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第6話「木材高度加工研究所に行ってきた」

プロト3・4号も作った

皆さんこんにちは、きのこボーイ拓実です。
これまでの知識を基に緩衝材を新しく2個作ってみました(これまでのは前回までのnote参照)。
プロト3号(1枚目の方)は、おがくずを粉砕し、片栗粉を多めに入れてみました。
プロト4号(2枚目の方)は、高温でやや短時間で焼いてみました。

中がプリンみたいになっておる
黒いなあ

おがくずを粉砕したやつはもはやお菓子ですね(笑)
粒が細かい分、ちゃんと形を作れるけど中まで乾燥されてないですね。
高温で短時間焼いたものはすこし焦げてしまいました。
条件を少し変えるだけで結果が大きく異なりますね。

こんな感じでプロトタイプ3号と4号も出来上がりました。
このタイミングで、この試作の初期から助言をいただいている木材高度加工研究所の先生にもっていくことにしました。

木材高度加工研究所に見せに行く

能代にある木材高度加工研究所、充実した設備もそうですが、施設の内装もとてもおしゃれです。
木材が有名なことで知られる能代。その特性が存分に活かされていました。

置いてある椅子もおしゃれなのです

そして、先生にプロトタイプを見てもらいました。
前回からの進捗を褒めてもらいつつ、実用化に向けて的確な意見をもらいました。
今後の課題は「軽くすること」。
やはり、形はきれいでも、重いと送料に影響してしまいます。
環境負荷の低い取り組みを行う企業は増加していますが、どんな企業でも、「活況負荷の低いもの、かつ、安いもの」を重視します。
重量を軽くすることは、廃菌床緩衝材を販売するうえで解決しなければならない課題であることが判明しました。

緩衝材を膨らませる段階へ

考えてみれば、僕たちの周りに溢れてる緩衝材や梱包材ってめちゃ軽いですよね。
段ボールは2枚の紙の間にうねうねした紙を挟んで、見た目のわりに重量軽くしてます。
空気緩衝材は空気を入れることで重量下げてます。
くしゃくしゃ丸めてスキマを入れるペーパーの緩衝材は、どんな形にも対応できるし、使う前は紙なのであまり場所を取りません。
緩衝材販売のためには、緩衝性や重さも重要ですが、保管に場所を取らない、耐水性なども考慮する必要があるのだなと感じました。
既存の緩衝材たちはそこら辺をうまく解決しています。
菌糸の緩衝材作り始めてから、そんな開発努力に改めて気づき、感動してしまいます(笑)

段ボールの断面

というわけで、僕たちの緩衝材も軽くする取り組みが必要になってきました。
早速先生に質問。
僕「軽くするためにはどうすればいいでしょうか」
先生「体積が大きく、密度が低い状態を実現できれば重量の軽い緩衝材ができますよね。つまり、密度を低くする(体積をかさばらせる)ようにしましょう」
僕「なるほど。どうやってかさばらせましょう」
先生「普通は発泡させますね」

発泡!?と驚きましたが、言われてみれば1番身近な緩衝材も発泡させてましたね。
そう、発泡スチロール。

発泡スチロールは、石油から生成された発泡剤を内包する粒を加熱することで密度軽く、体積大きくを実現しています。

たしかに粒が集まって構成されていますね

では、僕たちはどうやって発泡させるか?
脱炭素に向け、環境負荷が低いことを謳っているのに、石油を使っては意味ないですよね。
そこで提案されたのが「重曹・ベーキングパウダー・イースト菌」。
いよいよお菓子作りです(笑)

というわけで、
菌糸を育てる→廃菌床使う→形をきれいにする、ときまして、
次なる目標は「軽くする(膨らませる)」に進みました。

次回からは、緩衝材膨らませる編に突入です!
お楽しみに!

おまけ:気になる職種について

実は僕、仙台の会社でもオンラインでインターンをしておりまして(業種は全然違いますが)、先週仙台に行っておりました。
外を歩けば常に人がいる状態は久しぶりだったので、なかなか疲れました。
でも、僕はあのいろんな人間がわちゃわちゃしてる状態が意外と嫌いじゃありません。

仙台のインターン先は、起業志向・成長意欲の高い新卒学生と地方の成長企業をターゲットにしているので、自己分析サポートも行っています。
業務の合間に僕もやってもらいました。

改めて、人と話して言語化すると僕の将来のビジョンの解像度の低さが分かります(笑)
「おもろいことやりたい」→「おもろいこととは?=やったことないこと」
ふざけんなってくらい抽象的です(笑)

しかしながら、今までの人生で考えるのがつらくない、おもしろい、と感じたことって割と少ないなと気づきました。
それは「菌糸緩衝材づくり・シーシャづくり・友達などとの旅行計画・プレゼント選び」。

共通しているのは、
・自分で決断して取り組む必要がある
・うまくいったイメージが想像しやすい
・使う人や経験する人がいる            とかでしょうか。

以上から、僕は具体的に相手の性格などを考慮して、相手が喜ぶように工夫するのが好きなタイプなのかもしれないな、と感じました。
けっこう人の目を気にして生きてきたのも、相手のことを考えるうえでプラスに影響しているのかもしれません。

そんなことを思っていると、最近読んでいる本で刺さる1文がありました。「マーケティングはプレゼント選びと同じ」

確かに、マーケティングは基本的に顧客個人を徹底的に理解すること(N1分析)が大事です。これはプレゼント選びとよく似ています。

あっっさい知識ですが、こんなことがきっかけで気になっています(笑)
マーケティングについて、ちょっと詳しく調べてみようと思いました。
以上!




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