ)です。 秋田生まれ秋田育ち、日本酒が好きな生粋の秋田人です。 今年の春から、このほしで新素材の開発・検証の業務を行っています。 現在は収穫済みのきのこの菌床ブロック(廃菌床)を主原料とした環境に優しい緩衝材作成をしています。 このnoteを通じて、そんな僕の新素材開発譚を皆さんに共有していこうと思います。 開発譚なんて大層なタイトルですが、基本的には、日々のプロトタイプの写真と共に感想などを綴る日記のような

          第一話「きのことの出会い」

          これからの人生計画(?)を一旦言語化しておく

          この前、4日間五城目に滞在して、いろんな人に出会って、大学卒業後の人生をちょっと考えたから忘れないうちにここにメモしときます。 僕はそもそも計画が苦手で、まぁなんとかなるって感じで生きてきて、大学卒業後に関してもそんな感じでした。秋田が好きだし秋田で働きたいなあ、でも都会で働くのも楽しそうだよなあって漠然と考えてました。 僕は秋田生まれ秋田育ちで、何か月も県外に住んだ経験がほぼ無いから、都市か田舎って感じでキャリアが二極化してます。その中間のキャリアがあるのかもしれないけど

          これからの人生計画(?)を一旦言語化しておく