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物語る映画ポスター

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これは!と思った映画ポスターを集めました。 たった1枚で表される物語の想起性を重視しております。 海外のクリエイター様に感謝。
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#おすすめ名作映画

スコセッシの新作映画にあたって、過去の名作をポスターで振り返る(1995年〜)

たった一枚のポスターから 映画の見所や印象が蘇ってくる。 映画ポスターの魅力を ご紹介します。 マーティン・スコセッシ監督の新作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が 現在公開されています。 監督が撮った数々の名作を いま一度振り返ってみませんか? 個人的に大好きな映画監督の一人です。 どうぞご一緒に、 映画ポスターの想起性にあやかって しみじみと、鑑賞当時の感動を回顧しましょう。 前回は、 タクシードライバーから グッドフェローズまで取り上げました。 今回

スコセッシ新作に臨んで、過去の名作をポスターで振り返ると見えてきた凄さ(1976年〜)

たった一枚の画像から 映画の見所や印象を想起させる。 映画ポスターが好きです。 マーティン・スコセッシ監督の新作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が 公開されています。 至極当然、論を俟たず、当たり前に 観に行くのは言わずもがなで大前提なんですが、 監督が作り上げた数々の名作を いま一度振り返って その達人級の手腕に思い巡らし 改めて最新作に臨むというのも 悪くないんじゃないでしょうか? 個人的に大好きな映画監督の一人です。 どうぞご一緒に、 映画ポスターの

【物語る映画ポスター】七人の侍

映画ポスターが好きすぎて それのみで作品を紹介してみるという 特集記事です。 今回取り上げるのは 世界的にも大傑作と名高い こちらの作品。 2018年にBBCが発表した 「史上最高の外国語映画ベスト100」では 1位に選ばれています。 その他、各国の歴代映画のランキングでも とてもよく上位で見かけます。 多くの国で素晴らしいポスターが 描かれています。 洋題は「SEVEN SAMURAI」 ・・・そのまんまです。 公開は1954年。 年季を感じるポスターです。 モ

【物語る映画ポスター】バッファロー'66

映画のポスターだけを使って 作品を紹介していこうというシリーズです。 さんぽ気分でどうぞ。 今回ご紹介するのは、 フォロワーさんのwohsacさんに おすすめ頂いた、「バッファロー'66」です。 原案、脚本、監督、主演、音楽をすべてを ヴィンセント・ギャロが一人でこなしたという 個性むきだしのとんがった映画です。 すんごい面白かったです。 刑務所から出所したばかりの主人公が おしっこを我慢しながら あちこちへトイレを探すところから 始まります(笑 コメディチックで

【物語る映画ポスター】アメリカン・ビューティー

平凡なアメリカのとある家庭が 崩壊する様を鮮やかに描いた傑作です。 「アメリカン・ビューティー」とは バラの品種のひとつ。 本作では、この赤いバラが とてもうまく象徴的に使われています。 ケビン・スペイシーが演じる 42歳の中年男性が高校生の 娘の友人に恋をしてしまう。 ↑このポスターは、 彼の脳内映像として 作中で見事に美しく描かれるシーンの一部。 おっさんにとっての「バラ」は 官能の象徴です。 まさにこんな具合に、 目がバラで花畑になってしまうほど。 退屈な

【物語る映画ポスター20】スタンド・バイ・ミー

オレゴン州の田舎町キャッスルロックに住む 4人の12歳の男の子。 町から30キロも離れた山奥に あるものが隠されていると兄から盗み聞きをした 肥満児のバーン。 親には黙って、 そのあるものを見にいくため、 4人は旅に出る。 最初の橋を渡る。 30キロと言われた距離が、 もしかしたら50キロもありうる。 30キロ〜50キロがどれくらいか 調べてみると、 梅田駅から見ると 30キロ先に神戸駅、 50キロ先に明石駅くらい。 新宿駅からだと、 30キロ先に日野駅、横浜 5

【物語る映画ポスター19】エクス・マキナ

2016年のアカデミー視覚効果賞を 受賞した本作。 高度な人工知能を搭載された 美しい女性型ロボットのお話。 主人公は彼女が待つ密室へ、 人工知能ロボットとしての完成度を テストするために派遣された。 本作のポスターは、 彼女の「後頭部」を象徴的に 描いているものが多い。 この美しい女性型ロボットの思考は いったいどんな構造なのか。 本作の主題の一つであります。 頭の中はお花畑? とんでもない。 高精度に設計された思考システムは 危険であるが、 美しいとも言えるほどの 緻

【物語る映画ポスター17】クエンティン・タランティーノ監督

大好きな監督です。 今回は、映画のポスターではなく 監督自身がポスターになっている作品を 集めてみました。 記事でご紹介するために 素敵な映画ポスターを探していると ちょくちょく紛れ込んでくるんです。 監督がメインのポスターが こんなに沢山描かれているとは 驚きです。 彼の熱狂的なファンは ものすごく多いです。 タランティーノ警察なる方々も いらっしゃるようで ネットで下手な議論をすれば 間違いを正しにくることもあるのだとか。 彼にとっての武器は、カメラ。 独創性と創意

【物語る映画ポスター16】インセプション

他人の夢の中へ入ってアイデアを盗む。 本作は現実と夢の世界を行き来するSF映画です。 夢の中の夢、さらに奥まで進む。 ↑のポスターのように、 やや複雑な人物配置もありますが あらゆる仕掛けのおかげで わかりやすく楽しめます。 他人の夢の中はまさに迷路。 本作では「迷路」そのものが 重要な役割を持ちます。 ポスターにも「迷路」が描かれているものが 非常に多いです。 夢と現実という異次元をまたがっての 立場の違いをうまく表しています。 やはり迷路もある。 主人公が肌身離さず

【物語る映画ポスター15】007 スカイフォール

007シリーズは 素敵なデザインで仕上げられたポスターが 数多ありますが 今回はこちらの「スカイフォール」に絞って ご紹介いたします。 シリーズの中で一番好きな作品です。 冒頭の逃走劇シーンの最後、 ほんの少しのズレが、ジェームズ・ボンドを 落とすことになる。 007シリーズお決まりの、 オシャレなオープニングに入ります。 逃走劇→落下→音楽 までの流れが最高に鮮やかでしたね。 本作は、ジェームズ・ボンド自身の アイデンティティに触れて 深いテーマにまで入っていきます

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【物語る映画ポスター8】ウルフ・オブ・ウォールストリート

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【物語る映画ポスター5】リトル・ミス・サンシャイン

【物語る映画ポスター4】ゴッドファーザー

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【物語る映画ポスター3】トゥルーマン・ショー