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怪しげに出来上がった瞑想イラストから、心の深部を覗けたら
見える瞑想、瞑想イラストが好きで
続けて実践しています。
今回で4作目。
過去作とその歩みはこちらにまとめてあります↓
何も考えずに、ただ遊ぶように、
線と瞑想者を描き入れてから
思いつくまま模様や形を描いていく。
意図が極限まで除かれるぶん、
本人の無意識やその奥のものまで
露わになってくる。
やればやるほど、
その奥深さに圧倒されるようだし
心に内包する宇宙らしい広がりに
触れている気がしてきています。
ペースはゆったりだけど
継続して楽しんでいます。
この記事では、
先日描きあがった瞑想イラストを
詳細に眺めてみて見えてきた、
思考の癖みたいなものを書き置いておこうと思います。
たぶん、心を深く見られているはず、
と願いつつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694481800093-OnSSoIgaCm.jpg?width=800)
怪しげな印象。
今回はとくに、
本当になんにも考えないまま、
ただ心地いい感じでスペースを
埋めていけた感覚があります。
にょろっとした枠線を描いたあと
最初に現れた瞑想者は、
てっぺんのこいつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694482416389-qL0iya8dns.jpg?width=800)
そこかから下に向けて
放射するように二本の点線が伸びていく。
なぜ点線なのかは後で納得することになる。
次に現れたのは
点々で浮かび上がる大きな丸。
![](https://assets.st-note.com/img/1694482979394-wNR3YT33ti.jpg?width=800)
なんとなく、真ん丸いものを
この位置に入れたくなった。
より綺麗な真ん丸を描くためには
細かい点を集めていくことで、
調整しながら表していかなくてはならない。
そんな気がした。
同じように、等間隔で空間を区切るための
「直線」を描くために、点々でじわじわ
進めていくのが有効だと気づく。
最初の大きく広がった二本の放物線は
そのための点線だったと思う。
普通の線で描いてしまうと、途中で調整がきかない。
それを恐れた?気もしてくる。
「微調整」が好きなのかな、と。
![](https://assets.st-note.com/img/1694483514642-Yqletprrvl.jpg?width=800)
細長く区切られた空間に、
小さな黒丸をそれぞれ並べてみたくなった。
この作業が心地よかったのは、
一つの黒丸を入れるたびに、
共通点を埋め込んでいる感覚があったから。
周りにある丸や模様によって
微妙に大きさと形が違っているスペースに
ある程度同じ位置に黒丸を据えることで、
レッテルを貼るみたいに共通するものを
見つけていく感覚。
(なんだかかなり微妙でわかりにくいことを
書いてる気がしてきました)
この「感じ」を翻って見てみると、
過去にアップした映画掘り下げの記事の書き方と
かなり似ていることに思い当たりました。
例えば、
SFの大作「メッセージ」を取り上げた時、
演出技法、宇宙人の特質、元になる理論の精密さ、
冒頭とラストの円環構造、サスペンス的面白さ、など
映画の中にある複数の素晴らしい要素をふまえて、
共通点を見出し筋道立てて文章にしていく「感じ」。
また、
以前いくつかアップした
「さんぽ日記」では、
道中を通して自然の中から浮かんでくるような
やはり共通点を見出して楽しんでいます。
ふくらみとか、
にょろにょろとか。
・・・
映画や自然を観察?分析?するときに
使っていた論理的な方法が
いみじくもこの瞑想イラストに現れているようです。
しかし破綻もある。
![](https://assets.st-note.com/img/1694499056696-bD1PtTyPxm.jpg?width=800)
黒丸の大きさがバラバラになってしまったのは
狙ってではなく、ほぼ失敗した印象。
キモいなあ、と思いつつ描いてました。
たまには論理に収まらないドロい部分もあるよね。
全体から見て左上にいる瞑想者からは、
![](https://assets.st-note.com/img/1694499215657-3Mm4Q9K4RH.jpg?width=800)
枝分かれのような点線が広がる。
カオスっぽいなあ、と感じつつ、
それを引き締めるために
両脇を黒丸で収めたイメージ。
なんとか論理で仕上げたいみたいだ。
なかでも気に入っているのはこの
下の部分。
![](https://assets.st-note.com/img/1694499366608-yXuWM0BmIN.jpg?width=800)
最初に書いた大きな丸に向けて
だんだんと拡大していくイメージ。
ここには点線による区分けはなくて、
ただ呆然と広がる感じになりました。
論理じゃない部分も欲しかったよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1694499496243-gQACGfwdZX.jpg?width=800)
最後に描いたのは、
真ん中あたりのくるっとしたスペース。
表紙絵にも使ったこの部分は
![](https://assets.st-note.com/img/1694499674604-tcOUuxfQnM.jpg?width=800)
全体を象徴できたらな、と思いつつ
埋めていきました。
論理と丸み。
その統合を目指してる。
はっきりと言い切れないけど
遠からず当たっている気がして。
・・・
こんな具合に
瞑想したことを言葉で解いていくのは、
本末転倒のような気もしてきますが
イラストという視覚を介在させてみると
案外、いいところまで迫っているのではとも
思えてきます。
怪しくて細かい内容になってしまいました。
でも自分の心を知っていくって楽しい。
そのプロセスが表せられててたら幸いです。
あなたはどう感じたでしょうか?
お読み頂き
ありがとうございました。
ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。